日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
パーク・ライフ

芥川龍之介賞

パーク・ライフ

吉田修一

日比谷公園で出会った男女の会話と距離感を通して、都市で働く若者の孤独と曖昧な親密さを描く中編小説。淡い恋愛の手触りと、都心の風景の軽やかな揺れが重なる。

都市孤独恋愛日常

作品情報

公園のベンチに流れる会話から、都市生活の孤独と近さが浮かび上がる。

芥川賞受賞作として文藝春秋から単行本化された作品。何気ない会話や移動の場面に、二〇〇〇年代初頭の東京で生きる人々の感覚を写し取り、端正な文体で余白の多い読後感を生む。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
2002-08-27
ページ数
176ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163211800
ISBN-10
4163211802
価格
1362 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

地下鉄で人違いして話しかけた不思議な女との偶然の再会が、僕の好奇心に火をつけて……。男女関係の“今”をリアルに描く傑作!!

レビュー

  • 日比谷公園に行きたくなった

    綺麗な描写の表現が豊かで、頭の中で物語が想像し易い。 とても昭和の男性目線物語。

  • 他人との距離感

    第127回芥川賞受賞作品(2002年上期) 都会的な雰囲気の中で他者との距離感を描き出している。いい。 好きだった人、母親、父親、友人、電車の中で出会っただけの女性、公園のおじさん。 臓器移植について書かれているところがある。そうだな、自分の臓器が誰かの体内で動き続けていたとしたら、人間の生命ってすごく教会がないものかもしれないと思い始めた。 自分が生きているってなんだろうなという虚しさがちょっと湧き上がる。 実はこの小説の後にある「flowers」という作品がとてもよかった。生け花らしきことをする男たち。これだけ言うとなんか風流な感じがするが、人間のドロドロが対照的に描かれる。まったくもっての穢い部分だ。その落差がすごい。

  • 面白い。

    面白いのでお勧めです。

  • 期待はずれ。

    何が、どこが芥川賞だったのでしょうか。理解不能です。 「flowers」に至っては不愉快でした。買って後悔の一冊になってしまいました。

  • スタバに行きたい

    スタバに行きたい人が読みたい作品

  • 吉田ワールドの原点、その萌芽を見た読後感

    古本書店 のカゴから100円でお持ち帰り この100円は安い買い物でした。 2002年に芥川賞を受賞した「パ―ク・ライフ」と 1999年に「文學界」で初出の「flowers」を収録 この頃からある人間関係の切なさの描写に 吉田修一独特の世界あり

  • すべてが視界に入っている状態というのは、実は何も見えていない

    「波紋の広がる池、苔生した石垣、樹木・・・、それらすべてが視界に入っている状態というのは、実は何も見えておらず、何か一つ、たとえば池に浮かぶ水鳥を見たと意識してはじめて、ほかの一切から切り離された水鳥が、水鳥として現れるのだ」本当にその通りです! 公園で気球を上げているおじさんの話が面白いし、猿のラガーフェルドは可愛いし、読後感が爽やかで、部屋で本を読んでいても、公園のベンチに座って読んでいる気持ちになりました

  • 肩すかし

    私には何も伝わらない文章でした。それで⁈なに⁈ そんな読後感でした。

関連する文学賞