日本の文学賞

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柴田錬三郎賞

しばたれんざぶろうしょう

柴田錬三郎の業績を記念し、現代小説・時代小説を問わず幅広い読者を魅了する作品と作家を顕彰する賞。

小説現代小説時代小説エンタテインメント
創設年
1988
主催
集英社
カテゴリー
一般文芸・大衆小説
選考方式
選考
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
10月頃
賞のステータス
活動中

説明

柴田錬三郎賞(しばたれんざぶろうしょう)は、集英社が主催し、一ツ橋綜合財団が後援する日本の文学賞。1988年に柴田錬三郎の業績を称えて創設され、前年7月1日から当年6月30日までに刊行された小説から真に広汎な読者を魅了しうる作家と作品を選出する。受賞者には記念品と副賞300万円が授与され、例年『小説すばる』12月号で公表される。

賞品

主賞品
記念品
賞金
3,000,000円

選考情報

選考プロセス

最終選考
審査員 選考委員会
発表 『小説すばる』12月号

選考基準

  • 前年7月1日から当年6月30日までに刊行された小説であること
  • 広汎な読者を魅了しうる作品であること

関連の賞

  • すばる文学賞
  • 小説すばる新人賞
  • 開高健ノンフィクション賞

公式情報

http://www.shueisha.co.jp/shuppan4syo/sibaren/

過去の受賞者

佐藤究 さとう きわむ 受賞
幽玄F
池井戸潤 いけいど じゅん 受賞

東京を離れたミステリ作家・三馬太郎が、父の故郷であるハヤブサ地区で消防団に加わり、連続放火の影に潜む事件へ巻き込まれる。田園の静けさの裏側に不穏さを忍ばせた、池井戸潤らしい群像ミステリ。

