日本の文学賞

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銀河鉄道の父

直木三十五賞

銀河鉄道の父

門井慶喜

宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く伝記小説。家業を継がず文学へ向かう息子を厳しく見守りながら、つい支えてしまう父の矛盾と愛情を軸に、家族の時間と創作の芽生えを重ねていく。

宮沢賢治親子家族伝記小説創作

作品情報

天才となる息子を、父は不器用な愛で見つめ続ける。

講談社から2017年に単行本として刊行され、のち講談社文庫にも収録された直木賞受賞作。文庫版公式書誌では旧版 ISBN として単行本 ISBN 9784062207508 が示されているため、受賞時の単行本を代表識別子として採用した。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2017-09-13
ページ数
408ページ
言語
日本語
サイズ
13.9 x 2.7 x 19.5 cm
ISBN-13
9784062207508
ISBN-10
4062207508
価格
2013 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。 賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。 地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。 父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。他の著書に『パラドックス実践 雄弁学園の教師たち』『屋根をかける人』『ゆけ、おりょう』、共著『決戦! 新選組』などがある。

レビュー

  • 親子の愛

    とても、面白く、作者も良き父親なのではないでしょうか。宮沢賢治のお父さんに視点を当てたとても素晴らしい本だと思いました。

  • 道楽息子

    宮沢賢治は、意外にも道楽息子であった。非常に興味深い内容ではあったが、宮沢賢治のあの優れた童話がなぜ生まれたのかの謎は、解けないままに終わったように思う。

  • 映画も素晴らしかったが

    映画を観てから読みました。 父親の心理描写が素晴らしい。 トシの姿もぐいぐい迫ってくる。 宮沢賢治をますます応援したくなりました。 ゴッホや村山槐多のように、惜しむべく夭折したけれど、その破天荒な人物像ゆえに、現世でしぶとくしたたかに生きられないほど、純粋で美しい魂の持ち主だったのだろうと思いました。 そして、近くで困惑しながらも支えた家族がいたことが分かりました。

  • 良書です。

    宮沢賢治の家族の愛を感じました。 感動の小説です。

  • 父は偉大

    宮沢賢治が好きな人には刺さるかもだけど、全く興味がない私としてはふーんという感じでした。 厳格だけど愛情深い父親の元、裕福な家庭に育ち、農業に専念するようになり、そのような環境で、現代ではほぼ神格化されるようになったのだろうと。 読み終えても宮沢賢治の偉大さはよくわからないけど、親の愛は無償ですね。

  • 内容が興味深い

    宮沢賢治の幼少の時からの成長過程が表れており、非常に興味深く、また面白く読ませていただきました。宮沢家の財産は、このように蓄積されたものと理解しました。

  • 丁寧で清潔

    図書館で借りて読んで感動したので、手元に置いておくための購入です。中古品なので心配していましたが、とても状態が良かったです。本を大切に扱っていらっしゃることが伝わってきます。また利用したいです。

  • 心地よい文章

    行間に想像の余地をたっぷりと含んだ、あたたかく心地よい文体だと感じました。

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