作品情報
熱海殺人事件は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
『熱海殺人事件』は、つかこうへいによる戯曲。舞台上の言葉と身体の衝突を通じて時代の空気を立ち上げ、1974年の受賞作として演劇表現の強さが評価された。 受賞歴の文脈では、形式に合った語り口と読後に残る問いが作品の核になる。
レビュー要約
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読者の受け止め方は、題材の珍しさや語り口の強さを評価する方向に寄る。作品の背景を踏まえて読むほど、構成の意図や余韻が伝わりやすい。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 1975-01-01
- ページ数
- 234ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784103141013
- ISBN-10
- 4103141018
- 価格
- 660 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 熱海殺人事件 : つか こうへい: 本
レビュー
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全てに最高の邦画です
大学時代につかこうへい作も知らずに観た映画です。 奇想天外、まさしくジェットコースタームービーの走りです。 仲代達也、志穂美悦子などなどハードボイルドでアバンギャルドな映画です。今では創れません。 是非、昭和が香る映画を自宅のリビングでお楽しみください。 高いですが一家に一本。
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面白い
人気なのか、そこそこの価格であったがそれなりに綺麗な状態で届いた。
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アマゾンええ加減にせえ❗
本はとても良く満足してるが、アマゾンのレシートが本に直接テープで貼ってあった。 とるときに、本の表紙が少し破れた。最低!
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舞台を見て購入
「熱海殺人事件40years'new」を観劇、あまりの衝撃にぜひ本でも読んでみたいと思い購入しました。 3種類の熱海殺人事件の戯曲+小説版が収録されています。どれも生で舞台を見た時と同じくらいの衝撃でした。 来年も上演されるそうなので是非見たいです。伝兵衛部長、大好きです
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話し言葉になっている
氏の作品を読むのは2冊目、見たのは氏自身が演出した「熱海殺人事件」と、体調を崩し、他の人を通 して演出した「飛龍伝」の2作だったと思う。この本には「郵便屋さんちょっと」、「初級革命講座 飛龍伝」、 「熱海殺人事件」、「出発」が収められているが、本当に楽しめたのは「出発」だけである。読む進むうち、 菊地寛の「父帰る」をパロディー化したものだとわかったが、これが一番リアリズムに近かったからだと思う。 つまり、他のものは作品世界がよくわからなかった。 もっとも、「熱海殺人事件」も「飛龍伝」も氏の場合、やるたびに本が変わってしまうため、どれがいいと言い 難いが、紀伊國屋ホールで見た「熱海殺人事件」は客が完全にひいていた。舞台上の過激なセリフ群と客 の落ち着いた雰囲気がかみ合わず、舞台上の役者が気の毒になったくらいだ。 今回、改めて本を読んでみると、氏の生きた、学生運動全盛時代の熱い空気が漲っていた。しかし、それら は闘争に破れたものたちの共同幻想だとも思われ、世代が違うとついていけないものもある。ただ、どの作 も芝居内で芝居をするという人生の戯画化が骨格となっており、反リアリズムのぶれない姿勢を感じた。 また、感心したのは、セリフのテンポの良さと語彙の広がりで、芝居としての意味がわからなくてもとりあえず 作品世界にのせられてしまう。口立て芝居というように、氏のセリフは完全に話し言葉になっており、芝居とは 本来、書かれるものではないことも教えてくれた。 氏にはもう少し生きて、歌舞伎を書いてもらいたかった。氏の作品は「演劇」というより、「芝居」に近いからで、 江戸後期の鶴屋南北の世界に通じるものを感じたからだ。
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傑作!
昔読んで、改めて読み直してもすばらしい作品。映画でも、演劇でも表しきれない味が今もする。
関連する文学賞
- 岸田國士戯曲賞 第18回(1974年) ・受賞