日本の文学賞

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八本目の槍 (新潮文庫)

中山義秀文学賞

八本目の槍 (新潮文庫)

今村翔吾

賤ヶ岳七本槍と石田三成の関係から、理想と友情に支えられた新しい戦国像を描く連作短編集。

戦国時代石田三成賤ヶ岳七本槍連作短編集

作品情報

七本槍の物語が、八本目の槍としての三成を浮かび上がらせる。

新潮社の新潮文庫版として確認した。今村翔吾の受賞作で、七本槍それぞれの視点をつなぎながら石田三成像を立体化する。

レビュー要約

  • 七本槍それぞれの物語を連作としてつなぎ、石田三成像を立体化する構成が高く評価されている。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2022-04-26
ページ数
528ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 2.8 x 15.1 cm
ISBN-13
9784101039411
ISBN-10
4101039410
価格
935 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

直木賞作家が描く 新・石田三成! 安土桃山時代の見方が変わる! 誰も書かなかった三成が、ここにいる! 盟友「賤ケ岳七本槍」の眼を通して、浮かび上がる三成の真の姿とは。 過酷な運命を背負った七本槍たちの葛藤、三成との相克そして信頼が、巧みな構成のなかに描かれ、三成の言葉には、千年先を見通した新しき世への希望が滲む。はたして、戦国随一の智謀の男は、何を考え何を思い描いていたのか。 凄まじき〝理〟と熱き〝情〟で、戦国の世に唯一無二の輝きを放った武将の姿を、史実の深い読みと大胆な想像力で描く傑作。吉川英治文学新人賞受賞。

レビュー

  • 面白い小説でした。

    中々おもしろい小説でした

  • 読みやすく面白かったです

    面白かった。文章も読みやすく惹きつけられます。けど石田三成のスーパーマンぶりはちょとどうかなとも思いました。そこまで読み切っていたのに、加藤 福島もうまく機能せず他のものたちもなんだかんだいって徳川にくみして忠義はあるあるといいながら大坂の陣で馳せ参じることもなくおわっている。結果ありきのものにどう話を当てはめるかになってしまうがちょと無理があるのかなと感じました。私は司馬遼太郎先生の影響がつよくて、結果として徳川方について豊臣を滅ぼしてしまったそれまでの過程や行動をみるに三成たち文官への反感を巧みに家康にあらつられて、内部分裂がおき気がつけば誰も逆らえなくなっていたようにかんじます。綺麗なお話ではあって面白かったけど、ちょとどうなんかなとおもってしまいました。

  • 面白い

    晩年の秀吉から家康が天下をとったくらいまでの時代を中心に秀吉の配下というか重鎮の7人半生を描きつつ、三成像を描いている。読んで損はない。

  • 唸りながら読み終えた

    映画スクリーンを見ているように、吸い込まれました。傑作です。

  • 話の作り方が面白い

    賤ヶ岳七本槍と呼ばれた人たち、一人ひとりの物語を描き、最後にすべてを結びつける。 全員が素晴らしい人に描かれてて感動しました。 石田三成も美化されてて良かったです。

  • 佐吉が、哀しい。でも爽やかな読後感。

    読んでいる途中は悲しくて哀しくて、辛かったのですが、読み終わると表紙の絵のような心持ちになりました。

  • 説明が分かりづらいところがある

    面白いけど、合戦シーンとか組み合うシーンがイマイチ説明がピンとこない。 例えば中入りの説明で、「中入りとは敵の拠点を超えて突き進む、一か八かの戦法である」とあるが、情景が思い浮かばない。 Googleで調べると、「「戦国 中入り(なかいり)」とは、戦国時代の軍事用語で、敵の陣営や領地の奥深くへ別動隊を潜入させる作戦を指します。」とある。 分かりづらい説明のたびに詰まってしまう。話としては面白いのに。

  • 八本目の槍は孤高の武将

    ●大名への出世を目指す者、いい女との出会いを模索する者、仲間たちの一人でいたかった者・・・など、 本書は七人の武将「賤ケ岳七本槍」を主人公にした連作短編集である。彼らは戦国の世であったから出会 えた仲間なのだが、その仲間との友情も絆も断ち切らざるを得ない”友情と打算”の入り混じった世でもあ る。 各章ではそれぞれの槍の苦悩する姿が活写されていて、心を揺さぶる迫力だった。甚内の男の純情に共 感を抱き、また蟻のなかに紛れ込んだ孫六の不条理な運命に喪失感と無力感のため息をもらす。 七本槍の物語には一度も主人公として登場しなかった佐吉だが、著者は全編を通して真の姿を描いてい る。今日を生きる者の中で、ただ一人日本の未来を見つめていた孤高の勇士である。鴻鵠の志を有する佐 吉は「八本目の槍」にふさわしい武将だった。

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