日本の文学賞

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どうしようもなく辛かったよ

小説現代長編新人賞

どうしようもなく辛かったよ

朝霧咲

中学生の若菜を中心に、部活の空気や仲間との関係が揺れる卒業までの日々を描く青春小説。

中学生部活青春卒業友情

作品情報

「特別になりたい」少女たちの、卒業までの痛みと輝き。

第17回小説現代長編新人賞受賞作。2023年に講談社から『どうしようもなく辛かったよ』として刊行され、中学生たちの閉塞感と揺れを繊細に描いた青春小説として読まれている。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2023-09-22
ページ数
200ページ
言語
日本語
サイズ
14 x 2 x 19.5 cm
ISBN-13
9784065328224
ISBN-10
4065328225
価格
1400 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第17回小説現代長編新人賞受賞作 受賞時高校三年生。現在大学一回生。 選考委員絶賛! 一つずつの感情を丁寧に掬い上げて、かつ容赦なく紡いである。 ――朝井まかて 最後の場面に、時を超えて自分の中学生時代を思い出しました。 ――中島京子 若さの身勝手さ、残酷さ、幼さゆえの気取りまでをストレートに描ききっている。 ――凪良ゆう 思想があると感じさせられる。 ――宮内悠介 この物語には、心に突き刺さる得難いセンスがある。 ――薬丸岳 青春の輝きとそこにのびる影、苦み 「特別になりたい」「ルールを破りたい」少女たちの卒業までの日々が、始まった。 あらすじ 「特別になりたい」と願う中学生の若菜は、日々、バレー部での練習に明け暮れていた。しかし三年生になると、顧問の異動によってチームは大きく動揺してしまう。若菜の「ある提案」によって落ち着きを取り戻したチームは、最後の大会へ向かうのだが――。 夏から、少女たちは「それぞれの最終学年」に直面することになった。学業優秀な真希、学校を休み続ける愛美、裏と表をうまく使い分ける桜、ルールから逸脱することができないくるみ。部活というつながりを失った少女たちが隠してきた本心、我慢してきた関係性。少女たちの卒業までの日々が、始まった。

2004年愛知県生まれ。本作で第17回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。受賞時高校3年生。その後受験を経て現在京都大学に通う。

レビュー

  • 深く考えさせられる衝撃作

    とびっきり仲がよさそうに見える女子バレー部。 その内幕は想像を絶する危うさを孕んでいました。 中学生のむき出しの感情が グサグサ刺さる連作短編集ですね。 視点が変わるごとにメンバーの人物像が クリアになっていくのですが、後半では 心の奥底で蠢くものに戦慄さえ覚えました。 創作にありがちな優しさより、 現実の厳しさをあえて描き込んでいる印象。 いい話になんてしない。 感動なんてさせてやらないという 著者の覚悟を見た気がします。 爽やかとはほど遠い異色作ですが、 気づけば私もその黒光する魅力の虜でした。 (対象年齢は13歳半以上かな?)

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