作品情報
自由な恋を夢見た二人の人生が、同じ男をめぐって狂いはじめる。
中央公論新社から単行本、のち中公文庫で刊行。愛されて育った明子と控えめな清子の人生が、同じ男性を愛したことで交錯し、大正期の空気を背景に女性の幸福と不幸を描く。
レビュー要約
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女性同士の対照と、明るさの裏にある残酷さを面白がる声がある。恋愛小説でありながら、作者らしい不穏さが残る点も印象を強めている。
書籍情報
- 出版社
- 中央公論新社
- 発売日
- 2002-03-01
- ページ数
- 235ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784120032479
- ISBN-10
- 4120032477
- 価格
- 53 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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レビュー
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ドロドロした内容だけど淡泊なタッチで書かれています。
amazonの商品紹介を見て購入しましたが、好みではありませんでした。 妾(愛人)になるまでを丹念に描くと思っていましたが、最初の方でそのような運びとなり驚きました。 「一番盛り上がるところなのに・・」と呆気にとられてしまいました。 話の内容自体は嫌いではないですが、物語の展開があまり好みではなかったです。 内容からすれば、ドロドロした雰囲気がもっとあっていい筈ですが、 岩井さんは割と淡泊に描いている(意図的に)と思いました。 それがいいという人もいれば、私のように足りないと感じる人もいると思います。 私ごとですが、先日「本格小説」(著・水村美苗)を読み、ひどく感銘をうけたので、 同じような作品(三角関係)を探しこの小説に出会った次第です。 そのため、「本格~」のようにボリュームがあり重厚で読み手に対してのトリックもあって・・・というような 作風しか受け付けない状況なのかもしれません、今の私が。 出会う時期が違えば、もっと高評価だったかもしれませんね。 最後に一点。一番いただけないポイントは、ズバリ・・・ 岩井さんのお顔が読書中、頭をよぎることです。 彼女はメディアにも割かし出ており、発言などインパクトのあるお方だと感じております。 そのような、書き手のイメージが強すぎて物語に集中できませんでした。
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ホラーでない小説
岩井志麻子と言えば、ホラー小説家という名札が付けられてしまいがちだが、徐々にその殻を破る方向にきているようだ。 本作はいままでの志麻子ファンを裏切らないちょっと前の日本が舞台であり、女性が主人公の旧仮名な世界である。 が、2人の女性の短い時間ではなく、若い頃からある時期までの半生を書き切ることによって、彼女の女性観のようなものがとても良く表現出来ていると思うのだ。 文体も読みやすく、2人それぞれの視点から物語が進行していく形にも破たんがない。ただ、欲を言えば、2人のうちの1人に作者自身がより強く投影されているのが、見えてしまい、そのせいで私は物語の中にどっぷりと沈みきれなかった気がする。 この時点での作者が色濃くあらわれている(舞台が東京であった!り、時代が大正モダンであったり、主人公が既婚女性であったり)ターニングポイント的な作品と言えるであろう。
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学生時代の友ー幸せな私ーいとしい夫
平凡な主婦として、幸せ?な毎日を送っている そんな、私が体験できないような、そしてしたくないような事が この本には、書かれている。 男って、やはり浮気をしてしまうのかな?って少し不安になった。 しかし、これからは夫をもう少し大事にしようと思った しばし、物語の主人公になりドキドキした時間を楽しめた 楽しい作品でした。
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- 島清恋愛文学賞 第9回(2002年) ・受賞