作品情報
星々を渡る舟のように、家族の記憶は離れながらも同じ闇の上を進んでいく。
『星々の舟』は、村山由佳の連作長編。家族の成員ごとに語りを分け、戦争の記憶、恋愛、親子関係、兄妹の感情をつなぎながら、一つの家族史を浮かび上がらせる。
レビュー要約
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家族の痛みを複数の視点から描く構成が厚みを生み、感情の揺れに寄り添う読み味がある。重い題材を扱いながら、人物への温かさが残る。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2003-03-30
- ページ数
- 392ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163216508
- ISBN-10
- 4163216502
- 価格
- 2134 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
父と息子、後妻と連れ子の「家族」の幸せで平凡な生活。そう、兄妹が恋仲になるまでは……。著者が新境地を切り拓いた感動の長篇
レビュー
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他の作品も読んでみたい!
村山由佳さんの作品を初めて!幸福とは呼べぬ幸せ…そう、人生なんて感じかた受け取りかた次第です。テーマは重いけどするりと入ってくる文体で読みやすかったです。もっと他の作品も読んでみたくなりました。
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一つの過ちが家族それぞれの人生に影響を及ぼす
今まで生きてきて反省すること多々あります。それは家族は知らないから平静におれます。 この小説では、家族それぞれの思いを抱きながら口にせず、波風たてず過ごしてる。 それが平和な家族の在り方だと思います。
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まぁまぁ
知人に頼まれたので読んでないです
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good
美しい
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心地よく読めた
傷みもなく、心地よく読めた
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うまく構成されているけれど重い内容かな。
村山由佳さんは初読です。ずっと以前「天使のたまご」を読もうとしたのですけどちょっと違うなって思ってやめて。先日テレビでお見掛けして読んでみたいなと思ったんです。それで選んだのが直木賞作品の本作。確かに読みやすく細かな描写が綺麗ですが、扱ってる内容はすごく重いですよね。さらっと書かれてるけれど近親相姦、不倫、いじめ、戦争犯罪と。これでもかってこの一家にまとわりつくくらい影。だけど人物はみなっその悲壮さを感じさせない。良い意味では前向きなんだけど悪く言えばリアリテイがない。禁じられた愛に一生を捧げる姉の人生は悲劇ではないのか。もうちょっとこの二人のかかわりを掘り下げて読みたい気もする。いじめの章ではちょっと辛かった。でも現実はこんなものではないですよね。もっと壮絶。そして父の戦争体験と重く重くなっていくのに最後まで一気に読んでしまった。結局読ませる作家さんなのだなと思う。ただ短編としてよく出来た章もあるけれど、中途半端に終わった章もあって少し惜しい。でも全体にはとても読みごたえはありました。さすが直木賞だなと。彼女の他の作品も読んでみるつもりです。
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村山ワールドの原点
久しぶりに読み直してみましたが、村山さんの小説家としての才能を再認識。素晴らしい作品です。
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読み始めたら最後まで読みましょう
性にからんで、近親相姦、不倫、レイプ、いじめ、虐待と続くので、途中で放棄したくなりました。 私は、幸せとは、家族やコミュニティーで、その居場所を確保できることだと思います。 ところが、この物語では、それを実現できない話が続くので、私は共感できませんでした。 そして、最終章の「名の木散る」が現れます。1910年の日本による韓国の植民地化から、1945年の終戦までの歴史を踏まえて、戦争での人権侵害の一端が、ここで語られます。 ここで初めて、この物語の意図が理解できました。 最終章の「名の木散る」の内容に納得するためには、それまでの章を忍耐強く読み進める必要性があるのでしょう。 「竹島問題」の今こそ、読んでみるとよい本だと思います。 あなたは幸せとは何だと思いますか?
関連する文学賞
- 直木三十五賞 第129回(2003年) ・受賞