てまりのナゾほどき帳 出島と秘密の紅い石
鎖国下の江戸時代の長崎を舞台に、十三歳の少女てまりが古手屋に持ち込まれたはんてんに隠された紅玉を見つけ、出島をめぐる謎を追う児童向けの歴史ミステリー。異国への憧れと身近な暮らしのなかで、てまりは父とともに事件の手がかりを探していく。
作品情報
古手屋に持ち込まれたはんてんの裏から現れた紅玉が、てまりを出島の謎へ導く。
第65回講談社児童文学新人賞受賞作『古手屋てまり 長崎出島と紅い石』を改題し、加筆・修正して刊行した作品。鎖国下の長崎で父と古手屋を営むてまりは、季節外れのはんてんから紅玉を見つけ、出島に関わる出来事の謎をたどる。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2025-07-17
- ページ数
- 224ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 1.9 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784065398449
- ISBN-10
- 4065398444
- 価格
- 1980 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
\第65回 講談社児童文学新人賞受賞作/ 舞台は鎖国が続く江戸時代の長崎。 異国にあこがれる少女てまりの、ひと夏の青春ミステリ冒険譚! <あらすじ> 13歳の少女てまりと父が営む古手屋(古着屋)に、ある夏の日、はんてんが持ち込まれる。 季節外れの商品なのに、持ち込まれた翌日、はんてんは高値で売れてしまう。 それからしばらくして、また同じようにはんてんが持ち込まれた。 気になったてまりが、裏側のあて布をほどいてみると、なかから出てきたのは紅玉(ルビー)だった――。
レビュー
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夏休みの読書感想文にもいいかも!
江戸時代の長崎、子ども達が生き生きと描かれていて親しみやすい。長崎弁なのかな?九州の方言が会話の中に盛り沢山で、それもまた興味深い。私のお気に入りは風景の描写が丁寧なところ。文章なのに映像で見ているような感覚になります。
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驚きと楽しさがたっぷり詰まった作品
時代物は取っつきにくいって 思い込んでいましたが、大間違いでした。 笑いあり、涙あり、そして冒険あり! とびきりのワクワクが詰まった物語です。 これは13歳のお仕事小説でもありますね。 舞台は鎖国下の長崎。 異人の気配が漂う町で、好奇心旺盛な少女が 特技を活かして目いっぱい躍動します。 ビックリした~。 子どもが普通に働いている 江戸時代の当たり前が新鮮すぎる! しっかり者の主人公が どこか頼りない父を支えるさまに、 たまらないおかしみがありましたよ。 ちょっと抜けてる生真面目少年や、 正義感あふれる少年の振舞いにも 笑みがこぼれまくりでした。 愉快、爽快な子どもの世界。 とどまることを知らないその勢いは、 時代の枠を軽々と越えますね。 子どもを子ども扱いしないお医者さまも 魅力の塊でしたよ。 この先生の言葉はまさに名言の宝庫。 生き方にも尊さがあふれていて、 一挙手一投足に釘付けでした。 さらにさらに、女の友情も注目ポイント。 魅力を挙げていったらきりがありませんね。 機転のきく少女はどんな陰謀に巻き込まれるのか? そして、いかにして運命を切り開くのか? ぜひ手に取って彼女とともに 自分の世界を広げてほしいと思います! (対象年齢は11歳以上かな?)