作品情報
父の死を入口に、昭和の原風景と家族の記憶をたどる物語です。
講談社単行本として 2015 年に刊行され、のち講談社文庫化。講談社公式、好書好日、国際交流基金系資料で単行本 ISBN と内容を確認し、ISBN-10/ASIN を補完しました。
レビュー要約
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細やかな日本語と小さな生活世界の描写が評価されています。家族史の静かな歩みの中に、戦争や土地の記憶がにじむ点を読みどころとする反応があります。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2015-07-09
- ページ数
- 189ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062195720
- ISBN-10
- 4062195720
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
川の流れる東京の下町で生まれ、実直な文字職人として生きてきた父。しかし亡くなったあと、いままで信じてきた父の人生に知られざる横顔が覗き始めた!遠ざかる昭和の原風景のなかに浮かび上がる人の生き様。著者の実体験を元にした、自らと一族の来し方を見つめる旅の物語。 川の流れる東京の下町で生まれ、実直な文字職人として生きてきた父。しかし亡くなったあと、父の人生に知られざる横顔が覗き始めた!遠ざかる昭和の原風景のなかに浮かび上がる人の生き様。著者自らと一族の来し方を見つめる旅を描く新境地傑作。
長野まゆみ(ながの・まゆみ) 東京都生まれ。88年、『少年アリス』で文藝賞受賞。おもな著書に『テレヴィジョン・シティ』『鳩の栖』『ぼくはこうして大人になる』『レモンタルト』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『あのころのデパート』『ささみみささめ』『団地で暮らそう!』などがある。
レビュー
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絵画的な風景描写は素敵です。
「家族のルーツを巡る旅」とありますが、それほどでもなかった。 単に家族の昔ばなしくらい。 昔の懐かしい風景に思い巡らすような描写は絵画的で素晴らしかったです。 さすが長野まゆみ!と思いました。 物語としては現在と過去の日常を淡々と描いているような感じで、それが良いと思う人もいれば、つまらないと思う人もいると思います。 個人的には内容云々より、同じようなことを何度も繰り返して書いていることの方が気になりました。 また、ことあるごとに「今の若い人には分からないだろうけど」「今の若い人には想像もできないだろうけど」のような一言がついて、そこまでしつこく何度も書かなくてもいいのに…と思いました。 この作者は、他の作品でも同じようなことが増えてきていて残念です。
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微妙…
作者の家族の昔話は単につまらない。 題名と内容がかみ合ってないし。
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雰囲気はあるけど
好み的にはいまひとつ。 よく言えば淡々と、悪く言えばだらだらと、起伏無しに連ねただけって感じでした。 文体自体は割と好きなんで文章リズムは楽しみました
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原爆ものか・・・
これまで賞に恵まれなかった作家が、鏡花賞につづいて驚きの野間文藝賞だから、私小説が評価されたのか、と読んでみると、祖父が戦争中広島へ疎開していて父も一緒で、つまり原爆ものだったのである。原爆ものとなるとむやみやたらと評価される日本の病弊は相変わらずだ、と嘆息。
関連する文学賞
- 泉鏡花文学賞 第43回(2015年) ・受賞