日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
余命一年、男をかう

島清恋愛文学賞

余命一年、男をかう

吉川トリコ

節約を何より大事にしてきた40歳独身の片倉唯が、がん宣告をきっかけに、病院で出会ったピンク頭のホスト・瀬名と奇妙な関係を結んでいく恋愛小説。余命を前にした生の手触りと、金銭感覚や家族関係の揺れを軽やかに描く。

恋愛がん家族お金自己決定

作品情報

余命宣告を受けた唯が、ピンク頭の男との奇妙な関係を通して人生を組み直していく。

講談社から2021年に刊行された吉川トリコの長編。節約と孤独を抱えた40歳の女性が、病院での偶然の出会いをきっかけに、自分の生き方と欲望を見直していく。

レビュー要約

  • 余命宣告と恋愛を軸にしながら、主人公の価値観が少しずつほどけていく過程や、家族の事情が後から効いてくる構成が支持されている。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2021-07-16
ページ数
322ページ
言語
日本語
サイズ
12.8 x 2.3 x 18.8 cm
ISBN-13
9784065238141
ISBN-10
4065238145
価格
800 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。 趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭の、どこからどうみてもホストである男が現れ、突然話しかけてきた。 「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。 この日から、唯とこのピンク頭との奇妙な関係が始まるーー。

1977年生まれ。名古屋市在住。2004年「ねむりひめ」で「女による女のためのR-18文学賞」第3回大賞および読者賞を受賞。同年、同作が入った短編集『しゃぼん』にてデビュー。『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』はドラマ化された(『グッモーエビアン!』はのちに映画化)。その他の著書に、『少女病』『ミドリのミ』『名古屋16話』『光の庭』『マリー・アントワネットの日記Rose』『マリー・アントワネットの日記BLeu』『夢で逢えたら』など多数。

レビュー

  • 本好きにはいいかもしれない

    こういう世界もありかと思う、人間は複雑、簡単にいい人悪い人は決められない。

  • テンポよく進む展開で一気に読み終えました

    結末は何となくありきたり(?)で少し拍子抜けしましたが 自分も主人公の唯の設定と少し近いので彼女の思考回路など、色々と共感できました。 リューマみたいな男性と出会えて、彼女はラッキーでしたね。

  • 面白かった。

    良かった

  • 人生何が起こるかわからない

    人生何が起こるかわからない 自由に自分に賭けてみるのも幸せなのかも

  • 40代独身なら色々と共感できる本

    最初はおもろしかったですが、後半はちょっと陳腐な感じでした。

  • 面白かった

    テンポが良く一気に読めた

  • 原作を読んで映画をどうぞ~

    なぜか 遅い配送でした こんなこともあるんだと わかりました 映画では、どう描かれるか楽しみができました😊

  • 人間観察の緻密さ

    読み応えありました。 主人公の生きにくさに共感しました。上司の課長のキャラ設定が男として身につまされました。

関連する文学賞