日本の文学賞

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Bunkamuraドゥマゴ文学賞

ぶんかむらドゥマゴぶんがくしょう

パリのドゥ・マゴ賞の精神を継承し、新たな才能を発掘するために1990年に創設された文学賞。

小説評論戯曲
創設年
1990
主催
株式会社東急文化村
カテゴリー
文学総合・文芸総合
選考方式
推薦
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
9月頃
賞のステータス
活動中

説明

パリのドゥ・マゴ賞(1933年創設)の先進性と独創性を受け継ぎ、既成概念にとらわれず幅広いジャンルから新しい才能を発掘することを目的に、株式会社東急文化村(Bunkamura)が主催して毎年選考委員が選定する文学賞。

賞品

主賞品
賞状とスイス・ゼニス社製時計
賞金
1,000,000円
  • パリ・ドゥ・マゴ賞授賞式への招待(希望者のみ)

選考情報

選考プロセス

選考
審査員 毎年1名の選考委員
発表 9月初旬

選考基準

  • 先進性
  • 独創性
  • 既成概念にとらわれない
  • 新しい才能の発掘

関連の賞

  • パリ・ドゥ・マゴ賞

公式情報

https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/

過去の受賞者

高野秀行 たかの ひでゆき 受賞
イラク水滸伝

占領下の記憶と身体を、現在の感覚で掘り返す舞台作品。

占領下の記憶と身体を、現在の感覚で掘り返す舞台作品。

舞台記憶身体戦後
山崎ナオコーラ やまざき なおこーら 受賞

山崎ナオコーラの『ミライの源氏物語』。淡交社から刊行された単独書籍として確認でき、ISBN13 9784473045485 を得た。

現代の視点で『源氏物語』を読み直す書籍。

184ページ
文芸評論古典文学単行本
木村紅美 きむら くみ 受賞

感染者第一号を恐れる地で、罪の記憶を抱えた二人が出会い、静かな逃亡生活を送る小説。過去の加害の重さと、互いの気配を頼りに生きる関係が描かれる。

罪の記憶を抱えた二人の、孤独で安全な逃亡生活。

152ページ
小説コロナ禍罪責孤独
堀川理万子 ほりかわ りまこ 受賞

海辺のアトリエで過ごした夏の日の記憶を通して、少女の心の解放を描く絵本。

海辺の光が、忘れられない一週間をやさしく包みこむ。

32ページ
絵本記憶アトリエ
石川宗生 いしかわ むねお 受賞

ジェラール・フィリップの最期の冬をたどりながら、俳優の輝きと時代の記憶を描くノンフィクション。

ひとりの俳優の最後の季節が、時代そのものの肖像になる。

208ページ
ノンフィクション映画伝記記憶
小田光雄 おだ みつお 受賞

現代社会や人間心理を鋭く観察し、言葉と認識のずれを掘り下げる作品。読み手に既成の見方を問い直させる批評性を備えている。

古本屋散策は、受賞作としての輪郭を通じて、人物と社会の関係を見つめる作品である。

259ページ
受賞作人間関係記憶社会葛藤
九螺ささら くら ささら 受賞

九螺ささらの初著書である『神様の住所』は、短歌と自己解説を組み合わせ、日常の感覚、夢、宇宙、身体、言葉遊びを往復する作品集である。短い歌を手がかりに、作者自身の発想の回路を開いて見せるような構成で、短歌を読む楽しさを散文のリズムでも伝えている。

短歌を「吐いた花の器」として差し出す、感覚と言葉遊びに満ちた初著書。

272ページ
短歌自己解説言葉遊び身体感覚夢と宇宙
松浦寿輝 まつうら としき 受賞

日中戦争下の上海で、日本人警官・芹沢は軍と青幇の接触を仲介したことから追われる身となる。祖国にも職にも見放された男が、魔都の混沌で生き延びようとする。

ふるさとを失った男は、上海の闇で名誉と恍惚を求める。

765ページ
上海日中戦争名誉歴史小説
中村文則 なかむら ふみのり 受賞
私の消滅

現代社会や人間心理を鋭く観察し、言葉と認識のずれを掘り下げる作品。読み手に既成の見方を問い直させる批評性を備えている。

私の消滅は、受賞作としての輪郭を通じて、人物と社会の関係を見つめる作品である。

176ページ
受賞作人間関係記憶社会葛藤
武田砂鉄 たけだ さてつ 受賞

現代社会や人間心理を鋭く観察し、言葉と認識のずれを掘り下げる作品。読み手に既成の見方を問い直させる批評性を備えている。

紋切型社会:言葉で固まる現代を解きほぐすは、受賞作としての輪郭を通じて、人物と社会の関係を見つめる作品である。

20ページ
受賞作人間関係記憶社会葛藤
山浦玄嗣 やまうら げんじ 受賞
ナツェラットの男

地方の風土と信仰を背景に据えた長編小説。個人の信仰、地域社会、言語的アイデンティティを描く作品で、2014年にBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した。

