作品情報
夜が明け、朝が来るように、子どもたちは貧しさの中で互いを支えながら生きる力を育てていく。
『夜あけ朝あけ』は、住井すゑが1954年に新潮社から刊行した児童文学作品で、第8回毎日出版文化賞を受賞した。両親を失った子どもたちが、農作業や家事を担いながら戦後の農村で生き抜く姿を描く。新潮文庫改版は ISBN 9784101137018、ISBN10 4101137013 が確認でき、紙の和書では ISBN10 と同じ番号を ASIN として扱える。1956年には若杉光夫監督により映画化された。
レビュー要約
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住井すゑの児童文学を代表する作品として位置づけられている。戦後社会の困難を子どもたちの生活から描いた点が重視され、のちに映画化されるほど広く読まれた作品である。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 1965-01-01
- ページ数
- 196ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784101137018
- ISBN-10
- 4101137013
- 価格
- 45 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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レビュー
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全頁が茶色に変色していました。
普通は本文の文が書かれている部分は茶焼けはしないと思うのですが、頁全体が茶色でした。 さすがに読む気は起らず、すぐに捨てました。残念でした。
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読後感
読後感がよいです
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「私は、美しいもの、真実なものの前に泣きます」
私が初めてこの本を読んだ年齢を正確には覚えていませんが、少年の日のいつかだったことは確かです。当時は、いわゆる児童文学の一つとして読み、すなおに感動したことを覚えています。年老いてきて読み直した今、この本が、もっと奥深く大きなテーマを蔵していたことに驚いています。 近年、「土の文化」の復権とでもいえる動きがあちらこちらに見える気がします。古くから、東西世界で風・火・水・土こそ万物の元といわれてきました。それらの中で、土は、ともすると汚いものとされ、それに依存して成り立つ農業もダサイものなどとされる傾向がありました。毎日、土と共にある農民も、現代の社会では、どんどん減ってきております。 しかし、今、土、農民、そして農業が、生命を育むものとして静かに見直されつつあります。そうした土の尊さ、力強さ、そして恐ろしさなどが、本書からジワジワと見えてきて、それと向き合って生きる農民、それと向き合う農業という労働、さらには労働そのものを見直させられるのです。この本を読むと、それらが、真実の力を備えており、美しい姿を体現していることに気付かされます。 作者、住井すゑさんは、本書のあとがきで、フランソア・ミレーの絵『アンゼラス』『落ち穂拾い』を引いて「私は、美しいもの、真実なものの前に泣きます」と書いています。本書で住井さんは、それら「美しいもの、真実なもの」を見事に描ききったと思います。子どもたちから大人まで、この本により、それらを追体験してほしいと思います。
関連する文学賞
- 毎日出版文化賞 第8回(1954年) ・受賞