作品情報
『水魑の如き沈むもの』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。
『水魑の如き沈むもの』は、三津田信三の関心が凝縮された作品として読める。謎の気配と人間関係の緊張を積み重ね、真相へ向かう過程に濃い読み味を持たせたミステリー。
レビュー要約
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題材への向き合い方と文章の手触りを評価する声があり、作品の余韻や構成に注目されている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2013-05-15
- ページ数
- 768ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 2.8 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784062775250
- ISBN-10
- 4062775255
- 価格
- 1430 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と……奈良の山奥、波美地方の水魑様を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。 水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と…… 戦争からそう遠くない昭和の時代。刀城言耶、水魑様の謎に挑む。奈良の山奥、波美地方の水魑様を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。
レビュー
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気に入りました
大変素早く送っていただきありがとうございました。またお願い致します。
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程よく話が長い
やはり、いつものような二転三転する結末でした。
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ホラーミステリーの世界に誘ってくれた本
三津田氏の作品で最初に読んだ本でした。 初見だと、刀城言耶の昔からの知人への理解が追い付かない箇所もありましたが、 十分に楽しめると思います
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ネタバレしてしまう~
文庫では解説の光原百合さんが書いているように、シリーズ一番読後感が良かった。まさに大雨の後の晴れた空。なのでいつもの「どろどろ、ぞわぞわ、ねちゃねちゃ、ずるるぅ~」を期待すると空かされるかもです。 シリーズとしてはこれは異色作になるのか転換作になるのか。 例えばシリーズがこれからもこの「ちょいラブコメ」風味で続くとしたら、果たして私は購入を続けるのか。やはり迷う所ではありますが。 正一パートや「絵に描いたような悪人の悪人ぶり」はとても楽しんだからなあ… 星五つ。
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傑作シリーズ
三津田先生の傑作シリーズの新刊。 今回も凄いです。
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労作だが、「厭魅」の様な戦慄は味わえず
私は本シリーズの愛好者だが、本作のモチーフは龍神伝説とそれに纏わる儀式。奈良の盆地波美の中の東西に並んだ四つの村と各々の神社。そして、四つの村を南北に分断する深通川。村は西から順に開かれ、川の最西端は水源の沈深湖に繋がっている。全ての神社は持ち回りで沈深湖において、川の減水(氾濫時)、増水(雨乞い)を御神体「水魑」様に祈願する儀式を行なう。湖の西端には"流昇の滝"があると言う名前の凝り様。各神社の宮司は「神男」と呼ばれ、過去、度々儀式の際に命を落としたと言う...。 波美で絶対的権力を誇る最西端の水使神社の「神男」龍璽。水使神社の"一つ目蔵"には生きた「水魑」様が棲むとの噂さえおぞましい。また、沈深湖中には"水魑様の口"があって、神男を喰うとの噂も。"神"が持つ対極の属性「信仰と畏怖」の象徴であり、神社間の確執の暗示でもあろう。減儀と増儀との難易度の差異も伝奇・科学的に良く考えてある。そして簡潔に語られる13年前の増儀の際に龍璽の代役を務めた長男龍一の不可思議な死。更にこれを引き継ぐ形での、龍璽の養女左霧(神云櫛村出身!)の息子正一の回想談。幻想的な記述の中に、水使家・水魑様の秘密の奥深さと左霧一族の霊性が伝わって来る。泥女、鬼女、ボウモンと言った小道具の用法も巧み。ここで話は(作中の)現代に繋がり、刀城の眼前で起こる増儀の際の湖上密室事件。ここでも龍璽は代役に次男龍三を立てており、13年前の相似形。う〜ん、殺人と仮定するならば方法は「***」しか有り得ないのでは...。続いて起こる、「神男」龍吉朗・辰三の連続殺人と流虎襲撃事件...。 600頁近い労作であり、本格ミステリ的には良く出来ていると思うが、「厭魅」が与えてくれたゾワゾワする戦慄は味わえなかった。舞台設定、特に左霧を登場させている点を考慮すると、もっと禍々しい解決でも良かったのではないか。
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持ち歩きには重すぎた。
このシリーズはだいたい読んだので、すっかり慣れてしまいました。 怪しい村。しきたりがあって、怖い森やら山やら池やらの伝承がある。 殺人事件が続いておこり、主人公が推理しては違う、また、違う、で誰が残ってるの? もう、他にいないじゃないか。あ、そうきたのね。みたいな展開です。 今回は水バージョン。 満州から引き上げてくるところは人間が怖い、魑魅魍魎も怖い。 しかしながら、殺人事件が起こってからの一番悪いはずの男の悪さがなぜか感じられない。 ただ愚かなだけで、怖さがなかったです。 時々入る編集者との面白い?会話はなんだか無理があります。とってつけた感じ。 著者はこういう会話は苦手なんでしょうか。ところどころちょっと浅見光彦風になってしまいます。 お決まりコースで話が展開するので、絶賛するほどではないけれど このシリーズが好きでなんとなく楽しみに読んでしまう。そんな本です。 横溝正史っぽい雰囲気が好きな方はとりあえずどれか2冊くらい読んでみてはいかがでしょうか。 1冊目ホラー部分が嘘っぽくてしんどくても、2冊目クリアすれば、なんとなく新作を待ってしまいます。 後、この本はかなり分厚いので持ち歩きには不向きです。
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面白かったです。
刀城言耶シリーズは全て読んで来ましたが、今回もこれまでの作品に負けず劣らず面白かったです。 三津田作品らしく以前の作品とリンクするキャラが登場したりします。尺的にはシリーズ最長だと思います。毎度ながら最後の方で推理が二転三転するのが定番化しちゃってるので結末の衝撃度は回を重ねる毎に希薄になりつつあるのは仕方ないですね…。 個人的に祖父江偲は性格的に可愛くて好きなので、事件に深く巻き込まれない程度にこれからも登場させて欲しいです。 あと阿武隈川烏もキャラ的に面白くて好きなので事件を混乱させかき乱して欲しいですね。 次回作も期待大です◎
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- 本格ミステリ大賞 第10回(2010年) ・受賞