のどかな集落に、火と疑惑が広がっていく。

480ページ
ミステリ田園消防団地方社会連続放火
青山文平 あおやま ぶんぺい 受賞

一途に惚れた女を探す男が、最底辺の女郎屋を営みながら江戸の人間模様に巻き込まれていく時代長編。

女を探すため、男は女郎屋を開き、待ち続ける。

272ページ
江戸純愛商い人探し時代小説
金原ひとみ かねはら ひとみ 受賞

歌舞伎町で出会ったキャバ嬢ライと暮らし始めた由嘉里が、恋愛と孤独、推しへの愛のあいだで新しい世界を見つけていく小説。

夜の新宿での出会いが、由嘉里の世界を開いていく。

240ページ
歌舞伎町恋愛孤独出会い自己探索
朝井まかて あさい まかて 受賞

森鷗外の末子・森類の生涯を、父の死後の喪失感、家族の変転、画業と文筆への試行錯誤を軸に描く長編。

森鷗外の末子・類の生涯をたどる長編。

504ページ
森鷗外家族近代日本画業文筆
朝井リョウ あさい りょう 受賞

多様性という言葉が広がる社会の裏側で、理解されにくい欲望と孤独を抱えた人々が、偶然の死をきっかけに交差する長編。

理解されにくい欲望が、偶然の死をきっかけに交差する。

384ページ
多様性欲望孤独家族社会の視線
伊坂幸太郎 いさか こうたろう 受賞

小学生たちが、大人の決めつけや先入観に小さな反撃を試みる短編集。伊坂幸太郎らしい軽やかな構成で、勇気と連帯を描く。

決めつけをひっくり返す、子どもたちの鮮やかな反撃。

288ページ
ミステリー成長
姫野カオルコ ひめの かおるこ 受賞

姫野カオルコの社会派小説。現実の事件を題材に、学歴、性差、階層、加害と傍観の構造を、被害者と加害者側の背景を交差させながら描く。

事件の周囲にある無自覚な優越感と差別を、読者自身へ問い返す。

473ページ
社会派小説ジェンダー学歴差別性暴力現代日本
奥泉光 おくいずみ ひかる 受賞

昭和十年の華族社会を背景に、親友の心中事件に疑問を抱いた少女が謎を追う長編ミステリ。二・二六事件前夜の空気をまとい、階級、芸術、政治が絡み合う。

昭和十年、華族の娘が親友の死の謎を追い始める。

587ページ
昭和史華族ミステリ二・二六事件友情
花村萬月 はなむら まんげつ 受賞

『日蝕えつきる』は花村萬月の作品で、受賞対象として記録されている。書誌データベースで単行本またはそれに準じる刊行形態の識別子を確認できた。

受賞記録から読む、花村萬月『日蝕えつきる』の輪郭。

224ページ
受賞作現代文学書誌確認
井上荒野 いのうえ こうや 受賞
赤へ

『赤へ』は井上荒野の受賞対象作品。Amazon JP、NDL Search、Google Books で単行本・文庫・短編集としての識別子を確認できなかったため、掲載誌や募集結果の情報とは切り分けて扱う。

受賞記録から読む、井上荒野『赤へ』の輪郭。

受賞作現代文学書誌確認
中島京子 なかじま きょうこ 受賞
かたづの!

かたづの!は、中島京子による受賞・候補作品。賞の記録で作品名は確認できるが、Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で同名の単行本・文庫・短編集として確実に対応する書誌を確認できなかったため、雑誌号や応募原稿の識別子は採用しない。

かたづの!をめぐる確認済み情報を、受賞作データとして整理する。

受賞作未刊行確認文学賞
木内昇 きうち のぼる 受賞

『櫛挽道守』は、木内昇による柴田錬三郎賞の受賞作です。受賞時の作品名と著者情報に基づき、作品単位の書誌識別子を確認しました。

木内昇の『櫛挽道守』は、柴田錬三郎賞で評価された作品です。

376ページ
受賞作現代文学書誌確認
東野圭吾 ひがしの けいご 受賞

『夢幻花』は、黄色いアサガオをめぐる謎が複数の事件をつなぐ東野圭吾の長編ミステリーです。家族の死、若者の挫折、消えた花の秘密が絡み合い、過去から続く危険な欲望が浮かび上がる。

追ってはならない黄色い花が、封じられた過去を呼び覚ます。

371ページ
ミステリー黄色いアサガオ家族過去の秘密東野圭吾
角田光代 かくた みつよ 受賞

銀行で契約社員として働く梅澤梨花が横領事件へ踏み込んでいく長編小説。平穏な生活の薄皮が剥がれる過程を、恋愛、金銭、孤独の感覚と結びつけて描く。

正しさの側にいたはずの女性が、金と恋に絡め取られていく。

359ページ
横領恋愛日常の崩壊
京極夏彦 きょうごく なつひこ 受賞

江戸怪談の語りを受け継ぎながら、西国を舞台に人の欲と因縁を描く連作小説。怪異は恐怖だけでなく、人間の業を照らす装置として働く。

西巷説百物語は、京極夏彦の視点から題材の核心をたどる受賞作である。

611ページ
怪談時代小説連作
吉田修一 よしだ しゅういち 受賞

一九八〇年代後半に長崎から上京した大学生・横道世之介の一年を描く青春小説。本人ののんびりした人柄と、周囲の人々の後年の記憶が重なり、ありふれた時間のかけがえのなさを浮かび上がらせる。

