作品情報
葉室麟の『いのちなりけり』は、受賞歴と刊行形態を手がかりに読まれる作品である。
葉室麟による『いのちなりけり』について、単独の単行本・文庫・短編集として確認できる資料を優先し、掲載誌や雑誌号の識別子は除外した。受賞作そのものを対象に、刊行状況と書籍としての同定可能性を中心にまとめている。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2008-08-07
- ページ数
- 255ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163272801
- ISBN-10
- 4163272801
- 価格
- 2350 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
重臣を誅殺した光圀公は翌日1人の奥女中を召し出した。この際、御家の禍根を断つべし――小城藩主への書状の真意は。清張賞受賞第1作
レビュー
-
生き様を問う一冊
葉室麟さんの数多くの著者の中でも、とりわけ胸に迫る一冊です。私はこの本を実は未読だったのですが、一般人の家庭にお邪魔する民放のバラエティ番組で取材を受けた方がこの本の魅力を語っていて、それがきっかけで購入しました。この一冊に出会えたことに感謝です。
-
葉室ワールド!
和歌を巧みに挿入して人の生きざまを見事に謳い上げた名作!
-
心に残る本
なかなか読み応えのある本です♪生き方なのでしょうね。
-
大根役者の台詞棒読み?
藤沢作品と比較するつもりはありませんが、 風景描写等、巧拙はともかくよく似ています。 そんなわけで、ついつい藤沢作品を思い浮かべながら読み進めてしまうのですが・・・。 結論から言えば、この作品には最後まで感情移入する事ができませんでした。 藤沢作品を読んでいると、あたかも自分がその場面の中にいるかのような臨場感を感じるのですが、 この作品では、わたしは客席から下手な芝居を眺めているような気分に成りました。 その原因は、登場人物の台詞。 大仰で、現実感に乏しい、 まるで台本を棒読みしているような白々しさ。 テレビドラマ化を予め想定しているかのような非現実的やりとりには、辟易とさせられました。 感動的なドラマ仕立てです。 ですが、高い評価を付けることはできません。
-
綺麗
気になる汚れは無く気持ちよく読むことが出来ました。
-
葉室麟にはまる作品の一つ
こだわり等仏教の原点?の真逆が面白い この作家の好きなところ‥それ以外の作品も同様。
-
いのちなりけり (文春文庫)
中古とはおもえないほどきれいでした
-
忠臣とは
冒頭、水戸小石川藩邸での光圀による藤井紋太夫の誅殺事件から始まる。その回想から幕政に不満を抱く朝廷側の中院通茂卿そして水戸光圀と佐賀支藩の小城藩主鍋島元武に対峙する将軍綱吉と大老堀田正俊亡き後暗躍する柳沢保明に抗う雨宮蔵人の生き様が描かれていく。藩命に従い事を成したが故に藩命により命を狙われ天命に生きる、思い人を護りその人に思いを伝えるために唯一首の和歌を探す。その人咲弥との再会で感極まりエンディングで光圀、元武に拍手喝采、なんとも清々しい。
関連する文学賞
- 中山義秀文学賞 第15回(2009年) ・候補