『ナツェラットの男』は、受賞歴を通じて読み継がれる山浦玄嗣の作品である。

信仰故郷言語とアイデンティティ地域文化
恩田侑布子 おんだ ゆうふこ 受賞

俳句を軸に余白、季節、身体感覚をめぐる批評的な思索を広げる一冊。詩歌の言葉が持つ沈黙や間合いを、生活の感触と結びながら読ませる。

「余白の祭」は、受賞記録と書誌確認から輪郭をたどれる作品である。

413ページ
俳句余白批評
金原ひとみ かねはら ひとみ 受賞
マザーズ

『マザーズ』は、kanehara-hitomiによる受賞作品。受賞記録と公開書誌情報をもとに、作品単位の基本情報として整理した。

受賞歴を手がかりに、作品としての輪郭と入手状況をたどる一作。

受賞作品現代文学書誌確認
磯崎憲一郎 いそざき けんいちろう 受賞

『赤の他人の瓜二つ』は、磯崎憲一郎による小説。偶然の一致や他者との類似を手がかりに、自己と世界の境界を揺らす小説。現実の輪郭が少しずつずれていく感覚を描く。

赤の他人の瓜二つは、偶然を軸に作品世界を立ち上げる。

167ページ
偶然自己他者現実の揺らぎ
朝吹真理子 あさぶき まりこ 受賞

声、記憶、土地の感触がゆるやかに流れ込むように連なり、語りの輪郭そのものを揺らす小説。出来事よりも言葉の運動を前面に出し、生の痕跡がどのように残るのかを探る。

『流跡』は、声、記憶、土地の感触がゆるやかに流れ込むように連なり、語りの輪郭そのものを揺らす小説。

102ページ
記憶言葉の流れ身体感覚痕跡
平野啓一郎 ひらの けいいちろう 受賞

人類初の火星着陸を成し遂げた宇宙飛行士を中心に、英雄化、監視社会、個人の罪と記憶を描く長編です。近未来の政治とメディアの中で、人間の同一性が揺らぎます。

ドーンは、日常の手触りの中に異界の気配が差し込む物語です。

493ページ
火星探査近未来記憶
中原昌也 なかはら まさや 受賞

中原昌也が二〇〇四年から二〇〇七年にかけて綴った日誌をまとめた一冊。作家・音楽家としての日々、交友、仕事、苛立ちが断片的に積み重なる。

三年半の日々の断片が、作家の生活と時代の空気をそのまま立ち上げる。

416ページ
日誌エッセイ音楽サブカルチャー
赤坂憲雄 あかさか のりお 受賞

岡本太郎が日本各地の民俗や造形に見いだした力を、思想史と民俗学の視点から読み解く評論。芸術家の旅と発見を通じて、日本文化の根にある野性や祝祭性をたどる。

岡本太郎が日本各地の民俗や造形に見いだした力を、思想史と民俗学の視点から読み解く評論。

375ページ
岡本太郎民俗日本文化芸術
平松洋子 ひらまつ ようこ 受賞

『買えない味』は、柿、冷やごはん、土瓶の番茶、箸置き、うつわなど、日々の食卓と暮らしの手触りから味わいをすくい上げるエッセイ集である。買うことのできない感覚や記憶を、平明で細やかな文章で描く。

日常のなかにある、値段のつかないおいしさを見つめる。

197ページ
暮らし記憶日常
大道珠貴 だいどう たまき 受賞
傷口にはウオッカ

『傷口にはウオッカ』は、daido-tamakiによる作品です。2005年のbunkamura deux magots literary awardで評価された作品で、題名が示す人物や場所、出来事を軸に物語性や言葉の力を伝えます。

『傷口にはウオッカ』は、受賞時に注目された主題と語りを手がかりに読む作品です。

文学賞受賞作同時代の表現物語と記憶
田口賢司 たぐち けんじ 受賞

『メロウ1983』は、単行本化時に『メロウ』と改題された田口賢司の小説です。断章的な語り、ポップカルチャーの記憶、成就しない愛の感触が混ざり、甘さと残酷さを同時に響かせます。

