作品情報
恋人の体に宿るかもしれないものを、愛はどこまで受け入れられるのか。
坂井希久子の初短編集『コイカツ 恋活』収録作。オール讀物新人賞受賞作として、変わった身体感覚をめぐる男女のずれを描く。
レビュー要約
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奇妙な趣味や身体感覚を恋愛の問題に結びつける発想が印象的とされている。気持ち悪さと可笑しさの境目を行き来する点が作品の個性になっている。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2009-07-29
- ページ数
- 220ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163282701
- ISBN-10
- 416328270X
- 価格
- 1960 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
SMクラブの女王様など異色の経歴の持ち主である著者が、現代を生きる若者たちの恋愛風俗を鮮やかに描く。大型新人が登場した!
レビュー
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ちょっと危なげな主人公達の恋愛模様
踏みつけられフェチ?教授、やサナダムシを飼う男やなんやかんや危なげな主人公たち… 甘い恋愛ものかと思えばそうであるようなないような。 ちょっと自分には合わないなと思いながら引き込まれるように読み進め結局一晩で読み終えてしまった。 グロい描写もあるけれど意外と読後感は悪くない。
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一寸ビックリしました。
あまりにこれまでとは違っていて面白いといえば面白いといえますが、一寸しんどい本です。
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才気
特殊な関係の恋愛を描いた小説集です。 文を読んで、「才気」というl言葉を思い浮かべました。 会話と地の文のリズム・呼吸がよくて、文章で読まされます。 小説のつくりとしては、ふらふらとあっちへ行き、こっちへ行き、過去へ行き、現在へ戻り、とくり返すうちに、いつの間にか、スタートからゴールへと、ちゃんと向かっているのです。 うまいなあ、小説巧者だなあ、と思うのでした。 4編収められています。 個人的に、一番印象に残ったのは、冒頭の「かげろう稲妻水の月」です。 登場人物のキャラが強烈で、読み終わって、しばらくたっても、頭のなかから、人物が消えていきませんでした。 巻末を見ると、書き下ろし、とありますが、もしかすると、どこかの新人賞に応募して落選した作品かな、と思いました。 もしそうだとしたら、これを落とした雑誌はばかですねえ。 普通の恋愛小説に飽き足らない人にお勧めします。
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粋狂な恋活
オール読物新人賞受賞した「虫のいどころ」以外に、書き下ろし3作品を収めたこの本、 偏った恋愛を描いているものの偏執にならず、胸の空くような爽快感があり面白かった。 主人公たちは自分も相手に対しても、欠点を知ったうえで癖のある個性と恋愛しているので、 恋愛という形に酔っていない。 よって粋狂たちの恋愛模様と映り、なんだか笑えてしまう。 4作品全部にその作風が生きているので、次回作にもその作風が残っていそうで期待大です。
関連する文学賞
- オール讀物新人賞 第88回(2008年) ・受賞