日本の文学賞

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小旋風の夢絃 (講談社文庫 こ 89-1)

小説現代長編新人賞

小旋風の夢絃 (講談社文庫 こ 89-1)

小島環

春秋末期の衛国で、盗掘を生業にする少年小旋風が、華麗な琴をめぐってのし上がろうとする歴史長編。

古代中国権力野心群像劇

作品情報

第9回小説現代長編新人賞受賞作。応募時タイトル「三皇の琴 天地を鳴動さす」を改題・加筆して刊行された。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2017-04-14
ページ数
331ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.3 x 14.8 cm
ISBN-13
9784062936552
ISBN-10
4062936550
価格
281 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

●中国春秋後期の衛(えい)国。15歳の孤児である小旋風は盗掘を生業とする養父に育てられた。彼はいつものように王侯貴族の墓を掘り起こしている最中、数百年前の少女の亡骸を発見する。さらに驚くべきことには、その遺体は伝説の楽器と思しき華麗な琴とともに横たわっていた。それには金銀宝石よりも高く売れる可能性を秘めていると小旋風は直感する。持ち前の弁舌を駆使すれば一攫千金も夢ではないと目論んだ彼は、富裕層のいる都へと旅立つのだったが……。

レビュー

  • 帯にビッグネームがずらずら並んでいたので

    花村萬月までほめているから、知らない作家でも期待して買いました。退屈はしないけれどのめりこんで食事中も読むほどではなく、読後感は悪くないけど続編が書かれたら買おうかというほどでもないという、そこそこの面白さでした。これは作者がどうこうというより、読者である私が年を取り、もうこういうファンタジーめいたお話に胸をときめかすことができなくなったせいだと思います。10代、20代の人に良い本ではないでしょうか。

  • 物語の展開に引き込まれる、力強く艶のある作品

    最初から最後まで、息つく間もないほど勢いのある作品。序盤から生死をかけた緊迫感溢れる展開で、読み進めていくと、その時代にいるかのように引き込まれる。物語の世界観、表現や構成が緻密で安定している一方、読後、少し刺激が足りない…という印象。 もう少しずっしり重いところがあっても良いのかもしれない。次作にも期待したい。

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