日本の文学賞

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太鼓たたいて笛ふいて

鶴屋南北戯曲賞

太鼓たたいて笛ふいて

井上ひさし

『太鼓たたいて笛ふいて』は、井上ひさしが林芙美子の後半生をたどる評伝戯曲です。戦意高揚に関わった作家が、敗戦を前に非国民扱いされ、戦後に戦争の実相と普通の人々の悲しみを書き続ける姿を描きます。

戯曲林芙美子戦争責任評伝劇戦後

作品情報

国家の物語に踊らされた作家が、戦後、普通の人々の悲しみを書き続ける。

新潮社から2002年11月に単行本刊行。NDL で 180 ページ、ISBN 4-10-302327-9 が確認できます。のち新潮文庫化、電子版化され、第7回鶴屋南北戯曲賞を受賞しました。

レビュー要約

  • 林芙美子の後半生を通じて、戦争に加担した文学者の揺れと戦後の悔悟を描く点が作品の力になっている。音楽的な舞台性と歴史の問いが結びついた戯曲として読める。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2002-11-01
ページ数
180ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784103023272
ISBN-10
4103023279
価格
1780 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/戯曲・シナリオ

Amazon.co.jp: 太鼓たたいて笛ふいて : 井上 ひさし: 本

レビュー

  • ありがとうございました。

    商品は良好な状態でした。

  • 情熱の人 林芙美子

    考えと行動がアナァキィに結びついていた人だった! 軍国主義を煽ってみたり、それと戦ってみたり、林芙美子の姿が良く描かれて いた

  • 庶民派の女流作家です戦時は軍に協力したこと

    戦時の異様な雰囲気が伝わった。自らの創作の参考資料となった。

  • 面白い

    「太鼓たたいて笛ふいて」 読みました。林芙美子さんのことが題材です。中で島崎藤村の姪が登場するのですが、 私は知らなかったのでとても興味を持ちました。みなさんも是非読んでみてください。

  • 林芙美子の後半生

    「太鼓たたいて笛ふいて」というのは、政府のプロパガンダに踊らされ国民を小説作品で戦争に煽り立てた自身を恥じる言葉である。 戦前戦中戦後の激動の時代を生きた林芙美子。 多少の脚色はあるものの、彼女が激しい時代の流れにどのように対処していったのかがわかる。 芙美子の母親キクが良いキャラしてますね、笑いに絡んでくるのは絶対この人。

  • 良かったです

    おかげさまですぐに役立ちました。比較的美しい状態も良かったです

  • 林芙美子の作家としての軌跡

    林芙美子をめぐる人々の関わりをとりあげながら、彼女の作家としての軌跡(「凛々しい転向」←「太鼓たたいて笛ふいて」の公演パンフレットでの井上ひさしさんの「前口上」より)を演劇にしたもの。 流行作家でありながら「貧乏を売り物にする素人小説家」「たった半年間のパリ滞在を売り物にする成り上がり小説家」「軍国主義を太鼓と笛で囃し立てた政府お抱え小説家」と批判に曝された芙美子が戦後の6年間に変わり、「戦に打ちのめされた、わたしたち普通の日本人の悲しみを、ただひたすらに描きつづけた」ことがテーマ(p.174)。 従軍記者となって戦地に出かけていったのは、たぶんに「戦は儲かるという物語」が必要という声にそそのかされてのことであった(p.66)。 この初演は2002年7月から8月にかけて「紀伊国屋サザンシアター」にて。運よく、当時、観劇することができた。登場人物は林芙美子(32)で役者は大竹しのぶさん、母親の林キク(67)に梅沢昌代さん、島崎藤村の姪の島崎こま子(42)役に神野三鈴さん、行商人の加賀四郎(23)、土沢時男(22)にそれぞれ松本きょうじさんと阿南健治さん、レコード会社の文芸部員から放送局の音楽部員、内閣情報局員、音楽プロヂューサーと映りみ早く職を転々とした三木孝(34)役に木場勝己さん、ピアニスト(年齢不詳)役に朴勝哲さん。時代設定は昭和10年から昭和26年の17年間。場所は東京都下落合の林芙美子の借邸および自宅、JOAKのスタジオ、信州志賀高原の村役場宿直室など。「行商隊の唄」「ひとりじゃない」「滅びるのはこの日本、あまりにすばらしすぎる」など多くの唱歌が歌われた。

  • 井上ひさしの平和主義

    ユーモアが満ちた平和主義のメッセージ、この右傾時代に必読です。

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