作品情報
働く身体のそばで、恋は甘く、苦く、確かな味を残す。
山田詠美の作家生活20年目の節目となる短編集。のちに文庫化され、表題作をもとに映画化もされた。
レビュー要約
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働く人びとの姿と恋愛の苦味を結びつける筆致が好評。会話や細部の鮮やかさを楽しむ声がある一方、登場人物の感情の強さを濃く感じる読者もいる。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2005-05-15
- ページ数
- 237ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163239309
- ISBN-10
- 4163239308
- 価格
- 1352 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」70を超えてもグランマは現役ぶりを発揮する。20年目のマイルストーン的作品集
レビュー
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余韻に浸れる短編集
風味絶佳、味が非常優れてるさまというように風味豊か人たちが登場する 短編集である。表題作「風味絶佳」「海の庭」「春眠」いずれも読後に 余韻の残る内容である。きっと筆者の登場人物の設定、描写、流れるよう な表現と文章の美しさが読者に余韻に浸れる作品として感動を与えてると 思います。
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よかった
書き出しがよかった、映画とストーリが少し違う点が面白かったです。
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好き嫌いが分かれる作品かも?
全部で6作品あるけれど「風味絶佳」以外はあまりピンと来なかった。 すごく読みやすいけれど読後感の気分がよくない。あくまでも個人的な 感覚なのだけど登場人物の(特に女性)の無神経な言葉使いや無神経な 対人関係に腹が立つ。私が古いのかな・・・イヤイヤそう思いたくない。このようなことが普通であったら世も末か?こうゆう世界もあるのかもしれないけど嫌いな人はダメだと思う。好きな人は好きなんでしょうね。今思うのは日本人の品格みたいなものが下がってきているのかな?ってこの小説を通して考えさせられた。「春眠」は私も二人で勝手にやってなさい〜無神経人が・・・」としか思えなかった。死んだお母さんが可哀想だ・・・結局早く死ぬのが負けなのかとさえ思った。 でもこうやって色々考えさせてくれた小説だから良かったのかな? 後味さえ良ければいいというものでもないのかも?
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愛するって難しい
時代設定がちょっと昔だなと感じる作品の短編集です。 出てくる男性は肉体労働系の人が多いです。 いつの時代でも、人は愛に貪欲になりたいのかなって思いました。なりたいけど、自分はなれないなという切なさを感じました。
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風味とは、かくも官能的なものか。
大切な人と大切な時間を過ごすのに、有名な音楽と食事が楽しめる店にいったことがあります。そしたら音楽は楽しめないし食事は不味いしで散々なことになったことがあります。 その後、お腹が満たされないので、一人で時々ごはんを食べる店にいって閉店まぎわなのに「腹が減ったからなんか食べさせろ」と無理をいいました。キッチンの人が「これでいいっすか?」といいながらラップにくるまれた魚をペロンと冷蔵庫から出してきました。私はうなずいて、魚が焼かれるのを待ちました。 その魚はフライパンで香草焼きになり、他のフライパンで調理された野菜たちといっしょにフライパンのまま出てきました。そのお魚も野菜も、今まで食べたごはんの中で最上級に美味しかった。口の中に広がる味わい、香り、飲み込む時ののど越し、お腹でのボリューム、すべてが官能的でした。 この詠美の短編集は、お腹は満たされないけど前出のごはんのように心が満たされていきます。最上級のごはんを食べた時に感じる、精神的な満腹感。それがぎゅっと凝縮されて、まさに風味絶佳。どれもすばらしいけど、最後の作品はどうしてふられた男性の気持ちをここまで描き出せるのだろうと、不思議になるぐらいです。 恋愛小説は数あれど、これをこえる短編集は今後そうは出てこないでしょう。自分の中で、クラシックとなった一冊です。
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滋養豊富。風味絶佳。
この短編集には職人が数多く登場します。 職人の放つオーラ、セクシーさ、男らしさをぎゅっと詰め込んで、 女の子のエッセンスを追加してできた作品。 彼らの、彼女らの甘く濃ーい風味を味わえます。 それはもう滋養豊富。風味絶佳。
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絶品!
さすが、と言うべき妙味のある短編集。 私は「夕餉」が一番好きでした。愛しい人へ作る料理は渾身です。 最近は泣ける小説が売れている現状ですが、 大事な人を失くした空虚さや寂しさで共感させて泣かせるのは、 そんなに難しいことではないと思います。 この本では愛情と幸せに満ちているのに 切なさがよぎって涙がでるような、 とても繊細で上等な感覚が描かれていて素晴らしいです。 恋をしていても、恋を待っていても、忘れていても、 それぞれに感じるものがある内容だと評価します。 今まで詠美作品を読んだことない人にもオススメ! ヒリヒリ感は薄くて、それでも作者のエッセンス凝縮です。
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う〜ん
山田詠美ファンの一人ですが、いつからか、 小説の質が落ちたような気がします。 あの激しく感情をぶつけた昔の作品の 面影がないのが残念です。 終始が足りないんです。あれだけ書いていたら 尽きてしまうのも否めないですね。 私は感動も何もなかったです
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- 谷崎潤一郎賞 第41回(2005年) ・受賞