どこにでもいそうで忘れがたい青年の一年が、読む者の記憶にも残っていく。

432ページ
青春小説上京一九八〇年代大学生活記憶
篠田節子 しのだ せつこ 受賞

失業した男たちが新興宗教ビジネスに踏み込み、信仰と虚構の境界を越えていく長編小説。上下巻で、組織が拡大する恐ろしさと人間の弱さを描く。

信仰を装った虚構が、人の弱さを巻き込みながら現実になっていく。

623ページ
宗教社会派小説新興宗教虚構
村山由佳 むらやま ゆか 受賞

脚本家の高遠奈津が夫の支配から離れ、自分の欲望と創作を取り戻そうとする長編小説。恋愛、結婚、仕事、身体の自由を正面から描く。

私はまだ本当の自分と出会っていないという感覚が、奈津を外の世界へ向かわせる。

496ページ
恋愛小説女性の自立創作結婚
唯川恵 ゆいかわ めぐみ 受賞

恋愛や結婚の形に揺れる人々を通して、愛と呼びきれない感情の陰影を描く連作的な小説。やさしさ、執着、孤独が隣り合う関係の危うさを見つめる。

恋愛や結婚の形に揺れる人々を通して、愛と呼びきれない感情の陰影を描く連作的な小説。

232ページ
恋愛結婚孤独感情
奥田英朗 おくだ えいろう 受賞

ネットオークションにはまる主婦、会社倒産で主夫になる男、ロハス志向の妻に振り回される小説家など、家の中で起こる小さな変化を描いた連作短編集。ずれや弱さを笑いに変えながら、夫婦と家庭の機微を軽やかにすくい取る。

少しずれても、家は続く。おかしくて切ない在宅小説。

240ページ
家庭夫婦ユーモア日常の変化
小池真理子 こいけ まりこ 受賞

『虹の彼方』は小池真理子による作品。受賞対象として扱われた作品で、物語や論考の中心となる題材を通じて作者の関心が示される。

小池真理子の『虹の彼方』。

532ページ
受賞作現代文学
橋本治 はしもと おさむ 受賞

現代の女性たちを取り巻く家庭、夫婦、親子、社会の歪みを描く短編集。虐待、老い、同居、家族内の閉塞など、日常の表面下にある不穏さを橋本治らしい視線で掬い上げる。

女たちの日常の奥に、逃れがたい関係の痛みが潜んでいる。

256ページ
家族女性現代社会短編集
桐野夏生 きりの なつお 受賞

かつて少女誘拐事件の被害者だった作家が、失踪前に残した手記を通して過去を語り直す長編。虚構と現実、加害と被害、見られる身体が重なり合う。

封じられた事件の記憶が、手記のなかで別の顔を見せる。

255ページ
犯罪記憶誘拐虚構と現実女性の身体
大沢在昌 おおさわ ありまさ 受賞

孤島を舞台に、閉ざされた共同体と隠された企みが交錯する冒険ミステリ。外界から切り離された場所で、欲望と危険が少しずつ輪郭を現す。

孤島の静けさの下で、企みと危険が息を潜める。

428ページ
冒険小説孤島ミステリ陰謀サスペンス
藤堂志津子 とうどう しづこ 受賞

猫や犬と暮らす女性たちを描いた短編集。恋愛や結婚への純粋な夢を失いかけた人々が、動物との関わりを通じて愛情、孤独、癒やしのかたちを見つめ直す。

ペットに注ぐ愛情が、傷ついた女たちの生活を静かに照らす。

240ページ
ペット女性孤独癒やし短編集
坂東眞砂子 ばんどう まさこ 受賞

二組の男女の愛憎が時空を越えて交差する長編。曼荼羅のように重なり合う関係のなかで、執着、因縁、官能が濃密に描かれる。

愛と憎しみは、時を越えて同じ道に引き寄せられる。

435ページ
愛憎時空因縁官能
志水辰夫 しみず たつお 受賞

『きのうの空』は、志水辰夫による小説。過去と現在の空気を重ね、人生の時間と記憶のかすかな痛みを描く。

きのうの空は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

340ページ
記憶社会人間関係
西木正明 にしき まさあき 受賞
夢顔さんによろしく

『夢顔さんによろしく』は人情と時代の空気を重ねた小説。人と人の縁、過去への思い、語り継がれる記憶を温かく描く作品です。

『夢顔さんによろしく』は、人情を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。

人情記憶人生
浅田次郎 あさだ じろう 受賞
壬生義士伝【上下】

『壬生義士伝』は新選組隊士・吉村貫一郎を中心に、幕末の動乱と家族への思いを描く歴史小説。武士の義と生活者の切実さが交差します。

『壬生義士伝』は、幕末を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。

幕末新選組家族
池宮彰一郎 いけみや しょういちろう 受賞
島津奔る【上下】

『島津奔る【上下】』は、柴田錬三郎賞の受賞作で、歴史上の人物と時代の転換点を大きな物語として描く歴史小説です。

『島津奔る【上下】』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
夢枕獏 ゆめまくら ばく 受賞
神々の山嶺【上下】

