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第115回(1996年) 受賞受賞作: 蛇を踏む
川上弘美『蛇を踏む』は、芥川龍之介賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。
『蛇を踏む』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。
169ページ人生記憶時代
川上 弘美
かわかみ ひろみ
Kawakami Hiromi
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1958-04-01 (東京都)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 東京都杉並区 → アメリカ合衆国(幼少期)
経歴
- 職業
- 小説家, 俳人
- 活動期間
- 1994年〜
- 所属団体
- 芥川賞選考委員, 谷崎潤一郎賞選考委員, 三島由紀夫賞選考委員(2007–2018)
- 影響を受けた人物
- 内田百閒
- ノミネート
- マン・アジア文学賞(最終候補), 国際ブッカー賞(ノミネート・2025)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| お茶の水女子大学 | 理学部 | 生物学科 | 学士(理学) | 1976-1980 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1994 | パスカル短篇文学新人賞 | 神様 | — | ASAHIネット | 受賞 |
| 1996 | 芥川龍之介賞 | 蛇を踏む | — | — | 受賞 |
| 1999 | 紫式部文学賞 | 神様 | — | — | 受賞 |
| 1999 | ドゥマゴ文学賞 | 神様 | — | Bunkamura | 受賞 |
| 2000 | 伊藤整文学賞 | 溺レる | — | — | 受賞 |
| 2000 | 女流文学賞 | 溺レる | — | — | 受賞 |
| 2001 | 谷崎潤一郎賞 | センセイの鞄 | — | — | 受賞 |
| 2007 | 芸術選奨文部科学大臣賞 | 真鶴 | — | 文化庁 | 受賞 |
| 2015 | 読売文学賞 | 水声 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 2016 | 泉鏡花文学賞 | 大きな鳥にさらわれないよう | — | — | 受賞 |
| 2019 | 紫綬褒章 | — | — | 日本政府 | 受章 |
| 2023 | 野間文芸賞 | 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ | — | 野間財団 | 受賞 |
| 2025 | 日本芸術院賞・恩賜賞 | 大きな鳥にさらわれないよう | — | 日本芸術院 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第9回(1999年) 受賞受賞作: 神様
『神様』は、川上弘美による小説。受賞対象となった作品で、題名が示す人物、場所、記憶、社会的状況を軸に読ませる。
神様は、小説としての輪郭と川上弘美の関心が重なる作品。
受賞作小説現代文学
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第9回(1999年) 受賞受賞作: 神様
『神様』は、川上 弘美による刊行形態が確認できる作品です。受賞時期の文学・評論・児童文学・ミステリなどの文脈の中で評価された作品として位置づけられます。
『神様』は、川上 弘美の創作や批評の特色が表れた受賞作です。
194ページ受賞作文学作家性
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第39回(2000年) 受賞受賞作: 溺レる
『溺レる』は、2000年の受賞対象となった文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。
『溺レる』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む文学作品です。
文学人間関係時代
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第11回(2000年) 受賞受賞作: 溺レる
『溺レる』は、川上弘美による作品。伊藤整文学賞で受賞となった。
伊藤整文学賞で評価された『溺レる』。
受賞作文学賞作品
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第37回(2001年) 受賞受賞作: センセイの鞄
居酒屋で再会した元教師と教え子が、季節の食べ物や小さな会話を重ねながら静かに距離を縮めていく恋愛小説。淡いユーモアと孤独の感触が、成熟した親密さをやわらかく描き出す。
『センセイの鞄』は、川上弘美の作風が凝縮された受賞作。
277ページ恋愛食季節孤独日常
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第57回(2007年) 受賞受賞作: 真鶴