断章の連なりが、甘く残酷なラヴソングのように響きます。

170ページ
ポップ文学断章1980年代の記憶愛と喪失
米原万里 よねはら まり 受賞

「オリガ・モリソヴナの反語法」は、米原万里による受賞作品です。人物の感情や関係の揺れを軸に、時代や場所の空気を映しながら読者を作品世界へ導きます。

オリガ・モリソヴナの反語法は、受賞歴を通じて広く知られるようになった作品です。

416ページ
人間関係記憶日常と非日常
多和田葉子 たわだ ようこ 受賞
球形時間

『球形時間』は多和田葉子の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。

『球形時間』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。

文学記憶受賞作
堀川弘通 ほりかわ ひろみち 受賞

黒澤明の助監督として現場を共にした堀川弘通が、青年期から世界的監督となるまでの歩みを、映画製作の記憶と同時代の空気の中で描く評伝。作品論だけでなく、戦時下の撮影、東宝争議、スタッフとの関係を通して、巨匠の人間像に迫る。

現場を知る映画監督が、世界のクロサワの素顔と時代をたどる。

353ページ
映画史評伝師弟関係戦後日本映画
吉本ばなな よしもと ばなな 受賞
不倫と南米

よしもとばななの短編集。南米への旅と恋愛の痛みを背景に、生きる感覚の回復と喪失の余韻をやわらかな文体で描く。

不倫と南米

恋愛喪失
川上弘美 かわかみ ひろみ 受賞

『神様』は、川上 弘美による刊行形態が確認できる作品です。受賞時期の文学・評論・児童文学・ミステリなどの文脈の中で評価された作品として位置づけられます。

『神様』は、川上 弘美の創作や批評の特色が表れた受賞作です。

194ページ
受賞作文学作家性
矢作俊彦 やはぎ としひこ 受賞
あ・じゃ・ぱん(上・下)
町田康 まちだ やすし 受賞

『くっすん大黒』は、町田 康の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。

『くっすん大黒』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。

173ページ
受賞作人物の変化時代と社会
飯島耕一 いいじま こういち 受賞

『暗殺百美人』は、飯島耕一による作品。bunkamura-deux-magots-literary-awardの受賞作として知られ、作者の関心や表現の特徴を示す一作である。

飯島耕一の表現世界を伝える『暗殺百美人』。

214ページ
受賞作文学表現作者の主題
佐江衆一 さえ しゅういち 受賞
黄落

『黄落』は、佐江衆一によるBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作。受賞時の評価対象となった作品で、題名やジャンルの特性を手がかりに、作者の関心が凝縮された一作として読める。

佐江衆一の表現が、黄落という題名に凝縮されたBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作。

受賞作Bunkamuraドゥマゴ文学賞作者性
内田春菊 うちだ しゅんぎく 受賞
ファザーファッカー、私たちは繁殖している

『ファザーファッカー、私たちは繁殖している』は内田春菊による作品で、bunkamura-deux-magots-literary-awardの1994年回で評価された。作品名と著者名で単行本・文庫・収録書籍の有無を確認したうえで、確認できた範囲の作品情報を示す。

ファザーファッカー、私たちは繁殖しているは、内田春菊の創作や批評の特色が受賞時に注目された作品。

受賞作1994年文学
久世光彦 くぜ みつひこ 受賞
蝶とヒットラー

「蝶とヒットラー」は久世光彦による受賞作品。受賞分野の文脈で評価された作品として、作者の主題意識や表現上の特色を伝える。

蝶とヒットラーは、久世光彦の表現世界を示す受賞作品。

受賞作品作者性文学表現
三田英彬 みた えいはく 受賞

異端の画家・鶴岡政男の生涯と創造を追い、奔放な人物像と作品の核心に迫る評伝です。前衛、風刺、無頼の気配を手がかりに、戦後美術の一角を生き生きと描き出します。

芸術とは無慚なもの:評伝・鶴岡政男は、三田英彬の表現世界を凝縮した受賞作です。

294ページ
評伝戦後美術鶴岡政男
山田宏一 やまだ こういち 受賞

映画批評家・山田宏一が、フランソワ・トリュフォーの人生と作品を、交流の記憶と映画史の視点から描く評伝。ヌーヴェル・ヴァーグの精神と、映画を生きることの幸福と痛みを伝える。

映画を愛することと人生を語ることが、トリュフォーの姿を通じて一つになる。

369ページ
映画史評伝ヌーヴェル・ヴァーグ友情