日本の文学賞

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くっすん大黒

Bunkamuraドゥマゴ文学賞

くっすん大黒

町田康

『くっすん大黒』は、町田 康の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。

受賞作人物の変化時代と社会

作品情報

『くっすん大黒』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。

『くっすん大黒』は、町田 康の作品として文学賞で評価された。受賞対象となった魅力は、題材そのものだけでなく、人物や場面を通して読者に余韻を残す構成にある。

レビュー要約

  • 題材の切り取り方と語り口に関心が集まる作品。読者には、人物の置かれた状況や作品が描く時代性を読み解く面白さがある。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
1997-04-07
ページ数
173ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163168203
ISBN-10
4163168206
価格
971 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

すべては大黒を捨てようとしたことから始まった!? ありふれた日常と異次元世界を描く注目の大型新人登場。「河原のアパラ」を併録

レビュー

  • 流れる文章力!

    惹き込まれるような筆致で、おもわず読み進む。作者の技量に感心しました。

  • 楽しみました

    町田康さんのデビュー作なんですよね? 図書館でたまたま手に取ったので読みました 作中にも出てきた ガルシア・マルケスさんの作品と同じ香りの はちゃめちゃさを感じました 楽しみました

  • 笑える面白さ

    こんな、声を出して笑う小説ってなかなかない。 めっちゃ面白い。

  • これが文学なのか!?

    これは文学と言うものらしい。文学などと言うと、気むずかしい顔をしながら、じっくり時間をかけて読破するものを想像してしまう。しかし、この作品は(電車の中で読んでいたので)笑いをこらえながら、あっという間に読み終えてしまった。このノリの良さと言うか、テンポの良さと言うものは称賛に値する。しかし、著者が何を言わんとしていたのかを説明するのは、非常に難しい。と言うか、私ような者には理解不能の領域である。それでも、おもしろおかしく、文学と言うものの端っこを囓らせてくれた訳だから、良しとしよう。「くっすん大黒」と「河原のアパラ」の二編が収録されているが、私は後者の方が好きである。

  • これも好き

    映画化されるとの噂の『パンク侍、斬られて候』の原作を読んでから町田康は2冊目、 好き嫌いはっきり分かれるクセのすごい文章を書く人ですから、2冊目に手をつけたという事は気に入っているわけで、読んでみたら案の定気に入ったわけです。 作品から無理くりメッセージを読み取るのは無粋かもだが、今作は『くっすん大黒』と『河原のアバラ』のいずれも残念な人が子分を連れてちょいと小旅行、最終的には何も解決していないし何の成長もしていないけど今が楽しいからそれでいいんじゃん?といったヒッピーな精神は自分の学生時代と重なる部分がある。 そして「こんなダメな人らがダメなりに楽しそうなんだからわしも楽しまにゃあ」と思わせられる。 良い読後感。

  • 読んでいくと怖いのだ。

    みんな結構、激賞してるけど、読んでみてとても不安になってしまった。と、いうのもこの小説の根底に流れている、生活の怖さ…生きていくことの恐怖にあせりながらも、わけがわからない生き方をしているのは主人公でもあり、読んでいる自分でもあるから。そのことに気が付くとなんか怖くなった。僕も若かりし頃、プータローだったし、オジサンと言われる年になっても、結局のところ、オジサンというしたり顔をして実は、何も若い頃と変わらない、プータローなのだから。

  • 町田康を読む。読んでこます。

    もう三日も読んでいないのであって、実になんというかやれんよ。ホント。本を読ましやがらぬのだもの。屈辱ポンチやら夫婦茶碗やらでいいのだが。あきまへんの?あきまへんの?ほんまに? と、くっすん大黒風に書いてみたが、いやあ、はまったね。町田康。すごいよ、ほんまに。 中毒性がある。読み出したら止まらない。この作家のすべての作品が読みたくなる。 その類似性が指摘される太宰治や織田作之助、坂口安吾、石川淳といった戦後無頼派の作家たちの作品も、これまでかなり読んでこましたが、きっと、その当時の読者が太宰らに対してもった共感のようなものを、現代における読者が町田康に対して感じているのではないか。 町田康の作品における主人公は、いい加減なようでいて、その実やさしさをもっており、読んでいて実に気持ちがいい。 読みやすい文体で平易に書かれているようで、実は再読に耐えうるレベルの高い文学として成立している。 とかなんとか書いたけど、これからもとにかく町田康を読む。 読んでこます。

  • 独特の文体惹きこまれます。

    『自分』と連れにこれでもかと災難がふりかかり、よく考えると怖ろしい体験ですが、あたふたしたり憤ったりしながらも「とにかく何か食べて飲んで」笑って受け入れるところが悲しくもありおかしくもあり…。 訳が分からない部分もおもしろいし、むちゃくちゃな中に垣間見える美学や謙虚さも好きです

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