日本の文学賞

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真鶴

芸術選奨文部科学大臣賞

真鶴

川上弘美

『真鶴』は川上弘美による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。

受賞作著者の作風同時代性

作品情報

『真鶴』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。

『真鶴』は川上弘美の作品として、文学賞・芸術賞の文脈で注目された一作です。作品ページでは、受賞時の位置づけと書籍化の有無を分けて扱い、単独書籍として確認できる場合だけ書誌識別子を示しています。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
2006-10-30
ページ数
266ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163248608
ISBN-10
4163248609
価格
2305 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

失踪した夫の日記には、ただ一言「真鶴」と記されていた。不在の夫を思いつつ、恋人と付き合う京。「存在とは何か」を問う傑作長篇

レビュー

  • 大昔に紙の本を買って持っているけれど、いつでも読めるようにKindle版を買いました

    何気なく書いているように見えるけれど、多分実際は小説を書くにあたって随分と推敲されているのだろうと思います。この人の文体が好きです。

  • 少々疲れる小説だが、ピンと澄み切って張り詰めた文体が魅力的

    〇 精神に変調を来たしている主人公は失踪した夫を思いながら真鶴を訪問する。物事に敏感で張り詰めた主人公の精神にふさわしく、沈んで内省的な叙述によって物語は進んでいく。 〇 だから重苦しくもあり、心楽しく読める作品ではない。途中で何度も中断したくなる。しかし何物にも代えがたい透明感、緊張感が全編を支配しており、それが魅力である。

  • 夫はどこにいったん?

    夫はどこにいったん?

  • 貴重な一冊!

    美しゅうございました。 素晴らしい。独特な言葉の使い方、文章。 そうすっぱりするのかと、私には新しい文体に感じました。古めかしく感じる言葉はありますが、それも美しい。こんな風に言葉を流すのかとほれぼれします。 ⁡単行本は凝ったデザインになっていて、朱色の文字のカバーを外すと、中から、「孤高の画家」として知られる高島野十朗さんの「すもも」の絵が出てきます。

  • テーマはなに?

    漠然とした文章から始まった。著者が何を書きたいのか最後まで理解できなかった。主人公は分裂症か?また、 解説がさらにひどく、なにを解説しているのか理解できなかった。

  • 我が身のように主人公の気持ちを読みました。

    感動、真鶴に一人で行ってきました。後ろからの足音が無いか、じっと立ちつくしてもみました。一人ではない時は?と、友人と2人でも行ってみました。思い出が前後したり、心だけの風景をまじえながらも、リアル感がある・・・興味深い一冊となりました。

  • 小説を読む愉悦

    タイトル「真鶴」は神奈川県にある港町の名です 小田原から清水まで東海道線に乗ったとき、素敵な名前の駅があるものだと思いました。 車窓から真鶴半島を眺めただけでしたが、本書を読んだ後だったらまた違う感慨があったことでしょう 12年前に失踪した夫・礼(れい)が日記に残した「真鶴」という言葉に惹かれるように何度か真鶴を訪れるようになった京(けい) 執筆業で生計をたて、実母と礼との間の一人娘・百(もも)と3人で暮らしている 不在の夫への心を残しつつ、出版社の担当者で家族のいる青茲との不倫関係も続けている 誰にも話していないけれど『ついてくる者』がいる 特に真鶴で『ついてくる女』は、はっきりとその姿を見せ会話も成り立ち、礼のその後を知っているらしい 彼女は京に何を伝えようとしているのか 『ついてくる者』は幻聴・幻覚で、彼女は精神を冒されかけているという設定 真鶴で現実に向き合うことが出来るようになり、回復に至るまでの春から翌年春までの一年の物語です 現実から乖離しかけた主人公の精神世界は、現実より現実的な光景を見せてくれます 幽霊を見た、とか臨死体験とか、脳科学で解明されつつあるようですが、人というやっかいな生き物の不透明な部分は曖昧なままにしておいて欲しい、という気もします このような小説を読む楽しみは残しておいて欲しいので

  • 読みにくい

    色々な文学賞を受賞している方と聞いて驚くくらい、文章が素人臭くて読むのが苦痛だった。幻想的な作風はいいのだが、主語がはっきりしないし、今、誰の観点で話しているのかはっきりせず、視点もコロコロ変わり全くストーリーに入っていけなかった。同時に他の作家の作品を読んでいた為、余計文章の不味さが目立った感じだ。余談だが、志賀直哉の作品で同名の「真鶴」があるが、作風が違うから比べていけないのだが、あちらの方が数段良いので、そっちを読んだ方がいい。

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