作品情報
日本推理作家協会賞で受賞となった、菅浩江の『永遠の森 博物館惑星』。
『永遠の森 博物館惑星』は、菅浩江による作品。日本推理作家協会賞の対象作として、作品の構想や語り口が評価された。読者は、ミステリ, 犯罪, 謎を軸に、受賞当時の文学的関心をたどることができる。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2000-07-01
- ページ数
- 329ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784152082916
- ISBN-10
- 4152082917
- 価格
- 2090 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 永遠の森: 博物館惑星 : 菅 浩江: 本
レビュー
-
ラジドラ番組『青春アドベンチャー』で聴いたのが始まり。とても良い作品でした。
ラジオドラマ番組『青春アドベンチャー』から入りました。後半の「ラヴ・ソング」での「花の名よりも(ポピュラーのピアノアレンジ)」が良いピアノメロディーだったのがとても良い印象でした。
-
綺麗な連作
芸術を扱う学芸員を描いたソフトなSF連作です。 普段あまりSFを読まない為か、正直なところSF的な設定・描写にはいまいち馴染めませんでした。 また、登場人物は基本的に人格者なのですが、一部の人物を過度に攻撃するような場面が時折あり、鼻につくこともありました。 しかし、最後の「ラヴ・ソング」はそうした印象を忘れさせるほどロマンチックなお話でした。 芸術を味わう際の姿勢は人それぞれかと思いますが、その根源にあるべきものが叙情的に描かれています。
-
Kindle版でもオススメ。
Kindle版読了。SFを電子書籍で読むのはいささか不思議な気分になるが、この短編集は特にその趣が強い気がする。タブレットを操作しながら読書しているのが、まるで博物館の中に入っていくような……そんな摩訶不思議な気分になる。 疑似SF気分になるためにはKindle版をオススメする。
-
大昔に買って、読んで、心に根付いているか本
15年ほど前に読み、ものすごく心に残っていたのに、何故か捨ててしまった本。そんな自分に後悔して、再度買い直しました。。。 共感覚について、この本で初めて知りました。それ以上に、うまく思い出せないけれど、美しい何かが心に残っている。。 一度読んだら、忘れられない本です。美術や芸術が、小さい頃から好きなの方には読んでいただきたい。。。 STEAM教育という言葉が最近流行っているようだが、嫌らしい。。おそらく、美術好きな人の中に、科学好き、テクノロジー好きがいて、あるいは、科学好きの中に美術やテクノロジーが好きな人いて、そういう人は、この世の本質は何かという点にすごく興味があるのではないかと推測している。自分がこの世の中で生きるために必要だから興味があるのではなく、心の奥底から、そういう科学や美術や技術に興味があるのだ。そういう人に、読んでもらいたいなあ。。おこがましいかな。。でも、きっと、美しさが分かると思うな。。
-
素晴らしい短編集
失敗したなと言うのが読み始めた感想、何でもっと早く読まなかったんだろう?。 主人公に降りかかる数々の難問(しかもSF的な)をよくぞ表現したと言うしかない。 しかも、ちらちら出てくる妻への愛をロマンチックに最後に絡め纏めたのは見事。
-
ハードカバーで読んだ記憶があったが、見つからないのでKindle版で買い直し
ハードカバーで読んだ記憶があったが、見つからないのでKindle版で買い直し。 電車で読むには片手で操作できるKindle版が一番楽だ。 再読して気が付いたのは、調停役の主人公が毎話残業、徹夜続きってデスマだよ。 電脳化のVerアップによる機能の強化は理解できるが、旧Verのアップデートはできないのか。 1話目で紹介された案件が最終話になっているけれども、1話目から8話目までどれだけの日数が経っているのかな? 美術、芸術と言う感性の世界に電脳化して情動データベース化ってすごいこと考えたな。
-
あたたかな視線
SFというので「きっと難しい言葉とか事件とか?」と身構えて読み出したのでしたが結局はそんなことはなく多分誰にでも楽しめる本ではないかと思われました。主人公の孝弘がお人よしで鈍くって可愛かったです。日記記録に妻について書いた記述が{検索結果ゼロ}と知った時の驚き方と言ったら!もう大笑いでした。反省して欲しい物です。他にもいばりんぼうマシュー、黒猫の様なネネさん、黎明期の学芸員オジャカンガスさんなど魅力的な人物がてんこ盛りです。美を追求する人たちの真剣ででもどこかほほえましいやりとり。短編集ですが基本的には全部ハッピーエンドですし読後感も良いです「あなたみたいに上手な説明は出来ないけど、とにかく、綺麗ね」という妻の美和子の言葉が最強かも?良い本ですよお勧めです。
-
女性向けライトSF
自分のような本格的なSF(サイエンスフィクション)好きには合わなかったが、ドラえもんや7SEEDSのような、Sukoshi Fushigiを求める人にとっては面白いだろう。 群像劇に主軸を置いている。作品から受けるイメージはVIVYというアニメに近い。
関連する文学賞
- 日本推理作家協会賞 第54回(2001年) ・受賞
- 星雲賞 第32回(2001年) ・日本長編部門