日本の文学賞

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ひらりと天狗:神棲まう里の物語

日本ファンタジーノベル大賞

ひらりと天狗:神棲まう里の物語

明里桜良

就職を機に母の実家で一人暮らしを始めた地方公務員のひらりは、母の家系が代々天狗に願掛けをする「ナカヤシキ」の末裔であることを知る。喋る穴熊の夜三郎や天狗の飯野ら不思議な生き物たちとの交流を通じて自らの役目を自覚するようになるひらり。そんな折、大型台風が豊穂市を直撃し、試練の時が訪れる。日常と非日常が交差する田舎の里を舞台に、消えゆく伝統の姿と現代の公務員の奮闘を描く新感覚ファンタジー。

天狗地霊公務員民俗信仰田舎伝統ファンタジー日常と非日常

作品情報

公務員と地霊という組み合わせが面白い——恩田陸

日本ファンタジーノベル大賞2025大賞受賞作。地方公務員のひらりが、母の実家で暮らし始めたことで代々続く天狗への願掛けという特殊な役割を担う家系の末裔であることを知る。喋る穴熊や天狗ら異形の者たちとの交流を経て自らの使命に目覚めていくひらりの姿を、現代の田舎町を舞台に描いた新感覚ファンタジー長編。354篇の応募から選ばれた著者のデビュー作。

レビュー要約

  • 山里の清らかで神聖な風が薫るような読み心地との声が多い。一部に「大賞としてはやや軽い」との意見もあるが、現代の地方公務員という設定と民俗的な怪異の融合を評価する声が大勢を占め、総じて高い評価を得ている。

  • 選考委員の恩田陸は「公務員と地霊という組み合わせが面白い。ヒロインの今ふうの淡々とした気負わないところがいい」と評価。森見登美彦は「ファンタジーを書きながら摑んできた感覚を共有できる」と述べ、ヤマザキマリは「ファンタジー作品の振り幅の広さ、現実に潜む幻想性の豊かさを的確に感じた」と高く評価した。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2025-06-18
ページ数
320ページ
言語
日本語
サイズ
19.1 x 13.2 x 2 cm
ISBN-13
9784103563310
ISBN-10
4103563311
価格
1980 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

喋るアナグマ、タヌキ、コノハズクにイノシシ、そして天狗に神様まで! 平凡な公務員ひらりに訪れた試練とは? 就職を機に母の実家で一人暮らしを始めたひらり。 ある日、母の家系は代々、天狗に願掛けをする特殊な役割を負った家だと知る。 祖父母も母も既に亡く、ピンと来ていなかったひらりだが、 穴熊の夜三郎や天狗の飯野など、不思議な生き物と交流するうちに、役割を自覚するようになる。 そんな中、豊穂市を大きな台風が襲い――!

レビュー

  • 面白い内容

    何か故郷の古刹にある中将坊を懐かしく思い関連する内容だったので一読した。ちょっと蛇足的な部分もあるが文章は読みやすかった。唯、年配にはちょっと字が小さい。

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