コピーフェイスとカウンターガール (ガガガ文庫 か 4-1)
他人の顔を写し取る能力をめぐる奇抜な発想を、等身大の人物関係に落とし込んだライトノベル。姿を借りること、見られること、代わりになることの不安を、学園もののテンポで描く。
作品情報
顔を写す力は、便利な変装ではなく、自分と他人の境目を揺らす。
第2回小学館ライトノベル大賞ガガガ文庫部門佳作作。受賞時には、奇抜な発想にまじめに取り組み、作品としてまとめた点が評価された。
レビュー要約
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奇抜なアイデアを物語として成立させようとする姿勢が評価されている。設定の面白さと、人物を等身大に動かすバランスが読みどころになっている。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2008-08-20
- ページ数
- 248ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784094510867
- ISBN-10
- 4094510869
- 価格
- 559 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
自由奔放天真爛漫な天体観測部の先輩、早川早苗に振り回される高校生活を送っていた平良良平。 先輩が卒業し解放されたと思ったら、今度は部員減少で廃部の危機に……。そんな天体観測部にやってきた新入生は、 容姿がそっくりな早苗の妹、早希。気難しい質の早希だったが、良平と言葉を交わすうちに 次第にその心を開いてゆく。そんな夏のある日。部活の帰りに平良平子と名乗る親戚に 連れ去られた良平は、言われるがまま親族会議に参加することになる。そこで見たのは……!? 第2回小学館ライトノベル大賞・佳作受賞作!
レビュー
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ほんわかしながら瓜二つの苦労を垣間見せる
唯我独尊な先輩がようやく卒業したと思ったら瓜二つの妹が入学してきて主人公と関わりあう学園物語。アイデアもストーリー展開も悪くないと思う。ほのぼのとしていながらも出来過ぎる姉にコンプレックスを抱いている妹の困惑が見え隠れしている。それでも対立することなく姉は姉として妹は妹としてお互いを思い合っている。天文部という地味な部活動を通して愛情一歩手前の感情を抱いていく妹と主人公。本作のタイトル『コピーフェイス』の意味はすぐに解るが『カウンター』の意味が解るのはクライマックス。いつも姉と間違われる妹の秘めたる思いと企み、そしてそれを見破る主人公の、2人の行く末に「頑張ってネ」と声をかけたくなる結末である。最後での妹の甘えんぼさん姿はなかなか可愛い。惜しむらくはシリーズ化が難しい題材ということ。コピーもカウンターもそうそう何度も使えるネタではない。
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一度で二度おいしい
二人のヒロインがいます(姉妹)。 姉は主人公と同じ部活の先輩であり、妹は同じ部活の後輩です。 この物語は、姉が高校を卒業し、主人公が高3に進学、同時に妹がその高校へ入学するというところから始まります。 1巻は妹との部活動がメインですが、姉との回想シーンも描かれるので(実際姉が物語に登場して活躍するのは2巻から)、自由奔放な先輩に振り回されたり、気難しい後輩と徐々に…という話が好きな私にとっては、まさに『一度で二度おいしい』作品でした。 挿絵のクオリティがイマイチなのですが、なぜか2巻から普通に上手くなりますw 基本的には恋愛メインの学園小説という感じです。 不完全燃焼にならず、3巻で綺麗に完結しているので、ぜひ読んでみてください。