島清恋愛文学賞
しまきよれんあいぶんがくしょう
白山市出身の作家・島田清次郎を顕彰し、恋愛小説を対象として平成6年に制定された文学賞。平成23年度で終了した。
- 創設年
- 1994
- 主催
- 白山市
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 選考
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 7〜8月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
島清恋愛文学賞は、1994年に石川県美川町の町村合併40周年を記念して創設され、白山市を経て2014年からは金沢学院大学が運営を継承する恋愛小説を対象とした日本の文学賞。受賞者には正賞として賞状、副賞として50万円が贈られる。
賞品
- 主賞品
- 正賞として賞状、副賞として50万円
- 賞金
- 500,000円
関連の賞
- 島清ジュニア文芸賞
- 白山市ジュニア文芸賞・島清部門
公式情報
https://www.city.hakusan.lg.jp/bunka/bunkashinko/1002528/1002681/1002694/過去の受賞者
アウトレットモールで働く女性が、恋愛、仕事、親の介護、自分の将来の間で揺れながら生活を立て直していく長編小説。
自分の人生を回しながら、誰かとの関係も回していく。
『風が吹いたり、花が散ったり』は朝倉宏景の作品で、受賞対象として記録されている。書誌データベースで単行本またはそれに準じる刊行形態の識別子を確認できた。
受賞記録から読む、朝倉宏景『風が吹いたり、花が散ったり』の輪郭。
『ロゴスの市』は乙川優三郎の作品で、受賞対象として記録されている。書誌データベースで単行本またはそれに準じる刊行形態の識別子を確認できた。
受賞記録から読む、乙川優三郎『ロゴスの市』の輪郭。
『美しい距離』は山崎ナオコーラの受賞対象作品。Amazon JP、NDL Search、Google Books で単行本・文庫・短編集としての識別子を確認できなかったため、掲載誌や募集結果の情報とは切り分けて扱う。
受賞記録から読む、山崎ナオコーラ『美しい距離』の輪郭。
臣女は、吉村萬壱による受賞・候補作品。賞の記録で作品名は確認できるが、Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で同名の単行本・文庫・短編集として確実に対応する書誌を確認できなかったため、雑誌号や応募原稿の識別子は採用しない。
臣女をめぐる確認済み情報を、受賞作データとして整理する。
感染症の最前線で働く国際機関の医師・佐伯志帆子を主人公にした医療恋愛小説。仕事では強く冷静な彼女が、恋愛では奔放で危うい顔を見せる。
医術の神の名を冠した物語が、命と欲望、仕事と恋の境界を描きます。
人と人の出会いが残す一瞬の揺らぎを描く小説。淡い感情の動きと生活の手触りを通じて、心が変わる瞬間を静かにすくい取る。
たまゆらは、あさのあつこの視点から題材の核心をたどる受賞作である。
三十二歳の画家が、好きになってはいけない相手への思いにのみこまれていく恋愛小説です。恋の切迫感、嫉妬、孤独、その先に残る微かな希望を、白という色のイメージに重ねて描きます。
白いしるしは、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。
作家・林芙美子をモデルに、戦時下の南方での従軍、創作、秘めた恋を描く長編小説。史実と虚構を交差させながら、戦争に閉じ込められた女性作家の欲望と孤独を追う。
戦争の南方で、作家の言葉と恋が逃げ場のない熱を帯びる。
芳子と周也の関係を軸に、信じたい気持ち、依存、罪、逃避が絡み合う恋愛小説。幸福へ向かうはずの選択が、二人を戻れない場所へ追い込んでいく。
信じることと逃げることが重なったとき、恋は雨の底へ沈んでいく。
『ダブル・ファンタジー』は、夫の支配に息苦しさを覚える脚本家の奈津が、性愛と創作の衝動を通して自分の生を取り戻そうとする長編。
自由を望む身体と言葉が、家庭の外へ奈津を押し出していく。
『三月の招待状』は、離婚パーティの招待をきっかけに、学生時代から続く男女の関係が揺れ直す連作長編。年月を経た友情と恋愛のずれを描く。
