日本の文学賞

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道尾秀介

みちお しゅうすけ

Michio Shusuke

ペンネーム: 道尾秀介筆名。苗字の「道尾」は作家・都筑道夫に由来。秀介は本名の名前部分。

プロフィール

性別
男性
生誕
1975-05-19 (日本・兵庫県芦屋市)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 推理作家, 歌手
活動期間
2004年〜
所属団体
日本推理作家協会, 本格ミステリ作家クラブ(関係あり)
影響を受けた人物
都筑道夫, 太宰治, 川端康成, 横溝正史
ノミネート
第9回日本ホラー小説大賞 短編賞 最終候補(手首から先), 第6回本格ミステリ大賞(小説部門)候補(向日葵の咲かない夏), 第59回日本推理作家協会賞(短編部門)候補(流れ星のつくり方), 第140回直木賞候補(カラスの親指), 第142回直木賞候補(球体の蛇)

学歴

玉川大学
農学部
学位: 学士
卒業年: 1998
国: 日本
農学部卒業

受賞歴

ホラーサスペンス大賞
2004
対象作品: 背の眼
結果: 受賞(特別賞)
本格ミステリ大賞
2007
対象作品: シャドウ
主催: 本格ミステリ作家クラブ
結果: 受賞
日本推理作家協会賞
2009
対象作品: カラスの親指
部門: 長編及び連作短編集部門
主催: 日本推理作家協会
結果: 受賞
大藪春彦賞
2010
対象作品: 龍神の雨
主催: 大藪春彦賞選考委員会
結果: 受賞
山本周五郎賞
2010
対象作品: 光媒の花
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: 受賞
直木三十五賞
2011
対象作品: 月と蟹
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: 受賞
本格ミステリ大賞
2006
対象作品: 向日葵の咲かない夏
部門: 小説部門
主催: 本格ミステリ作家クラブ
結果: 候補

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 背の眼

    山奥の村と霊の視線をめぐる怪異が、失踪事件の謎と結びつくホラー・ミステリ。民俗的な恐怖と論理的な解明が並走し、道尾秀介の初期作らしい不穏さを放つ。

    見えないはずの眼差しが、過去の事件へ読者を導く。

    397ページ
    ホラーミステリ民俗失踪
  1. 受賞作: シャドウ

    母を失った少年の周囲で、家族の記憶と事件の真相が少しずつずれていく長編ミステリ。心理的な不安と伏線の回収を軸に、日常の陰に潜む謎を描く。

    『シャドウ』は、道尾秀介の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

    320ページ
    ミステリ心理家族
  1. 受賞作: カラスの親指

    『カラスの親指』は、道尾秀介による作品で、2009年の受賞作として記録されている。作品名と著者名で国立国会図書館サーチを確認し、単独書籍として一致する資料がある場合のみ紙書籍の識別子を採用した。

    道尾秀介の『カラスの親指』は、受賞歴と刊行形態を手がかりに読まれる作品である。

    受賞作現代文学刊行形態
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 月と蟹

    道尾秀介の長編小説。海辺の町で孤独を抱える子どもたちが、ヤドカリを使った願い事の遊びを始める。遊びは次第に切実な儀式へ変わり、家族への不満、喪失、罪悪感が絡み合って、少年たちの夏を取り返しのつかないものにしていく。

    海辺の子どもたちの願い事遊びが、痛みを帯びた儀式へ変わる。

    333ページ
    少年小説海辺の町孤独家族罪悪感
  1. 受賞作: 龍神の雨

    二組のきょうだいを中心に、雨の中で起きる事件と罪の連鎖を描くミステリ。家族への思いと疑念が、悲劇へ向かって絡み合う。

    降り続く雨は、家族を守りたい心の奥にある罪を浮かび上がらせる。

    308ページ
    家族ミステリ

作品

代表作

背の眼

2005年 ホラー/ミステリ

デビュー作。奇妙な現象と人間の不安を描くホラー要素の強い長編(上下巻)。

恐怖記憶家族
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 背の眼 / 小松隆志 (2012)

向日葵の咲かない夏

2005年 推理小説

家族や過去の事件を中心に据えたヒューマン・ミステリー。刊行後ベストセラーとなった。

家族喪失記憶

シャドウ

2006年 推理小説

巧妙なプロットと心理描写で評価された長編ミステリー。第7回本格ミステリ大賞受賞作。

心理謎解きアイデンティティ

カラスの親指

2008年 ミステリ/サスペンス

複数の長編要素が絡み合う群像ミステリー。のちに映像化された代表作の一つ。

秘密復讐連鎖する事件
映像化・舞台化
  • [映画] カラスの親指 / 伊藤匡史 (2012)

月と蟹

2010年 文芸ミステリ

取材を経て書かれた長編。日常性と非日常が交錯する物語で、第144回直木三十五賞受賞作。

喪失と再生家族

全著作

  • 背の眼
  • 向日葵の咲かない夏
  • シャドウ
  • カラスの親指
  • 月と蟹
  • 光媒の花
  • 龍神の雨
  • いけない
  • スケルトン・キー

翻案

  • カラスの親指(映画化、2012年)
  • 背の眼(テレビドラマ化、2012年)
  • 月の恋人(テレビドラマ用書き下ろし、2010年)
  • 光(ラジオドラマ、NHK-FM『青春アドベンチャー』2013年放送)

作風・主題

文体
心理描写を重視する叙述叙情性とミステリの融合ホラー的要素を織り込んだ文体
頻出モチーフ
子ども家族の秘密光と闇記憶の断片

評価・遺産

直木賞受賞をはじめとする多数の文学賞受賞や上位ランク入りを果たした現代日本のミステリ作家。ホラー的要素と人間ドラマを融合させた作風で広い読者層を獲得し、『向日葵の咲かない夏』は100万部を超えるベストセラーとなった。直木賞の副賞は東日本大震災の被災者に寄付した。

関連学会

  • 日本推理作家協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館ほか主要図書館に所蔵

大衆文化への影響

  • 作品の映画化・テレビ化が行われ、広くメディア展開されている。

引用

  • 自分が読みたい本を書きたい。
    出典: 朝日新聞(直木賞受賞会見) (2011年)

豆知識

  • 血液型はO型。
  • ペンネームの「道尾」は都筑道夫に由来する。
  • 直木賞の副賞は東日本大震災の被災者に全額寄付した。
  • 音楽ユニット「DEN」として音楽活動も行っている。