作品情報
逃亡は、受賞歴を通じて読み継がれる帚木蓬生の作品である。
逃亡は、帚木蓬生の関心が凝縮された作品として、文学賞の選考で評価された。読者は題名に込められた問題意識を手がかりに、作品世界の背景と登場する人々の関係を追うことができる。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2003-06-01
- ページ数
- 317ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784103314110
- ISBN-10
- 4103314117
- 価格
- 2580 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 国銅 上 : 帚木 蓬生: 本
レビュー
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タイムトラベル
あらすじと作者名で購入。届いて結構分厚い上に上下巻だった事に気付いた次第ですが、引き込まれました。 過酷な労働が場所を変えて課せられる人生の中で、文字や詩で別の世界も生きる事ができた。主人公も周りの人の多くも、"きれいな心“である事が救いです。 奈良登りから東大寺まで510km、現代に瀬戸内海側を徒歩で行ったら6日18時間と出ました。
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人情深く好きな作家
「国銅」は、今上巻読書途中。流石、丁寧な奥深い表現、理解し易く、知識も増え、面白く読んでいます。主人公国人の成長が楽しみです。大きく成長していくのでしょう。只、眠りにつく前に読んでいるのでなかなかページが進まないのが残念です。下巻も楽しみです。 帚木蓬生の本は好きで数冊読んでいます。好きな作家のひとりです。
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ずしりと伝わる感動
箒木さんの本はこれと日御子が双璧です。文句なし。
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大仏造立の過程は良いが、主人公がスーパーマンであり過ぎ
銅鉱石を掘り出し、踏鞴を踏んでの銅作り、銅を船に乗せての運搬、大仏鋳造、開眼法要の裏方作業と、大仏を造るにあたっての過程が人足の体験として書かれていくのは、読み応えがあって良かったです。 大仏が出来上がってから、人足たちが故郷へ帰るまでの困難さもいろいろと描かれていました。 主人公の担当作業が次々と変わっていくのは、実際上はほとんどないと思いますが、小説の舞台回し上、まあ受け入れられました。また、主人公が多少薬草の知識を持っていたということも、有りうることとして納得できました。 しかし、古代の人足の主人公が、お坊さんに教えられたことでかなりの数の文字が読めるようになり、本人の努力で多くの文字が読めるようになり、漢詩まで理解したり作ったりできるようになるというのは、真実味がまったく感じられませんでした。漢詩に著者の思いを込めているのだろうと思いますが、真実味がないと訴求力も弱いです。 時代と人間の真実をしっかり描いてほしかったです。
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日本人として海外で鋳造工学を教える僕には必読の書(銅鉱山・銅製錬・流通)
奈良の大仏の鋳造を巡る物語で、銅採掘から精錬、そして長門の国(現在の山口県美祢市長登)から当時の都(現在の奈良県)までの旅、大仏の鋳造、そして奈良時代の当時の鉱山、精錬から鋳造までの技術を詳しく記述されていることに、機械鉱山工学の教授として鋳造凝固の研究をしている僕には、堪らない面白さがありました。当時文字の読み書きができることや和歌や漢詩を作ることができることの意味も含めて、じわじわと感動が滲み出てくる本書。多くの人々に読んでもらいたい一冊です。 前半の上巻は、奈良時代の銅鉱山の様子や銅の精錬、そして貨幣としての鋳造と経済としての貨幣の流通のことがすごくよくわかります。そして、山口県の秋芳洞近くから日本海側の船旅の経路で奈良までい至る当時の流通の様子も趣深いものがあります。
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知人に紹介したくなる一冊です
昔読んで内容がとても気に入ってます。その本は何度も知人に紹介しぼろぼろになったので、職場も替り知人に貸すために買いました。とにかく内容が素晴らしいです。
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壮大な大仏建立が目の前に広がる
大仏建立に至る壮大な物語が、作業従事する一人の若者の視点を通して語られる。 目の前に平城京の街。大仏建立に至る情景の変化。そこに、市井を生きる普通の人々が紡ぎ出す物語。 死が身近だった時代に「生きる」という根源的な視点から、「人の真の幸せとは?」を問う素晴らしい作品です。
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大仏を見て『昔の人はどうやって造ったか?』と驚く人は多い。その答えが有る。
隣県のため(大阪府)の東大寺には時々伺うが、その大仏が如何にして造り上げられたか? そのための銅がどうのように造られたかが、一人の人足視点から描かれている。長門の国・奈良登り(現・山口県美祢市長登)には『大仏のふるさと』として国指定史跡があり、資料館があるそうだ。いずれ訪れてみたい。
関連する文学賞
- 柴田錬三郎賞 第10回(1997年) ・受賞