日本の文学賞

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月と蟹

直木三十五賞

月と蟹

道尾秀介

道尾秀介の長編小説。海辺の町で孤独を抱える子どもたちが、ヤドカリを使った願い事の遊びを始める。遊びは次第に切実な儀式へ変わり、家族への不満、喪失、罪悪感が絡み合って、少年たちの夏を取り返しのつかないものにしていく。

少年小説海辺の町孤独家族罪悪感

作品情報

海辺の子どもたちの願い事遊びが、痛みを帯びた儀式へ変わる。

主人公の少年たちは、家庭や周囲にうまく居場所を見つけられない。海辺で出会うヤドカリをめぐる遊びは、願いを叶える儀式のような意味を帯び、やがて子どもたちの心の暗部を映し出す。瑞々しい少年小説の形を取りながら、罪と喪失を深く刻む作品。

レビュー要約

  • 子どもの視点の切実さと、無邪気な遊びが不穏さへ変わる過程が強く印象に残る。読み終えた後に、登場人物の孤独と取り返しのつかなさが静かに迫る。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
2010-09-14
ページ数
333ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163295602
ISBN-10
4163295607
価格
2025 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

「ヤドカミ様、僕の願いを叶えて」。行き場のない思いを込めた他愛ない儀式がやがて……。子供たちの切実な心が胸に迫る俊英の傑作!

レビュー

  • 衝撃‼️

    とても良かった

  • 後半の描写のスピード感が秀逸

    穏やかな前半に散りばめられた出来事や細かな心情の変化が、後半塊になって一気に話を進めていく構成は見事。小学生ではあるが、過去や周囲の影響から、特異な考えや気持ちを醸成した主人公を中心に、大きなうねりを生みながら終末に向かっていく様は、ドキドキハラハラを感じさせるのに十分

  • しっかりすべきは大人

    子どもたちの大人への強烈なメッセージだ。 しっかりすべきは大人だ。感受性豊かな子どもたちの純真な心を弄んではいけない

  • 背表紙に不具合あり

    背表紙の不具合って記載ありましたっけ?本として読めるので問題ないので良いですが、少し残念。

  • 惹き込まれます

    独特の惹き込み感あります。この方の作品の登場人物は子供率が高く、リアルには「こんな子供いない」とか途中で感じてはしまうんですが、それでも最後まで惹き込まれ続ける力があります。

  • 綺麗です

    息子がハマっているので購入。とても綺麗な状態です

  • 最後まで読めませんでした

    なんか退屈な小説でした。

  • 期待以上!

    この作家の作品とは初めての出会い。 期待していた以上の面白さで、一気に読み終えました! 緻密な描写で、映像が浮かび上がるようでした。

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