作品情報
雪に閉ざされた旧家で、密室と足跡なき殺人の謎が重なる。
立風ノベルス刊行作を加筆再編した講談社文庫版で、名探偵・二階堂蘭子の初期代表作のひとつ。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1999-07-01
- ページ数
- 599ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062646260
- ISBN-10
- 4062646269
- 価格
- 4950 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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1959年7月19日東京に生まれる。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。’90年に第1回鮎川哲也賞で本作品が佳作入選、’92年『地獄の奇術師』(現在、講談社文庫)を書下ろし単行本として上梓し、推理界の注目を大いに集める。その他の著作は『聖アウスラ修道院の惨劇』(講談社文庫)、短編集『ユリ迷宮』(講談社文庫)、全4部からなる大長編『人狼城の恐怖』(すべて講談社ノベルス)、氏の敬愛するJ・D・カーについての対談や随筆をも収録した作品集『名探偵の肖像』(講談社ノベルス)など多数。
レビュー
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怪奇要素とトリックの案分がいい
出版的には2作目ですがデビュー作より書かれた時期は先とのこと。 個人的には今までの読んだ著者の小説の中でベスト。 王道中の王道な設定。怪奇要素とトリックの案分。犯人と探偵の関係性。どれも好きです。 後期になればなるほど、だんだん猟奇というかスプラッタ要素が盛り込まれることが多く思われますが『吸血の家』ではそれが控えめなのも個人的には評価ポイントです。
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雰囲気が好き
この作者の作品に関して押し並べて言えることだが、警察の警護や監視が役に立った試しがないし、事件の全貌を見抜いてるはずの蘭子が取るべき予防策を全く取らないので、主だった人物は全て死んでしまいます(笑) その辺が歯がゆいのを通り越して、笑えるほどです。 でも、ある意味開き直っているほどの怪奇趣味的な雰囲気作りは私の好みです。 長いですが、一気に読めてしまうくらい面白いです。
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特に有りません
特に有りません
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傑作ここにあり。まさにもっと注目されるべき。
トリック自体がすごいというより、論理的に考えればこの方法しかない、という謎解きができる。読者参加型のだいご味がある。その一方で、怪奇さ、おどろおどろしさ、すべてがサービス精神と共に(?)盛り込まれていてファンを喜ばせてくれるような心意気を感じます。素晴らしい作品だと思います。
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習作なので...
著者の実質的なデビュー作だそうですが、これだけ書くことができれば、新人(当 時)としてはあまあでしょうか。しかし、長編を書くだけの筆力が未熟(とはいって もその後に成熟はしていないのですが)で、推理小説というよりも犯人当てクイズ 本を読んだような感じでした。 トリックで、テニスコートに犯人の足跡が無い件は、インチキ臭くてカタルシス は得られません。逆に丁寧に伏線を配した密室殺人はよろしかったかと。 なお、終盤にバタバタと人が死に、金田一耕助ばりに低い蘭子の殺人防御率はい ただけませんよね(人が死ななければ物語は盛り上がらないのでしょうが)。 また、地の文や会話文にやたらと!とか!?とかを入れる癖は初めからだったの ですね。編集者が注意しなかったことは不思議です。痛いあとがきには鼻白みま した。 さらに、仰々しい登場人物欄にて脇役まで並べ立てたのは笑いました。無能な黎人君 は「記述者」の称号だったのですね。トンデモ推理をドヤ顔で披露して、それを信じ た中村警部の阿呆さ加減と、蘭子から全否定された部分はまったくの無駄な件でした。
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もっと注目されてもいいのでは
「地獄の奇術師」は推理小説というよりも、猟奇的殺人事件を含む 2時間サスペンスドラマ的な内容でしたが楽しめました。 二階堂さんの小説はレビューを見ていても全体的に評価が低く、 好みが分かれるタイプの小説だと思います。 そんな中レビュー評価の高い本作を読みました。 足跡なき殺人事件が2件出てきますが犯人のトリックは 予想を裏切るもので非常に満足のいくものでした。 登場人物にさほど魅力は感じませんでしたが、推理小説としては一級品です。 読む価値があります。 なお舞台は昭和40年代です。
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いやな家
1995年に立風ノベルスとして出たものの文庫化。だいぶ書き直されているらしい。 二階堂蘭子シリーズの第2作。 犯人の足跡のない殺人というテーマに挑戦したミステリ。ただ、どのトリックもいまいち面白くない。独創的だし、説得力もあるのだが、なんだかアンフェアに感じられてならない。 雰囲気作り、小説としての面白さはなかなか。けっこう厚い本だが、すんなりと読めてしまった。
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普通
普通でした。
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