日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
円かなる大地

大藪春彦賞

円かなる大地

武川佑

戦国期の北の大地を舞台に、アイヌのシラウキと蠣崎氏の娘・稲姫が、和人とアイヌの争いを和睦へ導こうとする歴史小説。

アイヌと和人和睦戦国時代北の大地歴史と対話

作品情報

和人とアイヌの和睦をめざし、北の大地を駆ける二人の物語。

人喰いクマから稲姫を救ったシラウキは、彼女を蠣崎氏の居城へ送り届けるが、その出会いは和人とアイヌの戦の引き金となる。二人は和睦の仲介を担う安東氏のもとを目指し、各地の協力者とともに「とこしえの和」を実現しようとする。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2024-10-02
ページ数
400ページ
言語
日本語
サイズ
13.4 x 2.8 x 18.8 cm
ISBN-13
9784065366844
ISBN-10
4065366844
価格
2695 JPY
カテゴリ
本/人文・思想/文化人類学・民俗学/アイヌ

【第27回大藪春彦賞受賞作】 恨むな。憎むな。あらゆる声へ耳を傾けよ。そして――とこしえの和をなせ。 時は戦国、北の大地。謎多きアイヌの壮年・シラウキが人喰いクマの襲撃から助けた少女はなんと、蠣崎氏当主の娘・稲姫だった。礼として居城に招かれるが、それが思わぬ和人とアイヌの戦の引き金を引いてしまう。 稲は己の無知が招いた惨状を目の当たりにして、和睦には自ら打って出ることを決意する。 一方シラウキも稲姫の姿に心打たれ、少年期の惨劇の清算を和睦へと託すのであった。無頼の女傑、女真族、恐山の怪僧……二人は心強い協力者とともに和睦の中人となりうる出羽国・安東氏のもとへ向かう。 果たして二人は、「とこしえの和」を実現することができるのか。 いま最も注目を集めるヒストリーテラーが贈る、乾坤一擲の本格歴史エンターテイメント。

武川佑(たけかわ・ゆう) 1981年神奈川県生まれ。立教大学文学研究科博士課程前期課程(ドイツ文学専攻)卒。書店員、専門紙記者を経て、2016年、「鬼惑い」で第1回「決戦!小説大賞」奨励賞を受賞。甲斐武田氏を描いた書き下ろし長編『虎の牙』でデビュー。同作は第7回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞。2021年、『千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女』で、第10回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。その他の作品に『落梅の賦』『かすてぼうろ 越前台所衆於くらの覚書』『真田の具足師』がある。

レビュー

  • おもしろい

    おもしろい。読み進めるうちにぐいぐい引き込まれていった。

関連する文学賞