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ロマンティック

すばる文学賞

ロマンティック

大久秀憲

帰郷した夏、少年野球の監督を引き受けた僕は、右目の不自由な少女・瑞穂と出会い、友人の北村を加えた奇妙な関係に巻き込まれていく。故郷の空気のなかで切実なノスタルジーに触れる、第24回すばる文学賞受賞作。

帰郷少年野球ノスタルジー友情

作品情報

少年野球の夏に、故郷と人間関係の輪郭がじわりと浮かび上がる。

第24回すばる文学賞受賞作。2001年に集英社から刊行された単行本で、故郷の夏に少年野球の監督を務める主人公の視点から、関係のずれと切実な感情を描く。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2001-01-05
ページ数
192ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784087745047
ISBN-10
408774504X
価格
2324 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

自分の奥深くにある、整理されえない、切実なノスタルジーに出会う夏。故郷で少年野球の監督をしながら、僕がたどりついた“ロマンティック"の境地とは。第24回すばる文学賞受賞作。

レビュー

  • すばる文学賞よ、どうした

    本間洋平の『家族ゲーム』に始まり辻仁成の『ピアニシモ』等に至る1980年代は常に日本文学界に新しい風を入れてきた<すばる賞>ですが、1990年代から駄目になり始め、ついには本作を選ぶに至ることで自らその堕落ぶりを決定的なものにしてしまったようです。野球チーム監督の「僕」を主人公としたこの作品は、「僕」が思いつくままにダラダラと言動し、それについてダラダラと駄弁を垂れるだけで最後まで終わってしまうものであり、「ストーリー」と呼べるような統一性を持つ「ストーリー」さえ見当たりません。恐らくはこの作者は主張すべき主張を何一つ持っていないので、このような無様な小説が誕生するに至ったのでしょうが、なぜそれを選考委員が選んだのか未だに解せません。

  • すばる文学賞としては期待ハズレ

    物語は故郷でかつて自分が所属していた少年野球の監督をしながら、自分の心の奥底にある郷愁の思いを描いたもの。その心の思いも整理がつかず、曖昧なままに描かれているためか、物語としても整理されておらず、すばる文学賞を受賞した作品としてはエンターティメントらしさも感じられず、個人的には駄作に思いました。物語の曖昧さが逆に評価されたのかもしれませんが、見所も感じられませんでしたし、最後までダラダラし過ぎていて面白さは感じられませんでした。

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