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クロウ・ブレイン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

『このミステリーがすごい!』大賞

クロウ・ブレイン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

東一眞

読売新聞社会部の新人記者・権執印が、カラスの異常行動と鳥インフルエンザの可能性を追う。現役記者の視点を活かした、バイオサスペンス寄りのミステリー。

バイオサスペンス記者カラスウイルス社会派現代ミステリー

作品情報

カラスが襲う。記者が追う。

第19回『このミステリーがすごい!』大賞 隠し玉作品。新聞記者の著者が、感染症と都市のカラスという題材を組み合わせて描く。取材のリアリティが生む緊張感が印象的。

レビュー要約

  • 取材に裏打ちされた設定や題材の面白さは評価されるが、人物や展開の好みはかなり分かれる。題材の奇抜さを楽しめるかが分かれ目。

書籍情報

出版社
宝島社
発売日
2021-03-04
ページ数
352ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.3 x 15.2 cm
ISBN-13
9784299014115
ISBN-10
4299014111
価格
770 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、読売新聞記者が描く記者vs.カラス! 日本新聞社会部・環境班の権執印(ごんしゅういん)は、カラスが人を襲う件数が増加していることに気づいた。取材を重ねると、カラスの変異はウィルスによるものだと説く学者もいる。権執印が、動物学者が狂暴化したカラスを目撃したという公園に赴くと、突如カラスの群れが襲い掛かってきて……。新聞社勤務の著者が圧倒的リアリティで描く、読み出したら止まらないバイオ・サスペンス!

東 一眞 1961年鹿児島市生まれ。86年筑波大学第二学群人間学類卒。83~84年米ニューヨーク州立大学留学。87年筑波大学大学院経営政策科学研究科中退、読売新聞社入社。地方部などを経て経済部。99~2000年米ハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所客員研究員。03~06年北京特派員

レビュー

  • テンポが良く楽しい作品 骨太で情報量も豊富

    展開が早くひねりもあり率直に楽しいエンターテイメント小説。黒いカラスの表紙で少し躊躇したが、買って良かった。 軽い筆致の中、筆者が意図しているのかどうかは分からないが、重いテーマが深く流れているように感じられ読み応えがあった。 生物学や新聞業界の蘊蓄も盛り沢山で知的好奇心も満足させる内容。同じだと思っていた東京のカラスにいろいろな種類がいることもこの本で初めて知った。鳥インフルエンザのこともニュースで聞くより分かりやすい。 東京23区内を舞台に新聞記者とカラスとウイルスが絡み合う物語で、コロナ禍時代の今、テレビドラマにすぐできそう。 筆者の次回作が楽しみ。

  • 現代東京のジュラシック・パーク

    マイケル・クライトンの『ジュラシック・パーク』(1990)を思い出した。スケールはそれより小さいが、新聞記者の主人公を取り巻く環境の描写にリアリティがあり楽しめた。

  • つまんない小説

    全く面白くない、山場のない小説 特に盛り上がることもなくだらだらだらだらと話が進んで事件解決 記者で主人公の権執印怜一にも何の魅力もないどころか不快感しか感じない 職場で特オチという大失態をして上司を左遷させて、環境班に飛ばされながら周りの人間を見下して内心馬鹿にしている心理描写、碌に取材もしないまともな原稿もメモも作らず社内特オチまでした挙句に後始末に駆り出された先輩の嫌味に「なんでこの人はこんなに攻撃的なんだろう?」って頭おかしいんじゃないのか 無能すぎてとった行動すべてが裏目に出て周りに迷惑かけまくってるのに自分一人でスクープを独占したいがためにスタンドプレーを続けるとか不快感しかないし、一番の問題はこの無能記者の頭の悪さが前に出すぎてて肝心のカラスが添え物扱いになってること、なんだこの小説

  • 予想より全然良かったです

    カラスが人を襲うというストーリーからして、適当な話なのかなと思いましたが流石賞を取っただけあってしっかりした内容の本でした。 主人公にはあまり共感できないが、伏線もしっかり回収されているし、現実に起こっていることを鋭く描写しています。 1年にジャンボジェット数万機のプラスチックごみが海に投棄されている事実なども織り込まれていて、最後まで興味を持って読みました。 次回作に期待したい新人だと思います。

  • 面白くて一気に読めました。

    エンターテイメントとして楽しんでいると、気がつかないうちにとても勉強にもなっている。 読後に残る静かな恐怖感にも深いテーマ性を感じました。

  • 本当のことを書いて

    この小説が面白いか否か。評価が分かれるようなモノではありません。何方かが書いていましたが、展開の面白さも主人公の魅力もありません。出版社は量産したいのだろうが、駄目なモノは駄目だと門前払いする有機が必要だ。そうしないと出版文化はもっと衰退する

  • 面白かったです

    面白かったです

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