日本の文学賞

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ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち (小学館文庫 か 49-2)

小学館ノンフィクション大賞

ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち (小学館文庫 か 49-2)

河合香織

日本ワインの世界を切り拓いた若い醸造家たちを追ったノンフィクション。麻井宇介の思想を受け継ぎ、栽培から醸造まで日本の土地に根ざしたワインを作ろうとする挑戦を描く。

ノンフィクション日本ワイン醸造家挑戦

作品情報

不可能と言われた日本ワインに挑んだ若き作り手たちの記録。

岡本英史、城戸亜紀人、曽我彰彦ら、麻井宇介の影響を受けた作り手たちが、ワイン用ぶどう栽培と醸造の常識に挑む姿を取材で描く。日本の自然条件のなかで思想を持ったワインを作ることの困難と喜びを伝える作品。

レビュー要約

  • 取材の密度と、職人の挑戦が地域文化の物語へ広がる点が評価されている。仕事への信念と土地の可能性を描く読みやすいノンフィクションとして受け止められている。

書籍情報

出版社
小学館
発売日
2018-10-05
ページ数
256ページ
言語
日本語
サイズ
10.5 x 1.3 x 15 cm
ISBN-13
9784094065701
ISBN-10
4094065709
価格
713 JPY
カテゴリ
本/ビジネス・経済/産業研究/食品

入手困難な日本ワインの知られざる誕生秘話 日本のワイン造りは、世界の常識からかけ離れていた。 ワイン用ぶどうではなく生食用ぶどうを使い、また、海外からワインやぶどう果汁を輸入して造ることも多かった。 そのような状況に異を唱えた人物がいる。 「海外の銘醸地にコンプレックスを感じながら日本でワインを造る時代は終わった。君たちは本気で海外に負けないワインを造りなさい」 日本のワイン造りを主導した醸造家・麻井宇介(うすけ)の教えを受けた岡本英史、城戸亜紀人、曽我彰彦の3人は、師の遺志を受け継ぎ「ウスケボーイズ」と自らを名乗る。 そして、それぞれが日本では絶対に無理と言われたワイン用ぶどうの栽培から醸造までを一貫して手がけるワイン造りにすべての情熱を傾けるようになる。 日本で“本当のワイン造り"に打ち込んだ青年達の出会いから、ワイン造りを目指し、葛藤しながら成功していくまでの物語。 小学館ノンフィクション大賞受賞作、待望の文庫化! 解説は翻訳家の鴻巣友季子氏。 本作を原作とする映画『ウスケボーイズ』が2018年10月20日公開。渡辺大、橋爪功、安達祐実ら豪華キャストが出演。

レビュー

  • ワイン作りに興味が増しました

    面白くて一気によみました。

  • 映画から書籍へ

    映画を見てから書籍を読むのがベストかと。 なるほどと思うことが様々あり、日本ワインがより、そして世界のワインにももちろん興味を持てる良い作品でした。

  • ワインの本なのに、生き方まで考えさせられる。

    この本すごく好きです。 ウスケボーイズの方々も、河合さんだから安心して色々とお話しされたのかなと思いました。 着眼点、取材力など、素晴らしいです。それ以上に、関わった人を大切にされている様子が感じられました。 ワインの作り手の方のお話。とっても、とっても貴重です。 それぞれのワインづくりを認め合う姿は、人としての生き方までも教えてくれているような気がします。 人間のエゴで、ぶどうの良し悪しを判断するのではなく、自然がぶどうをつくる。とういう考えで、ぶどうをただ見守っている。 自然に委ねるよなワインづくり。色々と考え刺せられました。

  • ワインの本質が知れた

    ワインに魅了された3人の物語を通じてワインとは何かを知れた。ワインがもっと飲みたくなる本。

  • 知られざる日本ワインの革命物語

    人気過ぎてすぐに予約完売してしまうワイナリーを深く知りたく読んだ。お金のない学生時代に仲間たちと有り金をはたいて良いワインを飲み、舌を鍛えたエピソードが記憶に残った。なにごとも醸成させるには投資が必要である。

  • ノムリエですが・・

    ソムリエ資格あり。現在何ちゃってノムリエ。しかし、日本ワインについて、勉強し直しが必要になり、辿って行ってこの本に巡り会いました。麻井宇介さんの本は既にタンスの肥やしになっておりましたが、衝撃でした!小布施ワイナリーのワインは偶然2年前に飲んでいたのに、猫に小判状態でした。 余りの面白さに一気に読了。 ワインはテロワールが全てと思っていたカチカチ頭をハンマーでぶっ叩かれた気分です。 どの道も極めるのは求道。 そして哲学無しでは羅針盤無しで大海原を進むようなものと実感します。 ワインに興味がある無しに関わらず読んで欲しい。

  • 真っ直ぐな働く姿勢を見習いたい

    私はワインには多少興味はあるのですが詳しいわけではありません なんとなく日本のワインはたいしたことないでしょと思っていて ワインを飲むならフランスかイタリアのものをと思って飲んでます そんなわけでこの本が書評で紹介されているのを見かけて 日本のワインの造り手がそんなにすごいのかと気になって 買って読んでみました この本で書かれている3人の造り手は知らなかったのですが いやスゴイです!! 安定を捨てて 後先考えていないとも思えるよるような挑戦をして 大きな犠牲を払っても ワイン造りに人生をかけていく3人の姿は なぜそこまでするの?と思うほどです 3人の仕事への真っ直ぐな姿勢に 自分は仕事に対してどうだろうかと考えさせられ またこれだけ打ち込める仕事に出会えた彼らが羨ましくもあります おそらくこの本を読み終わると そこまでして造られたワインがどんなものなのか飲んでみたくなります しかし帯にも書いてありましたが ほとんど手に入らないことが残念・・・ (小布施ワイナリーは手に入りましたが ほかのふたりのはまったく無理でした) あと難点を言えば 読み進めるうちに前に出てきたあの話は3人のうちの誰の話だっけ?と わからなくなり混乱する部分が少なからずありました

  • ワイン造りが教えてくれる人生で大切なこと

    映画を既に観た人にもお勧めする。 映画ではなかった描写があり、理解が深まる。 そして、本書はワイン造りの事だけでなく、ボーイズの心理描写にもリアリティがあるので、 ノンフィクションでもあり、感動するヒューマンドラマでもあった。 「ワイン=土地であり、自然の土地が生んだものだから、優劣ではなく個性。ワインは多様性や個性が魅力だ。そして、人間も一本のぶどう木と同じ自然の一部である。」 というメッセージは、ワインを人の人生に結びつけ、ありのままの人生を受け入れて楽しむことの大切さを教えてくれた。

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