作品情報
恋愛や結婚の形に揺れる人々を通して、愛と呼びきれない感情の陰影を描く連作的な小説。
恋愛や結婚の形に揺れる人々を通して、愛と呼びきれない感情の陰影を描く連作的な小説。やさしさ、執着、孤独が隣り合う関係の危うさを見つめる。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2007-09-26
- ページ数
- 232ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784087748796
- ISBN-10
- 4087748790
- 価格
- 1430 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
幸せになりたいと願うことはいけないことですか? 羨望、嫉妬、優越感……、誰もが認めたくない感情に足元をすくわれ、“不幸"へと落ちていく8人の女たち。人間の愚かさやズルさをストレートにテーマにしたブラックな短編集。身につまされます!
レビュー
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「女性って、怖!」な、8短編
2008年柴田錬三郎賞受賞作。 「女性って、怖!」な、8短編。流石、上手ですねー。 『真珠の雫』女には、欲深い女と無欲と錯覚してる女、しかいない。 『つまずく』男の子を守るって感覚が、恋愛以上の興奮。 『ロールモデル』友達を真似すれば、間違いのない人生。 『選択』ずっと賢い選択をしてきたはずなのに。 『教訓』過去の教訓を生かして、今度こそ失敗しない。 『約束』約束はちゃんと守らなくちゃね。ホラー風味。 『ライムがしみる』同じ男に振られて。 『帰郷』望み通りの生活の筈が、どんどん幸せから遠ざかっているような気が。
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大人の女性向け短編集
リアルにこういう場面ありそう!と、思ってしまうような、身近に感じるようなお話でした。「帰郷」は特に悲しく、印象的です。
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意外でした
唯川恵、小学生の時にコバルト文庫で読んで以来、純愛作家のイメージでした☆ 今回もそれを期待して購入したのですが、この作品はまったく違いました! 大人の恋愛の苦みが表現され、ダークな部分も多いです。そして後味もビターです。 でも、それがリアルな恋愛なのかな?と大人になった私は思います(笑)
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欲望とその末路が女性目線で書かれています。
欲望と愛。形が無いだけに愛って。思い込みとすれ違い。金が絡んだあいの様な物。色々考えさせられました。 人間だものw結局貫いた人が周りにそう思われるだけの事なんだなあと。後悔が無ければそれでヨシ。去る者追わず。来るもの拒まず。 諸行無常の響きありってね。 読みやすく、良かったです。
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自分は自分でがんばるしかないと思える。
短編8話。 真珠の雫 つまづく ロールモデル 選択 教訓 約束 ライムがしみる 帰郷 解説を橋本紀子が書いている。 「あ、「わたし」のことが書いてある」 橋本紀子って存じ上げなかったので調べてみた。 教育学者とのこと。すごい。 女性の自立と子どもの発達 北欧・フィンランドに学ぶその両立への道, 群羊社 1982 男女共学制の史的研究,大月書店 1992 生きるってすてき,高橋由為子絵 大月書店 2001 フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育, 明石書店 2006 すごく普通そうな主人公が、普通でなさそうな行動を取る。 それでもよくありがちな日常。 明るくないのに、読後感は暗くならない。 自分は自分でがんばるしかないと思える。 ps. ロールモデルって何か知らなかった。 role modelならわかったのに。 ロールケーキ(cake rolls)のモデルかと思った。
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8つの物語☆
8つともそれぞれ面白く最後にホラーのような終わり方があったり、色々な終わり方で楽しめる作品があり、特に「真珠の雫」が好きになりました。唯川さんが好きになり他の作品も読みたくなりました☆
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内面に潜む心
楽しいハッピーエンドの話ではありません。 女性の内面に潜んでいる見栄やプライドなどが浮き彫りになっている、 ブラックな一面のある小説でした。 特に、「ロールモデル」という話が印象に残っています。 二人の女性の話しですが、一人は何をやっても上手くいく順風万帆な人生を 送ってきて、もう一人は、その女性の真似ばかりしていた。 ある日、立場が逆転して・・・という物語です。 恋愛作家というイメージがあった唯川恵さんでしたが、 この本を読んで、イメージが変わりました。 このタイプの本であれば、また読みたいと思います。
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色々考えました。
自分を含め、周りの友人の恋や結婚・離婚のことについてもふっと考えてしまいますね。 人生いろいろな形があることを唯川恵さんの小説でいつも感じてしまいます。 「女は不幸ばかりを数えたがる」という帯の言葉にも、心の中ではうなずいてしまいました。 家族のこと、今まで付き合った人のこと、友人の恋愛話について考えちゃうものがありました。
関連する文学賞
- 柴田錬三郎賞 第21回(2008年) ・受賞