赤いオーロラの街で (ハヤカワ文庫 JA イ 12-1)
仕事に倦んだプログラマーが知床を訪れた夜、空に現れた赤いオーロラが世界停電の始まりとなる。未曾有の災厄に直面する人びとの姿を描く、災害SFの長編。
作品情報
赤いオーロラが、世界の停電を告げる。
第5回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。北海道・知床を訪れたプログラマー香山秀行は、赤いオーロラの発生によって始まる世界停電に巻き込まれる。巨大な太陽嵐がもたらす未曾有の危機のなかで、人びとがどう立ち向かうかを描く。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2017-12-19
- ページ数
- 288ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.1 x 15.7 cm
- ISBN-13
- 9784150313104
- ISBN-10
- 4150313105
- 価格
- 704 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
もしも太陽フレアの影響で、世界停電が起こったら? 舞台は北海道、迫真のシミュレーション小説 東京で仕事に倦んだプログラマー香山秀行は、テレワークの体験で北海道・知床の斜里町を訪れる。その夜、空一面に赤いオーロラが発生。街中が停電に見舞われた。それは超巨大な太陽フレアによるもので、全世界の通信・交通網もすべてストップ。完全な復旧には少なくとも数年かかるという――親切にしてくれた北海道の人々のために、自分に何ができるのか?世界停電という現実に起こりうる危機をめぐる、人と社会の物語。 解説:柴田一成(宇宙物理学者)
レビュー
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一気に読みました
太陽フレアの知識と具体的な想定被害がわかりやすく、かつ読みやすく書かれていて、一気に読みました。
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SFのパワー。。。
太陽フレアにより、世界中が大停電に! 電力依存の社会において、現実に起こりうる未来が描かれています。 大地震と同じく、起こる前に準備をしたいと思う一冊です。
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太陽フレア
おもしろい、為になる。ほんとにおこるとスマフォ、パソコン、テレビ、ラジオ、送電網すべて使えなくなるかも。終戦直後のハワイ ジョンストン島上空での実験の再来。
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続編希望。
舞台となった町の出身で思わず購入しました。 読書好きですが面白く読ませて頂きました。 いわゆるパニック小説の分野だと思いますが、悲壮感は無く、起こった事に対しどの様に前向きに対処するか、不自然を感じさせず書かれていると思います。(若干物足りなさはあるのですが。) 自分の住んでいた町を具体的に想像しながら読めたので臨場感も楽しめました。 "その後"の続編期待します。
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おもしろかったけど、もっと悲惨なはず。
2018年夏の北海道地震で全域停電。どれほどの苦難だっただろう。 そのときにこの小説がシミュレーション的に予言している、との評を見かけて気になって購入。 おもしろくて一気に読んだ。文体も読みやすい。 でもずっと引っかかるのは「もっともっと大変で悲惨なはず」という感じ。 もし自分がこうなったらどうするだろう?という気持ちもあまり沸かなかった。 シミュレーション小説というよりはファンタジー小説を読んでいるみたいだった。 ただ私が思っているより人間ってすごいのかもしれない、という点は自分にとって発見だった。 どこにでも「なんとかしちゃう人」というのはいるのだろう。
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面白い
斜里町が舞台のご当地ノベルと思い読み始めたものの面白くて一気読みしてしまいました。物語は淡々としかも科学的根拠も示しながら進んでいきます。どうして大停電になったのか?どうして通信がマヒしたのか?それに対してどうしたら復旧出来るのか?復旧するまでの生活は?悲壮感漂う都会の大ダメージと田舎の人々が時には先人の知恵も借り前向きに困難に立ち向かっていく様が描写されていきます。もし本当にこのような太陽フレアで災害が起きたら(実際にカナダであったらしい)この物語のようになるかどうかは別として、こういう災害もあるんだと言う事を認識する必要はあると思う。 「長期の停電」「電話も含む通信の断然」が突然起きたら私たちは何ができるでしょうか?そんなことを考えさせられた一冊です。
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北海道に地震があった今こそ読みたい
黒点異常による大規模な太陽フレアが発生し、これが原因となって、全世界が5年~10年の停電となった世界を描く 主に極地でみられるオーロラは、フレア発生に伴う太陽風(プラズマ粒子)が地球に到達し、地球磁気圏の穴から降り注ぐ際に発光して、人の目に見えるようになるもの この本では、大規模なフレアにより、太陽嵐(風ではなく嵐と表現)が地球に到達し、全世界で赤いオーロラが確認された、と同時に、稼働中の変圧器、電線などが燃え上がり、電気が使えなくなった世界(世界停電と表現)を描く 巻末に京大教授が解説しているが、決して荒唐無稽な話ではなく、実際に停電が起きたケースもあるそうだ 読んでいて分かりやすく、勉強にもなる一冊
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続きが読みたい
太陽フレア災害SFですが、淡々と災害からの復興を描きながら人間ドラマを程よい塩梅で交えた良作でした。NHKが気合い入れてドラマにしそうなテイスト、というと魅力が伝わる人には伝わるかなと。一息に読んでしまいました。たしかにこれは続編が読みたい。
関連する文学賞
- ハヤカワSFコンテスト 第5回(2017年) ・最終候補