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小津安二郎と茅ヶ崎館

日本エッセイスト・クラブ賞

小津安二郎と茅ヶ崎館

石坂昌三

『小津安二郎と茅ヶ崎館』は、石坂昌三による日本エッセイスト・クラブ賞の対象作。作品名が示す題材を軸に、人物、時代、場所、記憶の手触りをたどる作品として読める。

受賞作日本エッセイスト・クラブ賞人物と時代記憶

作品情報

小津安二郎と茅ヶ崎館という題名のもと、石坂昌三が対象に向き合う姿勢が前面に出る作品。

『小津安二郎と茅ヶ崎館』は、石坂昌三による日本エッセイスト・クラブ賞の対象作。作品名が示す題材を軸に、人物、時代、場所、記憶の手触りをたどる作品として読める。

レビュー要約

  • 題材への着眼と読みやすい構成が評価される一方、背景知識を求める読者にはやや専門的に感じられる部分もある。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
1995-06-01
ページ数
331ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784103856023
ISBN-10
4103856025
価格
1708 JPY
カテゴリ
本/エンターテイメント/映画/日本映画

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レビュー

  • 伝説の茅ヶ崎館二番の部屋に泊まりたくなる!

    小津安二郎が戦前、戦後に「晩春」や「東京物語」などの名作を生みだした「茅ヶ崎館」、著者も地元茅ヶ崎出身という事で、小津安二郎をはじめ原節子や野田高梧ら関係者の貴重なエピソードをはじめ、明治期に鉄道が開通してから、南湖院の開設や多くの文人墨客が集ったという茅ヶ崎の歴史、また「暖流」の茅ヶ崎海岸ロケを目撃していた事など臨場感あふれる証言に引き込まれる。何より、今も茅ヶ崎館が営業していて、元当主の五代目の森さんは地元で映画祭なども企画しているという。この本を手に、今は「サザンビーチ」となった茅ヶ崎海岸を訪れ往時の作品世界に想いを馳せることもまた一興。そして、今度は是非とも伝説の「二番」の部屋に泊まっみたくなる、そんな貴重な作品でした!小津ファンならずとも、湘南エリアに興味がある方は必読だと思います!

  • 茅ヶ崎館近々訪ねようと思います

    茅ヶ崎館近々訪ねようと思います

  • 茅ヶ崎の海

    個人的に色々な発見があって興味深かった。 晩春 [DVD] COS-021 で原節子(と宇佐見淳だったか?)らが海岸でデート(?)するシーンがある。乗ってきたのであろう自転車のそばに二人がすわって話をしている。向こうに江ノ島が見える。笠智衆・原節子親子は鎌倉在住という設定なのに、海に向かって左側に江ノ島があるのはおかしいな、と常々思っていた(脚本でも鎌倉の海岸となっていた)。同書によると、小津の映画に現れる海岸はすべて茅ヶ崎でロケされているのだそうだ。「晩春」のラストシーンで一瞬写る海、 戸田家の兄妹 [DVD] COS-017 の海岸(設定上は鵠沼)のシーン、 早春 [DVD ]で池辺良と仲間が134号線をハイキングするシーンもすべて茅ヶ崎なのである。何故、茅ヶ崎の海なのか?という点も同書で言及されていて、なるほどと思った。 茅ヶ崎在住の文化人、有名人についてにも触れられていて、発禁本の研究で有名な斎藤昌三 書痴斎藤昌三と書物展望社 が晩年茅ヶ崎に住んでいたとは初耳で、驚いた。 それにしても、「茅ケ崎館」ではなく「茅ヶ崎館」が正しい。この間違いは何とかならないものか?

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