書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2000-08-18
- ページ数
- 216ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784087472301
- ISBN-10
- 4087472302
- 価格
- 682 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
北海道でヒグマに襲われた動物写真家・吉本を救ったのは、クマを自在に操る能力を持つ謎の女だった…。野生のヒグマと人間の壮絶な戦いを描く、第10回小説すばる新人賞受賞作。(解説・阿刀田高)
レビュー
-
熊谷達也の原点がここにある
人間と野生動物の共棲がいかに難しい時代になったのか、つくづく考えさせられました。 彼らの縄張りを荒らしているのは人間です。しかし被害が出た場合、彼らは駆除対象となって殺されます。 後に著者が記すマタギの世界への、入り口の一冊です。熊の生態がよく描かれていて、大変面白かった。
-
すぐ届けていただき、とても嬉しかったです。
仕事に役立った。
-
いろいろ考えさせられた
一日あれば余裕で読めます。あっさりした文章に、謎解きもあっさり。 とはいえ、ヒグマに襲われ、対峙したときの心境を、これほど詳細に記述したものも珍しい。 吉村昭の「熊嵐」とも異なる切り口でね。 「熊嵐」の穴持たずと違い、本作の兄弟熊の運命が哀れで物悲しいラストでした。 本作が面白かったので、著者のその後の本も読んでみたくなりました。 ちなみに本作で示された北海道におけるヒグマの生息数は、明治開拓期で五千頭強。 本作が舞台の199X年では一千~二千頭まで減っていると。 私がネットで見た他の資料では1990年で5,300頭。 本作は、その後も減り続けた…という設定なのかな。 で、2025年現在の生息数はといえば、12,200頭。 生息地の面積は減っているだろうに、その範囲内で個体数は倍以上に増えている。 そりゃ大変だ。人間との遭遇や接触の機会が増えるわけだわ。
-
面白かった
初めどうしてヒグマの相手が出来る女性がいるのだろうと興味しんしん。読んでてなんだそ~だったのか。と。
-
北海道に住みはじめたので、、、
切実に読むことができました。 羆の描写がリアルで、あっという間に読了しました。 マタギ3部作へ行きます。
-
あっさり
テーマ、物語の道筋は悪くないのだが、妙にあっさりしていて自分的には物足りなかった。あれ?もう終わり?と言うのが正直な感想。もう少しページを割いて物語に深みを与えても良かったのではなかろうか。
-
作者の独壇場の小説
参考文献が示すように、作者の事実を追う姿勢に感動。しかし女性の描き方がどうも・・・・
-
悪いヒグマ…
他の小説とは違い、いきなりのヒグマの登場。 意外な展開でしたが、本当の恐怖はその後に… 読んでいく度にどんどん引き込まれていって、あっという間に読破してしまった感じですね。
関連する文学賞
- 小説すばる新人賞 第10回(1997年) ・受賞