書籍情報
- 出版社
- 岩崎書店
- 発売日
- 2023-05-01
- ページ数
- 152ページ
- サイズ
- 19.5 x 13.5 x 1.6 cm
- ISBN-13
- 9784265840403
- ISBN-10
- 426584040X
- 価格
- 1430 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
あわいの世界で過ごした7日間を忘れない。 中2の鈴は、夏休みに田舎に帰省したが、ひょんなことから池に落ち、溺れてしまう。目覚めた場所は、この世とあの世の「あわいの世界」。そこには、死者の魂を送る死神・左衛門と八重という名の少女がいた。鈴は、左衛門のもとで送り神の修行をして、死を通じて生きることを見つめ直す7日間を過ごす。
レビュー
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めんどうくさい大人になってしまった?方にもぜひおすすめします!
日々いろんなことに追われて、ついうかつにしてしまってること。この本を読んで、何かを取り戻せたような気持ちになりました。タイトルからだけでは推しはかれない、とても大切なことと、とても面白いことが詰まった素敵な物語でした。泣きました。
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全体的に不自然で読みにくい
無理に今時の女子っぽさを強調した地の文に、年配男性的な古風な言い回しが混ざっているのが苦痛で、いまいち物語に入り込めませんでした。 ほぼ説明文の、展開のための会話中心にストーリーが進むので、伝えたい教訓はわかりやすかったです。繊細な心情も省かれていましたけど…。 好みの問題ですが、主人公が軽薄であまり好きになれませんでした。現代っ子をアピールする文章が多かったからかもしれません。 作者さんがなぜ主人公を少女にしてしまったのか、謎です…悪いわけじゃないんですが、SNSで女子のふりして書いた文章風できつかったです。 内容は淡々と進む職業体験。どうしても主人公が脇役になる構成なので、終盤のバトルシーンも「がちゃがちゃ揉めてるね」という感想しか持てませんでした。 設定とタイトルで★2です。
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ずっとずっと心を暖かくし続ける、魂が紡ぐファンタジー
とってもとっても感動しました。主人公の鈴ちゃんの優しさと葛藤と、心の成長と共に、魂の温度を感じるファンタジーです。
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人間に戻れる本
人間にはどうして「間」という漢字を使うのだろう、と思い調べたことがある。人間はもともと人個人を意味する言葉ではなく、場所を意味する言葉で、江戸時代からこう言い始めたらしい。集団で生きる場所の中に自分がいるというのはとてもしっくりきた。 それからまだ300年も経っていないが、私は、自分が人間だと言える自信がなくなっている。社会や世の中のなかに、こんなに多くの人がいたとは思えない。人間が一人一人ちがうことに気づいたことで、人間に人が住むようになり、人間から切り離されて動くことが良しと言われているようにも感じる。 この本を読んで思ったのは、出会ったものや別れたものとつながり続けているからこそ、ここに自分がいることだ。個を自覚しながらも、一方で人間を構成する一要素であり続けること。私は人間であり、人間は私であるという事実はとても温かい。