日本の文学賞

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北洋船団女ドクター航海記

日本エッセイスト・クラブ賞

北洋船団女ドクター航海記

田村京子

北洋船団に医師として乗り込んだ体験を描く航海記。極寒の海、船内生活、乗組員との関わりを通じて、医療と労働の現場を女性の視点から生き生きと伝える。

航海記医療北洋漁業女性の体験

作品情報

北洋船団に医師として乗り込んだ体験を描く航海記。

北洋船団に医師として乗り込んだ体験を描く航海記。極寒の海、船内生活、乗組員との関わりを通じて、医療と労働の現場を女性の視点から生き生きと伝える。

レビュー要約

  • 読者からは、題材の鮮明さと時代の空気を伝える筆致が評価される一方、背景知識を要する重さを感じる声もある。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
1985-12-01
ページ数
244ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784087750768
ISBN-10
4087750760
価格
1 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 北洋船団女ドクター航海記 : 田村 京子: 本

レビュー

  • 文句なしのおススメ。

    北洋サケ・マス船団に初の女性船医として同行した女性の「航海記」です。初めて読んだのはもう10年以上も前になりますが面白さは今も鮮明に記憶に残っております。 寒風吹きすさぶ大荒れの北洋で行われるサケ・マス漁業、その海の男達の厳しい世界に飛び込んだ筆者が見たものとは? 田村先生にとっては見るもの聞くもの全てが未知のものであるわけですが好奇心一杯でぶつかって行く様が時に厳しく、時にユーモラスに描かれていて読んでいて実に楽しい。 しかもこの先生、腕も実に確かでお得意の鍼灸術を駆使して次々と医務室にやってくる傷ついた船員達を支える様はまさにプロフェッショナル。 これが実にかっこいい。 でも一番の読みどころは次第に同じ船に乗る者としてのプライドと仲間意識そして船への愛情をを育んでいく彼女の姿ですね。 喜びと驚きに満ちた航海を終え船を下りる時に彼女の胸中を去来する感慨は読む者に素直な感動を与えてくれること間違いなしです。 面白い本をお探しなら文句なし笑って泣ける本書は、おススメです。

  • 期待通り

    期待通りのおもしろさだった。麻酔科医という職業がもっと世間に知れ渡ってもよい。

  • おてんばドクターの航海日記

    女医として初めて船医になった著者の航海の思い出をエッセイ形式で綴ったものです。 元々麻酔科医として大学病院で働いていた著者は好奇心旺盛で、学内で見かけた船医募集の張り紙に飛びつきます。 女医の乗船は当時としては初めての試みで、色々摩擦もあったんだろうなあと思うのですが、著者は底抜けに明るく、持ち前の好奇心と物怖じしない態度で海の男たちの懐に飛び込み、荒くれ男たちがとまどいながらも徐々に受け入れていく様子は心温まるものがありました。 また本書でおもしろかったのが、この著者は当初船という名の無医村に入ったので内科や外科などが中心だと考えていたようですが、意外にも著者の専門である麻酔科医として疼痛緩和で大活躍していた点です。 船員は甲板などで極寒に晒されているせいか神経痛が多いようで三叉神経痛の治療で針治療を行った所劇的に症状が改善したとのことで評判になり、自船だけでなく、グループ内の他の船からも患者が押し寄せるなど大変な盛況ぶりだったとのことでした。 そんな感じで本書は船を下りるまでが描かれているのですが、最後もちょっと感動的で目頭が熱くなりました。 面白く、読後感も良かったです。

  • たくましい

    1985年に出た単行本の文庫化。続編に『捕鯨船団 女ドクター南氷洋を行く』集英社,1990年があるので、合わせて読むといいだろう。 北太平洋でサケ・マスを漁獲する北洋船団。著者は女性船医として初めて船団に乗り込むことになる。荒くれ者の集まりであり、ちゃんとやっていけるのか。不安が渦巻いている。しかし著者の魅力的な人柄、確かな医療手腕が成功を導いてくれた。 そういうサクセスストーリーとして読むことが出来て、とても明るい気分になった。それに加えて題材の珍しさがあり、エッセイとして第一級の仕上がりを見せていると思う。

  • 綺麗な品

    丁寧な発送、綺麗な品でした。

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