作品情報
『2000』は、受賞作として読み継がれる作品です。
中年期にさしかかった家族の揺らぎを描く短編集。父、母、子の距離を、疲れた心に届く温かさで描く。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2000-08-01
- ページ数
- 293ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784104075034
- ISBN-10
- 4104075035
- 価格
- 2488 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第124回(平成12年度下半期) 直木賞受賞
レビュー
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古い本なので新品が見つかって良かったです
何せ古い本なので、ハードカバーの単行本(新品)があったので良かったです。古い商品なので若干焼けがありましたが問題はありません。重たいハードカバーの本だからこそ最後まで読むぞって気になりました。
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家庭を持ったおじさんに推奨
私自身、Amazonのレビューを見て購読。いくつかのそれぞれのストーリーが展開され、各々ビタミンの様に身体に染み渡る内容になっている。ただひと昔前の作品ということと、ギャルの言葉遣いがいささかわざとらしく、個人的にそれが妙に引っ掛かってしまった。泣きはしなかったかな。
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30代の父親の姿
家庭では子供を持つ親となり、 職場では中間職となる、30代の父親の悩みが描かれていた。 うまくいかないこともあるが、 それでもなお、前を向いていかなれけばならないのが、 背負うものをもつ30代の父親なのだと思った
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人生の分岐点
40、50代 誰でも通りすぎる地点 何か考えさせられますね。
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家族に「はずれくじ」などありはしない!
「ビタミンF」という題名に惹かれた。かつての直木賞作品という。重松清という作家名は知っていたがその作品は、まだひとつも読んでいなかった。7つの短編すべてがある家族のお話だった。どの作品も平易な文章で、しかも登場人物の心理描写が深い味わいをもって迫ってくるので、不覚にも涙が止まらなかった。その中でも特に「はずれくじ」というお話にはまいった。再読したくなって読み返すたびに、ひとつふたつと所々に心に響いてくる言葉がちりばめられているのだ。この作品の中には「宝くじ」がでてくる。「お金至上主義」の人からすれば「宝くじ」は、「当たりくじ」と「はずれくじ」を強く意識するであろう。当然である。生活するにはお金はあった方がいいのだから。そう思う人こそ、この「はずれくじ」をじっくり読んで欲しい。昨今、世の中では「親ガチャ」とか言って、自分の親は選べないと嘆いたり、逆に親も子を選べないから困ったなどと言っているおかしな風潮が、微かにはびこっているように思えてならない。けれども、宝くじコーナーで買ったたった一枚の宝くじでさえ、ひとたび家族の中にもたらされ存在するかぎり、たとえそれが「はずれくじ」だったとしても、家族同士が相手を思いやることさえできれば、いつの日にかきっと「当たりくじ」に変わる時が来るんだよと、作者はこの物語で世の中に訴えたかったのであろう。直木賞のみならず、山本周五郎短編賞をも与えたいと思った。
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何だかな~~~
団塊の世代の 親父みたいで。 読んでて情け納屋だよ!!!!!!! もうこの人の 小説は読まない。
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家族がある人が誰も抱えそうな問題
短編6作品が収められている・・・ ビタミンFの題名の小説がなかったが、あとがきに作者が「F」とはfamilyとかfragileとかfatherとかの頭文字の「F」をとって本のタイトルとたとの説明があった この物語のすべての設定が、どこの家庭でも抱えていそうな、本人達には大きく、他人から見れば、どうってことない問題を取り上げている 私には子供がいないが、読んでいて、きっと自分の父親もこのような悩みを抱えていたんだろうなぁ・・ と思い、感情移入することができた 家庭に対して、家庭とは戻りたいと思う場所ではなく、離れたいと思う場所・・・ そんな言葉があったが、それも大変に印象的だった
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お疲れ気味アラフォーに共感す
30代後半お疲れ気味の男性が主役の7編からかる短編集。 父親であり、夫であり、息子である彼らは、迷いの真っ只中。この年代を経験済みの自分としては、切なくもあり、共感するところ大である。 自慢の娘がいじめの標的になって「セッちゃん」、夫婦の危機の中の家族旅行「なぎさホテルにて」、母に捨てられた老齢の父の思い「母帰る」など。 「なぎさホテルにて」では、さしたる理由もなく妻を疎ましく思い始めた夫は、17年前の学生時代、恋人と泊まった思い出のホテルで、”もしも”を考えてしまう。こういう、女性に理解できない男のいじましさは、良〜く分かる。【直木賞】