作品情報
食べることへの温度差が、三人の関係に不穏さを生む。
講談社刊。仕事と食事の距離感を通して、相手を思いやることの難しさを描く。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2022-03-24
- ページ数
- 162ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 1.6 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784065274095
- ISBN-10
- 4065274095
- 価格
- 1200 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
第167回芥川賞受賞! 「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」 心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。 職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。 ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。
1988年愛媛県生まれ。立命館大学部文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞し、デビュー。著書に『犬のかたちをしているもの』『水たまりで息をする』(ともに集英社)がある。
レビュー
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★4
★5だと何となく負けた気がする 誰も悪くないけどみんな悪いみたいな感じ
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社会にはびこる理不尽の詰め合わせ?
タイトルに比べて内容は現実世界の、特に社会的なアレコレのドロドロとしたものを煮詰めたような内容…ネタバレ出来ないからハッキリ言えないけどwこの薄さで煮詰まったドロっと感を詰め込んだのは凄い。
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面白いです
短いですがえぐくてよいです
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ホラー
こんな会社で働きたくない。無能の極みの揃い踏み。 「私も片頭痛もちなんで、頭痛薬常備してるんです。どうぞ」って笑顔で薬あげてみたらいいんじゃ。 「平日にお菓子作るぐらいなら、ゆっくり静養して頭痛を治してくださいね」って言って、お菓子作りを封じたらよくないですか? 「ウィルスが怖いんで、手作りはいただけません」と断ればいい。コロナを経て、その断り文句は至極真っ当に受け入れられるでしょう。 あー、恐ろしい本を読んでしまった。おもしろくて一気読みしたけど、めっちゃホラー。この世の地獄。こえー。
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どこにでもある職場に潜む違和感
おいしいごはんが食べられますようには、日本のどこにでもありそうな職場の風景を描きながら、その内側にある微妙な緊張を浮かび上がらせる。 平凡で、競争はないはずなのに、嫌がらせや小さな小競り合いは存在する、何を生み出してるのか、ひょっとすると何も生み出さない組織。そんな小さな社会の中の苛立ち合戦を淡々と描く。 長い年月のなかで人はそうした空気に懐柔され、少しずつ目線を変えながら生きていく。その組織から離脱して新しい居場所を探したりもするが、最終的にいつかは、理解できない相手にも、嫌々ながら歩調を合わせるようになる。 読後、登場人物たちのその先を考えていると、今の自分と重なっていた。 はっきりと分かりやすく終わる物語ではない。読み終えたあと、さらに1つの味が待っている。
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狂気を感じました。
近年の芥川賞の作品を色々読んでいますが、なかなかの秀作でした。 「コンビニ人間」似ている感じがします。 これぞ文学といったようなだらだらした情景描写や感情描写もなく、 シンプルな文体でスラスラ読めました。 それでも一種の狂気の様なものをかんじます。 面白かったです。
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誰しもがどちらかなのかも…
子供に薦められて読みました。 最初はあまりにも平凡で流し読みしてたのですが、終盤につれてちょっと待って…という気持ちになりました。 正しいとか正しくないではなく、弱い人が勝つ!的なことが回収されていくお話なのかな? 生きてる中で強き弱者にたくさん出会ってきたかも、いや、今も出会ってる…と。 ただ弱いだけじゃなく、そこには無自覚と素直さがないと、本物の弱者にはなれないと思いました。 私に至っては素直さがないので、強き弱者にはなれそうもない。 ただこの上手く言葉に出来ない心の中を、ちゃんと拾いあげてくれて、だからおもしろい!
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すぐ読めた
すぐに読めた。題名と違って皮肉な話である
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