作品情報
背中に見える数字をきっかけに、偶然が必然へ変わっていく。
浅倉秋成のデビュー作。講談社BOX版で刊行されたのち、KADOKAWAから文庫化された。幸運値が見えるという設定を起点に、若者たちの行動と事件を結びつける長編ミステリー。
レビュー要約
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複数の人物の事情が絡み合い、張られた伏線が終盤へ向けて収束していく構成が読みどころになっている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2012-12-01
- ページ数
- 602ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062838207
- ISBN-10
- 4062838206
- 価格
- 2836 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
他人の背中にその人の「幸福度」が見えてしまう。本の背を指でなぞっただけで中身を記憶してしまう。毎朝5つだけ、今日聞くことになるセリフを予言してしまう。念じることで触れたものを破壊してしまう。そんな奇妙な能力を持ってしまった4人の高校生が、何者かの導きで出会った時、すべての“偶然”が“必然”だったことに気づく。 張り巡らされた伏線、それらがすべて回収された時、あなたは驚きとともに爽やかな感動に包まれる!
浅倉 秋成 関東在住。小説家。講談社BOX新人賞「POWERS」にて編集者全員一致で大賞を受賞。 N村 雄飛 イラストレーター、漫画家。『マッドドリーム・アンド・マジカルワールド』(黒乃翔著/講談社BOX)で挿画デビュー。主な挿画担当として『428 ~封鎖された渋谷で~』(北島行徳著/講談社BOX)などがある。
レビュー
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素敵
素敵なお話です。
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他の作品も読もう
「六人の嘘つきな大学生」がとても良かったので、同じ作家の作品をと手に取りました。 先に「六人の~」を読んでしまったので。。。 ん~。それなりに面白く話を途中でやめるとモヤモヤするので最後まで読みましたが、「六人の~」のロジックや背景が良く組み立てててあったのに比べて無理やり感とご都合主義がぬぐえなく、なんでこの能力なのか?というところなど。。。なんとなく無理やり読まされた感がします。 こちらが先に書かれたので、ここから「六人の~」までに成長があったってことですよね。そう思うとこの作品の大切さもわかります。
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一文一文がツボ
魅力的な登場人物たち、鮮やかな伏線回収、物語構成の巧さ、台詞の格好良さ、それらも最高なのですが、一番ぐっと来たのは「比喩表現」でした。 もう一文一文がツボです。たまりません。 今、一番新作を待ちわびている作家さんです。
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表紙と冒頭で決めつけてはいけない
試し読みで「背中に人の幸福度が数字としてみえる」主人公が面白そう、と思い購入。 様々な能力を持つ仲間があつまり何が起きるのかとわくわくして読み進めていくと、旅先で謎解きをする探偵のような展開になって行き「あれ?」と思ってしまいました。 面白い、面白いんだけれど思っていたのと違うというか。 表紙の学生服着た主役達が高校生という役回りで何かを起こしてくれるのかと思っていたので、ラノベのような中二な話を期待して読み進めたらハードカバーの探偵ものに近かったような印象。 「高校生」という設定に理由があり「能力」も最大限に話に組み込まれているんだけれど、舞台が旅先というのが(自分的に)魅力減でした。 話は伏線を上手くまとめており、小説として質は高く面白く読めました。1800円は高いかな。
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ドキドキが止まらない
登場人物の一人ひとりのキャラクターが立っていた。 その特殊能力を持った皆がいちように集まってくる時は何がこれから起こるのか楽しみで ドキドキが止まらなかった。 細かい描写や心情表現の巧みさは秀逸。個人的にはカジノシーンが大好きで溜まらない。 伏線の回収の爽快感を感じるために是非また読み返したい作品。
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爽やかに、鮮やかに
店頭で見かけた際、1800円?高っ!と思いました。 また、帯にある奇妙な能力を持った高校生四人という文言を見て ちょっと引いてしまい、よくあるタイプの痛い小説かなーと思いつつも 一か八かで購入したら大当たりというかすごく好みでした♪ ページをめくりながら、ワクワクしながら読み進めて ラスト間際は自然に笑みがこぼれてきました。 余韻というかまとめ方が、とても爽やかで まるで夏の夕立のあとのような幸せな読後感でした。 不思議な導きの元に集まった四人が、何のために集まることになったのか 互いに考えて調査していくうちに、一つの事件と ひとりの少女の哀しいお話の輪郭が浮き上がってきます。 それにまつわる陰謀的な部分や、その少女が悲劇に至る動機については やや弱いような印象もうけますが、普通の高校生と少女が解決しうる ギリギリのバランスを見極めてあるようにも思えます。 しっかりと考え抜いた伏線を丁寧に回収しつつ 平易な文章で綴っていくタイプの小説がお好きな方にはお薦めです。 生意気な事を言うようですが、作者自身がこなれて 熟成していく過程を追っていきたいと思える作品でした。 余談ではありますが、本大好き元気少女三枝のんが、本好きの親近感バリバリで 感情移入しまくりでお気に入りです(^_^)
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伏線の回収が見事
分厚さも気にならないくらいすっと読めました。 四人の視点が順番に出てくるのが面白いです。 なにより、伏線の多さと見事な回収はさすが浅倉さんだなと。 1800円は高めですが、買って本当に良かったと思っています。
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文字を追うことにワクワク出来た一冊
書店で平積みされていたジャケットに惹かれ千八百円という価格に戸惑いながらも購入したのですが、読了後の今はこの本を手に取って本当に良かったと思っています。 ストーリーも「僕」「俺」「私」「あたし」という四人の主人公による一人称による展開も何もかもが自分好みの一冊でした。 文体も読みやすく、比喩の表現もユニークでページを捲る手が止まりませんでした。 次の作品の発売も決定しているということなので、次回作も購入しようと思います。 久しぶりに文字を追うことにワクワク出来たので迷うこと無く星五つで評価したいと思います。
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