【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」隠し玉】呪いと殺しは飯のタネ 伝記作家・烏丸尚奇の調査録 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
伝記作家の烏丸尚奇が依頼を受けて深山家を調べるうち、呪われたような不幸と地下室の痕跡、そして新たな殺人事件に行き当たる。家族の秘密と調査劇が絡み合うミステリー。
作品情報
調べるほど、深山家の秘密は不穏さを増していく。
2022年の『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品。伝記執筆の依頼から始まる調査が、深山家に連なる不幸と隠された地下室、そして新たな殺人へとつながっていく。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2022-04-06
- ページ数
- 287ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.1 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784299028396
- ISBN-10
- 4299028392
- 価格
- 104 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
第20回「このミステリーがすごい! 大賞」隠し玉作品。「感電死するような刺激を約束します」小説家としての道で挫折し、現状に不満を覚えながら伝記作家として細々と生計を立てている男・烏丸。彼の元に、ある大企業の創始者・深山波平の伝記を書いてほしいという依頼が来るが、そこには金銭のほかに「刺激」を約束すると書いてあった。妻は自殺、次女は失踪。心筋梗塞で波平が死亡した後、唯一残された長女は植物状態に。大企業の創始者一家でありながら、呪いのような不幸に見舞われ続ける一家・深山家。一家を調べるうち、烏丸は「蝶野森の魔女」と呼ばれていた次女の血なまぐさい奇行や、監禁と拷問の跡が残された地下室の存在を知る。深山家の「刺激」で小説家としての再起を果たそうと烏丸が決意した矢先、新たな殺人事件が起こり――。
レビュー
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事実が想像力を上回ったときに、ひとは恐ろしい目に逢います
一言でいえばとても面白かったですね、推理に出てくるような名探偵はいないけど、烏丸尚奇が作中の伝記作家で現実の作家さんでもあるとこは妙にリアリティが伝わるし、肝心な深山一族の人は語られる側で深山紅が現れる時に物語が終幕を迎えることになる、かなりスリラーのあるサイコ小説に成り上がったな。複雑な家庭環境に育てられたとは言え、深山紅は根っからの悪だと思ったほうがいい、不貞の子じゃなくても狂った執着心で深山家をめちゃくちゃにするのだろ、血は繋がってない深山波平と同じく残虐な裏の顔が存在するように、目的を達成するため手段選ばないレベルじゃない、誰かが死んでも他人の尊厳を蹂躙しても何も動じない、そういう人は自分に忠実なままで生きるケダモノですね。にしてもサイコ野郎が敵だと頭良すぎるし、モラルに縛れない分カリスマ性も兼ねたらかなり厄介だな
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せっかく面白いのに…
ストーリー全体としては、やや伏線が未回収な部分もありますがとても面白いです。語り口の軽妙さと、「世界一空気の読めない」編集者とのやりとりなどにより、本来は陰惨な事件をうまくエンターテイメントに仕上げています。ぜひ、シリーズ化していただき続編を読みたいです。もっとも、主人公は探偵役というよりも、ただ、巻き込まれて酷い目にあっているだけ(その意味では「調査録」という題名は正しいです)という感じが強いですが…。 ただ、残念だったのは背表紙にある出版社による、小説の概要説明の部分です。結構、中盤部分までの内容をネタバレしてしまっています。なので、できれば背表紙は読まずに(カバーでもかけてから)読むことをお勧めします。
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一気に読んでしまいました!
推理小説はあまり好きではないのですが、ついつい先を読みたくなり、一気に最後まで読み切ってしまいました。 ここからはネタバレです。 猟奇的な父親と、猟奇的な娘が登場します。この二人は実は親子ではないので、 遺伝でも何でもない…という点に少しシラケてしまいました。不気味感を出すために、キャラが被っただけだったか〜と…。
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このミスはハズレがない(^-^)
先が気になり、止まらない。このミスは全部読んでるが、外さず面白い。周りにも進めたい。そこだったのかと盲点をつかれる感じ。
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良くも悪くも想定通り
2023.06.07読了。 展開についてはおおよそ察せる内容。 結末についてあまり大きな驚きはない。 登場人物のキャラパターンがあまり多くない印象。 凄惨な場面などもっと書き込まれていたらリアリティが出たかも。 映画作品の「地獄でなぜ悪い」のような構造なので、書き足りないところも含めて主人公のせいになっているのが物足りないところでもあり魅力でもある。
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一気に読破しました
編集者とのやり取りをはさみながら、ストーリーを読ませていきます。一気に読破しました。 今後の作品にも期待です。
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楽して小説なぞ書こうものなら、、、
これはある種の全作家への戒めの書ですねw 残念ながら、真犯人の発覚や屋敷での出来事はそこまでめぼしくなかったのですが、自分を卑下する著者の一人称語りなど斬新なスタイルでなかなかに楽しめました。私は大賞作よりも全然好きですけど読む人を選ぶ小説なのかもしれませんね。
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私だけ?
ここ数年読んだ中では一番酷かった、最後まで我慢して読んだ自分を褒めたい。 設定、ストーリーに無理がありすぎ、ギャグのつもりの部分も笑えず(関西圏ではあれが面白い基準なのだろうか?)全体的に自費出版なの?と思える文章。 一つだけ良い点は、全ての小説家を目指す方に『この程度でも出版出来る』と希望を与えると思う。