日本の文学賞

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龍神の雨

吉川英治文学新人賞

龍神の雨

道尾秀介

二組のきょうだいを中心に、雨の中で起きる事件と罪の連鎖を描くミステリ。家族への思いと疑念が、悲劇へ向かって絡み合う。

家族ミステリ

作品情報

降り続く雨は、家族を守りたい心の奥にある罪を浮かび上がらせる。

犯罪の謎と家族の痛みを重ね、真相が明らかになるほど切なさが増していく。雨のイメージが物語全体を包む。

レビュー要約

  • 構成の巧さと情感の暗さが評価される。家族を思う気持ちが事件を歪ませる展開に引き込まれる読者が多い。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2009-05-01
ページ数
308ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784103003335
ISBN-10
4103003332
価格
1600 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第12回(2010年) 大藪春彦賞受賞

レビュー

  • 心苦しいのか心温まるのか分からない

    とにかく面白いです。 向日葵と同じでその後は読者の想像に委ねられますが、向日葵と違って何とも言えないモヤモヤ感はありません。 伏線回収やミスリードが凄く、作者の掌の上で踊らされました。 心が温まるのか苦しくなるのか、その狭間を行く素晴らしい作品です。 また読みます!

  • ミスリードが素晴らしい

    面白かった。 読み始めからグイグイ引き込まれて読了。 色んなところに散りばめられた伏線回収が見事だった。 思い込まされ騙され続けました。

  • 完璧すぎる構成力。

    道尾秀介さんの作品を読んだのは初めてです。あまりにも有名であるため、敬遠していました。 読後まっさきに感じたのは文章がたいへん上手であることです。ひっかかるところもなくスラスラと読み進めることができます。読者に負担をかけないのは作家として大切なことだと思います。 もうひとつ感じたのは作品全体の構成力です。寸分の隙もなく構築された芸術品を感じさせます。 ただしその一方で、あまりに欠陥がなく作り上げられている故、かえってリアリティを損ねているという印象を受けました。登場人物のひとりひとりが生身の人間でなく、作者のアイデアに資するためだけの人工物に感じてしまいました。 結論としては、道尾秀介さんは非常に頭のよい方であるけれどその反面、うまく表現できないのですが、あそびの要素が足りないと思いました。他の作品も読んでみるかは考え中です。

  • 計算され尽くした小説

    この作家は、理系出身なのだろうか? これほど完璧に計算された小説が書けるのは、並の頭の良さではない。いわゆる学校の勉強ができるという頭の良さとは違う。また、文章も非常に上手い。プロの作家に対して文章が上手いとは、失礼な言い方ではあるが、最近、やはり題名に”龍神”がつく小説を読んだら、そちらの作家の方は文章が下手すぎて、同じプロの作家でも、これほど差があるのかと驚いている。さて、起承転結の”転”のところで、意外な人物が実は相当な悪い奴という展開が出てきたが、それはこういうジャンルの小説のお約束なのだろう。最後まで飽きさせずに、ページをめくる手が止まらなかった。まさしく、これは第一級のエンタメ小説だ。

  • 純粋に引き込まれる後半の展開

    予備知識なしで読みました。 作者の長編は、「カラスの親指」、「光媒の花」に続いて3作目。 前半は貴志祐介「青の炎」と同じ展開で、あれれ?と思いつつ読み進めていましたが、 後半に差し掛かり、なるほど!と。 本編後の文庫版解説で、ああそういうメッセージまであったのかと、 自分の読み込み不足を恥じ入りました。 マイナス評価のレビューにある作り物感はたしかにあり、 そういう意見もわかるので星-1にしてはいますが、 なかなか面白かったです。

  • 衝撃‼️

    とても良かった

  • 感想

    普通に読んでます

  • 家族愛

    人は、家族を、思うが故に、罪をおかしたり、違う方向へ、いっちゃったり 兄弟愛、家族愛ん、感じた。

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