作品情報
信仰を装った虚構が、人の弱さを巻き込みながら現実になっていく。
篠田節子の社会派長編。宗教を作る側の打算と、救いを求める側の切実さを併置し、現代社会の不安を大きな物語へ展開する。
レビュー要約
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宗教が生まれ増殖する過程の怖さと、人物の弱さを社会の問題として描く力が評価されている。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2011-05-28
- ページ数
- 623ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-13
- 9784101484167
- ISBN-10
- 4101484163
- 価格
- 1045 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
ゲーム作家に憧れて職を失なった正彦は、桐生慧海と名乗って、同じく失業者の矢口と共に金儲け目当ての教団「聖泉真法会」を創設する。悩める女たちの避難場所に過ぎなかった集まりは、インターネットを背景に勢力を拡大するが、営利や売名目的の人間たちの介入によって、巨額の金銭授受、仏像や不動産をめぐる詐欺、信者の暴力事件、そして殺人など続発するトラブルに翻弄される。
レビュー
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素敵な商品です
商品の梱包もキッチリしており また商品も軽くてかっこいいパワー溢れる物でした 親切 丁寧 迅速 確実 なショップだと思います また、こちらで購入したいと思います
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宗教とは究極のサービス業
信者ひとりひとりに完璧に寄り添い悩みを解決すべく道を用意する、という過程を丁寧に描写しています。およそ20年ほど前に単行本が出版された小説ですが、人類の誕生とほぼ同時に生まれたと思われる宗教なのでまったく古さは感じませんでした。 中高年には現世ご利益をあたえたように見せかける手腕、若者には居場所を提供するなどカスタマーごとの要求にこたえてゆく姿はまさにブランドマーケティングのお手本です。物語を体験させたうえで価値観を創造するC to Cマーケティングでもありました。 ギラギラした欲望を抑えた控えめな新宗教なのですが、やはり現実には金にまつわるさまざまな障害が生まれてきて巻き込まれてしまいます。風雲急を告げるところで上巻終了です。すぐに下巻を読み始めます。
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ドラマ同様に、原作も凄く面白かった!
ドラマが面白かったので、原作を読みたくて購入 読んで見たら原作も凄く面白かった
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面白いが、劇画調です。
デッサン力もあり、宗教界を良く調べて丁寧に書かれてはいますが現実を分かっている大人には頭で書いた本だとわかり、こんなに現実は都合よく宗教は作れません。ただ、「悩める人間心理はあらがち的外れではありません」娯楽ものとして読めば確かに面白く、少しだけ得るところもあり無きにしも非ずです。
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ドラマも良かったが原作が面白い!
NHKのドラマを見て原作を読む。 淡々と進んでいくのだけれど、登場人物のクセがすごい。そしてそれはリアルな感じを一層引き立ている。自分も浄土真宗という宗教に身を置いているのだけど、「ああ、わかる!!!!」という宗教あるある的なところがとてもある。それは信仰について人間がとる行動がいかなる宗教であれ似通ったところがあるからだろう。息もつかせぬ展開で、一気に下巻を読み進めたくなる。
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リアリティーのあるフィクション!
入念な調査をして書かれていると感じる。宗教はこうやって人の心に忍び込み金を集め、その金の行き先は… 宗教を隠れ蓑にしたマネーロンダリングの手法がリアリティーを持って綴られています。 これが書かれたのは20年近く前のことですが、旧統一教会と自民党政治家の癒着が明らかになった今こそ読むべき小説です。下巻が楽しみです。
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「儀礼」が効いている
金儲けのために新しい宗教をつくる男二人。お調子者とも思える二人だが、徐々に人が集まり、集まってきたメンバーたちに翻弄されることになる。 仮想→現実でない、はわかる気がするが、宗教、信仰でなく「儀礼」としたのは、自分が人生だと思っているものが実は形ばかり、という作者の視点なのか。 新宗教を真ん中に据えたストーリーではあるが、集まってきたメンバーそれぞれの宗教に寄らざるを得ない生き方が併行して書かれており、興味をもって読み進んだ。
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宗教と福祉に共通点が有るとは予想外でした。
突然、神様が降臨して来て宗教が起こるのではないところに、驚かされた部分もあり、あるいみ当然と思えたりでした。生きづらさを抱えた若者達への対応は、福祉と重なるところもありましたね。一見、真逆の立場のようでいて共通点に気づかせてもらえる良い機会となりました。 段々、教祖らしく成長する姿に頼もしくもあり、いつメッキが剥がれるんだか、とヒヤヒヤしたり、下巻が楽しみです。
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