『真鶴』は川上弘美による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。
『真鶴』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。
266ページ受賞作著者の作風同時代性
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第66回(2014年) 受賞受賞作: 水声
『水声』は、川上弘美による小説の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。
『水声』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。
232ページ受賞作記憶人間関係社会葛藤
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第44回(2016年) 受賞受賞作: 大きな鳥にさらわれないよう
『大きな鳥にさらわれないよう』は、川上弘美による小説で、2016年の受賞対象作です。受賞記録と書誌情報を照合し、作品名と作者名を基点に内容紹介、刊行状況、読者向けの位置づけを整理しました。
川上弘美の『大きな鳥にさらわれないよう』は、賞の記録に残る題名から作品の主題と刊行状況をたどれる一作です。
394ページ受賞作書誌確認現代文学
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第76回(2023年) 受賞
幼少期をカリフォルニアで過ごした小説家の朝見は、離婚や手術を経たアン、作詞家のカズと、半世紀ほどの時を越えて東京で再会する。三人が酒席や会話を重ねるうちに、記憶、老い、恋とも友情とも名づけきれない感情がゆるやかに交わり、人生の時間が静かに照らし返されていく。
時間にほどかれた記憶と恋が、六十代の再会を静かに揺らしていく。
296ページ六十代の恋愛記憶と時間幼少期のアメリカ再会と距離感老いの自由
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第81回(2025年) 恩賜賞受賞作: センセイの鞄
作品
代表作
蛇を踏む
1996年 短編小説幻想と日常が交錯する短編。微妙な感情の揺れと独特の空気感が特徴で、第115回芥川龍之介賞を受賞した。
- 蛇を踏む
溺レる
1999年 長編小説愛や身体感覚を通して心理を描く長編。2000年に伊藤整文学賞および女流文学賞を受賞。
- 溺レる
センセイの鞄
2001年 長編小説中年女性と初老の男性の淡い恋愛を描いた作品。ベストセラーとなり、テレビドラマ化された。第37回谷崎潤一郎賞受賞作。
- [テレビドラマ] センセイの鞄 / 久世光彦 (2003)
- センセイの鞄
真鶴
2006年 長編小説箱入りの装幀も話題となった作品。2007年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
- 真鶴
水声
2014年 短編集水や静けさをテーマにした短編集。第66回読売文学賞を受賞。
- 水声
大きな鳥にさらわれないよう
2016年 短編集寓話的・幻想的要素を含む短編集。泉鏡花文学賞受賞、英訳版が国際ブッカー賞にノミネートされた。
- 大きな鳥にさらわれないよう
神様
1994年 短編小説デビュー作。パソコン通信経由で発表され、パスカル短篇文学新人賞を受賞。
- 神様
全著作
- 物語が、始まる
- 蛇を踏む
- いとしい
- 神様
- 溺レる
- おめでとう
- 椰子・椰子
- センセイの鞄
- パレード
- 龍宮
- 光ってみえるもの、あれは
- ニシノユキヒコの恋と冒険
- 古道具 中野商店
- 夜の公園
- ざらざら
- ハヅキさんのこと
- 真鶴
- 風花
- どこから行っても遠い町
翻案
- センセイの鞄(テレビドラマ化)
- ニシノユキヒコの恋と冒険(映画)
作家による翻訳
- 伊勢物語(現代語訳)
作品の翻訳
- センセイの鞄
- 大きな鳥にさらわれないよう
作風・主題
- 文体
- 幻想と日常の融合的描写繊細で静かな語り口空気感を重視する文体
- 頻出モチーフ
- 水鳥・動物記憶と郷愁中年の恋
健康
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幼少期の病気(詳細不明)小学校3年生の時に1学期間休む家で児童文学を読んで読書家になった
評価・遺産
幻想と日常を織り交ぜる独特の文体と『空気感』で高く評価される作家。多数の主要文学賞を受賞し、作品は映像化や英訳を通じて国際的な注目も得ている。
大衆文化への影響
- センセイの鞄(WOWOWによるテレビドラマ化)
- ニシノユキヒコの恋と冒険(映画化)
引用
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違う世界見える瞬間書きたい
出典: 産経新聞(紫綬褒章受章時の取材) (2019年)
豆知識
- 父は東京大学の生物学教授・山田晃弘。
- 大学在学中にSF雑誌に短編を発表(小川項名義など)。
- 俳句を作り、句誌『恒信風』などに参加している。
- 2009年に離婚、子供が2人いる(息子)。
- 2007年以降、芥川賞などの選考委員を務めた経験がある。