『神々の山嶺【上下】』は、夢枕獏による作品。1998年のshibata renzaburo awardで受賞対象となった。

帚木蓬生 ははきぎ ほうせい 受賞

逃亡は、帚木蓬生による受賞作品。人物、時代、社会、記憶のいずれかを軸に、題名が示す主題へ読者を導く作品である。

逃亡は、受賞歴を通じて読み継がれる帚木蓬生の作品である。

317ページ
受賞作品社会記憶人物
連城三紀彦 れんじょう みきひこ 受賞
隠れ菊

『隠れ菊』は、連城三紀彦による文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『隠れ菊』は、連城三紀彦の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

人間関係記憶時代の空気
林真理子 はやし まりこ 受賞

『白蓮れんれん』は、林真理子による文学作品です。1995年の受賞作として知られ、作品の題名が示す世界や人物の動きを中心に読まれます。

白蓮れんれんという題名を軸に、林真理子の作風と受賞時代の空気を伝える作品です。

341ページ
文学作品受賞作1995年
伊集院静 いじゅういん しずか 受賞

瀬戸内の島の学校に赴任した口のきけない教師と子どもたちの交流を描く小説。静かな優しさと別れの痛みが深い余韻を残す。

『機関車先生』は、小説を入口に人間の心の動きを描く作品。

233ページ
小説教師子ども
半村良 はんむら りょう 受賞
かかし長屋

かかし長屋は、半村良による文学作品。時代や土地の空気を背景に、人間関係、記憶、選択の重みを描く物語として位置づけられる。

かかし長屋は、半村良の作風と主題が凝縮された受賞作品です。

文学人間関係記憶
白石一郎 しらいし いちろう 受賞

織田水軍の将・九鬼嘉隆の生涯を描く白石一郎の歴史小説。志摩の土豪から織田信長の水軍を担う武将へと進む半生を、海戦と戦国の荒波の中に描き出す。

海に生きた戦国武将・九鬼嘉隆の数奇な半生を描く。

243ページ
歴史小説戦国海戦九鬼嘉隆
北方謙三 きたかた けんぞう 受賞

『破軍の星』は、北方謙三が南北朝期の武将・北畠顕家を中心に描いた歴史小説です。若き武将の疾走と挫折を通して、理想、戦、時代の奔流を力強い文体で描きます。

時代の荒波を駆け抜ける若き武将の生を、熱量ある筆致で描きます。

185ページ
南北朝武将理想と挫折歴史小説
宮本徳蔵 みやもと とくぞう 受賞
虎砲記

『虎砲記』は、宮本徳蔵による歴史・時代小説です。戦と権力を背景に、武器、技術、野心が人の運命を動かす過程を描き、時代の荒々しさと人間の執念を重ねています。

戦の時代を動かす武器と野心を、人間の運命の物語として描きます。

時代小説技術と武器野心
皆川博子 みながわ ひろこ 受賞

『薔薇忌』は、皆川博子による受賞作。実業之日本社から1990.6に刊行された作品として確認できる。

皆川博子の受賞作『薔薇忌』。

240ページ
受賞作文学
隆慶一郎 りゅう けいいちろう 受賞
一夢庵風流記

『一夢庵風流記』は、隆慶一郎による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『一夢庵風流記』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作文学作品記憶時代
高橋治 たかはし おさむ 受賞

別れてのちの恋歌は、高橋治による文学作品。人物の選択と時代の空気を丁寧に追い、静かな余韻を残す物語として読まれてきた。

別れてのちの恋歌は、高橋治による文学作品。

237ページ
文学人物時代余韻
高橋治 たかはし おさむ 受賞

名もなき道をは、高橋治による文学作品。人物の選択と時代の空気を丁寧に追い、静かな余韻を残す物語として読まれてきた。

名もなき道をは、高橋治による文学作品。

351ページ
文学人物時代余韻