作品情報
子どもたちの視線が、淀川の景色をそのまますくい上げる。
講談社から2021年に刊行された初の小説集。表題作では児童養護施設に暮らす子どもたちの日常を、著者の小説第一作「膨張」とともに収録している。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2021-06-01
- ページ数
- 178ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.6 x 1.7 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784065225158
- ISBN-10
- 4065225159
- 価格
- 1600 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
第一詩集で中原中也賞を受賞した注目詩人による、初めての小説集。 児童養護施設に暮らす小学5年生の集(しゅう)。園での年下の親友・ひじりとの楽しみは、近くの淀川にいる亀たちを見に行くことだった。温もりが伝わる繊細な言葉で子どもたちの日々を描いた表題作と、小説第一作「膨張」を収録。
1987年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて発行。2019年、同詩集にて第24回中原中也賞を受賞。著書に『する、されるユートピア』(青土社)。本書が初の小説集となる。
レビュー
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素晴らしい小説
新人賞選考委員の保坂氏が涙したと話題になりましたが、その気持ちがよくわかる。安い感動とかではなくて。 描写のひとつひとつを味わっていると、心の中に降り積っていくなにかがあって、臨界点に達すると、ぐっと目頭が熱くなる。 ものすごくよい小説です。
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良い。
関西弁で語られるのが読んでいて小気味良くて良かったです。
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子供時代のピュアさ
私の感想文がRTされて私の中でちょいバズったので印象に残ってます☺️大阪を舞台にした子供の章とこの作者のデビュー作が収録されてるみたいです 語り口にリアリティーがあり自分がその場にいるような感覚、情景が頭に浮かぶそんな本でした
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読みづらい
他の方の意見にもあるように、文章や言葉自体を楽しむセンスのない私には、物語のプロットがわかりにくくて、読むのが大変でしたし、読後感もあまり良くなかったです。
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たぶん一番。
言葉がなんて豊かなんだろう。 一生の本になります。ありがとう。
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こらあかんわ
難儀やなー。改行もせんと何しとんねん、自分。ちゃんと改行しまひょと学校で習わへんかったか?目がしょぼしょぼしてくるさかいに。 こんな感じですかね?
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一文字も逃したくない美しさ
表題作と「膨張」の2篇。どちらも素晴らしかった。ぐはーってなるやつです。打ちのめされる感じの。詩の調べのように流れていく文章なのに、目線はばらばらに飛び交っていて不安にさせられる。一時も目が離せない気持ちで読み進めるが、ふとしたところで立ち止まり、心を持っていかれそこから読めなくなってしまう。「膨張」のラスト数ページは近年の文学史に遺るような名シーンではないだろうか。追いかける、壁にこすりつける手、玄関の段差、囲っている内部、膨張。とにかくすごい。ぜひ体感してみてほしい。
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買いかもしれませんが・・・。
起伏のないあらすじであるので、地の文と会話文の境を低くした、関西弁を織り交ぜた文体であったり、小道具や視点に暗示された機微であったりをおそらくは楽しむ作品だと思われますが、個人的には読み通すのがきつかったです。
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