紅雲町ものがたり
珈琲豆と和食器の店を営むお草さんが、紅雲町の日常に潜む小さな謎と人の痛みに向き合う。穏やかな語り口の中に、町の記憶と人生の陰りが息づく。
日常の謎老婦人探偵商店街珈琲と器
作品情報
小さな店の扉から、町の謎と人の思いがそっと入ってくる。
吉永南央のデビューにつながる作品で、後の「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズの原点。受賞作は連作短編集『紅雲町ものがたり』に収録された。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2008-01-10
- ページ数
- 231ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163266503
- ISBN-10
- 416326650X
- 価格
- 752 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
とあるマンションの一室で虐待が行われていると気づいたお草。ひとり捜索まがいのことを始めるが…。オール讀物推理小説新人賞受賞作
レビュー
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良い状態
古本で安かったわりに 中身は綺麗な状態でした。 もちろん内容も良かったです。
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ミステリではなくて
主人公である草(ソウ)さんは、コーヒーと和食器を扱うお店のオーナー。 帯に 「おばあちゃん探偵」 とあるけれど、そんな感じではありません。 日常の謎を解決するミステリーものかと思いきや。 確かに日常の事件を扱った物語なのだけれど、そこに登場する人たちの秘めた思い、 過去が明らかになるたびに、切なくなったり、涙が出そうになってしまいます。 お年寄りが主人公なので、老いることや、自分の人生に対してを、淡々と、でもしっかりと受け止めていて、 物語に重みもあります。 個人的には「萩を揺らす雨」が、とてもよかったです。 シリーズものにならないかな。