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親鸞 (上)

毎日出版文化賞

親鸞 (上)

五木寛之

五木寛之が浄土真宗の宗祖・親鸞の生涯を描く歴史長編。若き日の苦悩、流罪、民衆との出会いを通じて、信仰者である前に人間として揺れ動く親鸞像を描き出す。

親鸞仏教流罪歴史小説

作品情報

親鸞を新しい人間像として描く、信仰と歴史の長編小説。

新聞連載をもとに加筆された長編で、親鸞の歩みを歴史と人間ドラマの両面から描く。信仰の成立を、苦悩する一人の人物の選択として読ませる。

レビュー要約

  • 宗教者の評伝にとどまらず、乱世を生きる青年の物語として読める点が支持されている。平明な語り口で思想とドラマを結びつける一方、歴史小説としての大きな構えを好む読者に向く。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2009-12-26
ページ数
310ページ
言語
日本語
サイズ
13.7 x 2.3 x 19.4 cm
ISBN-13
9784062910002
ISBN-10
4062910004
価格
1225 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

新しき人間・親鸞を描く、渾身の長編小説! 混迷と激動の時代を疾走した巨人。その苦悩は、今の私たちと同じ悩みであり、その決断は現代の闇を貫く。数々の国民文学を生み出した著者が描く渾身の長編小説! 【講談社創業100周年企画】

【五木寛之・いつきひろゆき】 1932年福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮半島より引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊編ほか)で吉川英治文学賞を受賞。『青春の門』シリーズは総数2000万部を超えるロングセラーとなっている。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年にはそれまでの執筆活動に対して菊池寛賞を受賞。同年、英文版『TARIKI』はアメリカでブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれた。さらに04年には仏教伝道文化賞を授与された。代表作に『戒厳令の夜』『風の王国』『風に吹かれて』『大河の一滴』『百寺巡礼』など。小説のほか、仏教思想を背景とした音楽、美術、歴史など多岐にわたる文明批評的活動でも注目されている。

レビュー

  • 小説も面白いが挿画も良い。

    私の場合、挿絵の山口晃画伯の画集をz先に買って後から小説を買いましたが面白い。挿画との取り合わせが絶妙なので画集も買うことをお勧めします。

  • おもしろい

    おもしろい

  • プレザント。

    贈り物に使いました。よかったみたいでした。

  • 読みやすい

    口コミで友人の間に広まっています

  • お坊さん

    五木作品は、青春の門などで親しんでいました。 ですがこのお坊さんの生涯を描いた作品なのに、非常にエンターテイメント性が高くて 直ぐに読み切ってしまいました。 上巻がネットで無料配信というのも、入りやすかった要因の一つです。 不満はamazonでkindle用配信のみという点。 他のタブレットで読めるように配信してほしいのに。

  • 読みやすく理解しやすくおもしろい

    難しい本かなと思っていたがとてもわかりやすい文章で深い内容を表現しています。仏教含めて仏の世界に興味をもてましたし、登場人物たちの意見がすべて真理をついている印象です。

  • 親鸞

    物語のようで読みやすい。

  • 放埓者(ほうらつもの)の血が親鸞を造った

    浄土信仰を哲学化し完成させた親鸞(1173-1263)の波乱にとんだ人生を描く 大河小説(全6巻)の第一巻目。年齢で言えば生まれてから29歳ころまでを カバーする。宗教という堅苦しいテーマを扱っているが、著者は史実にとらわれず 親鸞の周りに魅力的な架空の人物を多く配置して伝奇小説的な楽しさもある。 父親が出家し母親も亡くなったため、忠範(ただのり、親鸞の幼名)は弟二人と ともに伯父の家にやっかいになっている。肩身が狭くこころのなかは鬱屈。 ・・しかし、八歳の忠範は、自分でもいやになるくらいに老成したところがあると ひそかに思っている。周囲には子供らしく、無邪気にふるまって見せてはいるが、 それはつとめてそのようにしているだけのことである。 物心ついたときから、そうやってきたのだ。・・ やがて忠範は貧しい河原者たちと知り合いその生活に惹かれていく。 放埓者とそしられた祖父日野経尹(つねまさ)の血が忠範のからだの中で騒いで いるのかもしれない。(もっともこの巻では祖父がどんな無茶な放埓者だったかは 描かれていない。後の巻に出てくるかも。) 縁あって9歳で慈円(愚管抄で有名。後に天台座主)から得度を受け名を範宴 (はんねん)にあらためる。12歳で比叡山に入り堂僧として修業の毎日。 19歳のとき、念仏ひとつで誰もが救われるという法然の講話を三度聞きにいくも 理解できず。29歳で修業に行き詰まり、煩悩にも悩まされる。 (玉虫という官能的な女性、紫野という清楚な女性が登場。) とうとう比叡山を離れる決心をしたところで一巻はおわり。範宴は29歳になっても まだおのれの進むべき方向は見えていない。暗中模索である。

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