作品情報
西鶴は何を書いたのか。虚実をめぐる歴史ミステリー。
第9回松本清張賞受賞作。井原西鶴の創作をめぐる謎に挑む異色の歴史ミステリーとして刊行された。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2002-06-01
- ページ数
- 246ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163210803
- ISBN-10
- 4163210806
- 価格
- 149 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第9回(2002年) 松本清張賞受賞
レビュー
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読み難い松本清張賞受賞作
第一印象は読み難いこと。助詞のてにをはを省いた地の文はリズム感が無く、最後まで慣れることはなかった。同じようなものに文楽(人形浄瑠璃)の床本があるが、こちらは太夫が三味線の調べに乗せて語る文章だから、リズムがあり、読み易い。本書も試しに音読してみたが、やはりリズム感が無い。 これに対して会話文の上方言葉は、上方歌舞伎のせりふを聞くようで楽しめた。当時の、当地の雰囲気が出ていて良い。 内容は、井原西鶴が俳諧の世界における自身の立ち位置に惑い、苦しみながら、草子に手を染めるというもの。「好色一代男」以外は偽作となって行く背景の描き方は説得力がある。しかし内容以前に、読むのに一苦労で星3つ。
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