招待状は、終わったはずの関係をもう一度動かし始める。
四十五歳の翻訳家・柊子、十五歳の美海、そして周囲の女性を惹きつける夫をめぐる長編恋愛小説。所有したいという願いと、不在まで受け入れようとする愛が、知性と官能のあいだで揺れる。
存在も不在も望む愛が、恋愛の輪郭を静かに歪ませていく。
花屋を営む慈雨と、古い家に暮らす予備校講師の栄が、人生の後半に出会い、金をかけない時間を豊かな恋に変えていく。死を意識する年齢の恋を、軽やかで濃密な会話と日常の手触りで描く。
人生の後半に始まる恋は、質素な時間を二人だけの天国に変える。
『眠れぬ真珠』は石田衣良による作品。受賞対象として扱われた作品で、物語や論考の中心となる題材を通じて作者の関心が示される。
石田衣良の『眠れぬ真珠』。
『リサレクション』は有村かおりによる作品。受賞対象として扱われた作品で、物語や論考の中心となる題材を通じて作者の関心が示される。
有村かおりの『リサレクション』。
強く惹かれ合う男女の関係を、恋愛の幸福だけでなく執着、孤独、選び取る痛みを含めて描く長編小説。小手鞠るいの恋愛小説らしい率直な感情の動きが中心にある。
欲しいと願う気持ちの奥に、恋の孤独と覚悟が見えてくる。
石を売るアルバイトをする青年を中心に、出会いと恋の揺れを描く青春純愛小説。目に見える石の手触りと、言葉にしにくい感情の重さが重ねられている。
手のひらの石のように、恋の思いもまた重さをもって残る。
漂うように生きる青年・潤一と、年齢も立場も異なる女性たちの関係を連作的に描く恋愛小説。ひとりの男の輪郭が、女性たちの語りから浮かび上がる。
潤一という男の姿が、女たちの時間のなかに浮かぶ。
結婚七年目の夫婦が、平穏な生活の不足感と別居をきっかけに、恋愛と結婚の意味を問い直す長編。離れることで見えてくる夫婦の距離を描く。
夫婦であることと恋をすることの間で、ふたりの心が揺れる。
感覚や感情を失っていく病を抱える女性と、彼女をめぐる愛の時間を描く長編。喪失へ向かう身体と、いま愛することの切実さが重なる。
失われていく感覚のなかで、愛の現在だけが強く光る。
ひとりの男性をめぐり、複数の語り手がそれぞれの記憶と感情を差し出す連作小説。語られるたびに人物像が変わり、愛と理解の不確かさが浮かぶ。
語り手が変わるたび、彼の姿も愛の意味も揺らいでいく。
北海道の漁村を舞台に、昆布漁の家へ嫁いだ女性の人生と、夫の弟への激しい恋、その後の世代へ残る影を描く長編恋愛小説。土地の気候、家族、欲望が濃密に結びつく。
凍てつく海辺で、ひとりの女の恋が家族の運命を揺らしていく。
奔放に生き、多くの女性を魅了した男・高瀬秋生の突然の死を起点に、彼に関わった五人の女性たちの人生が語られる長編。失った相手を通じて、それぞれが自分の道を見つめ直す。
ひとりの男の死が、五人の女たちの人生に静かな波紋を広げる。
自分自身の殺害を暗殺エージェンシーへ依頼した女性・律子を描く官能ホラー。殺害方法や暗殺者の好みは聞き入れられるが、いつ男が来るかは知らされないという設定が、不安と欲望を強く結びつける。
自分の死を依頼した女は、いつ来るかわからない男を待ち続ける。
『ソング・オブ・サンデー』は、藤堂 志津子による恋愛小説。日曜日の歌のような余韻をまとわせながら、人と人の距離と愛情の揺れを描く。
ソング・オブ・サンデーは、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。
『詩小説』は詩と小説の境界を行き来する実験的な作品。歌謡的な言葉の感覚と物語性を組み合わせ、人生の情景を描きます。
『詩小説』は、詩を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。
『求愛』は、島清恋愛文学賞の受賞作で、人を求める感情と関係の揺れを描く恋愛小説です。
『求愛』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。
『桜雨』は、坂東眞砂子による文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。
『桜雨』は、坂東眞砂子の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。